Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

春の京都~vol.3感動的イタリアン

2016-04-25 | 旅のあれこれ

広島ブログ

今回の京都旅行は、美味しいものにはお金を惜しまない太っ腹、そして骨董類はキライ、甘いものは食べません、という男前女社長の親友K子ちゃんと、行ってきました。

なので、私の京都旅行では定番の骨董店巡りも、スイーツ巡りもパスする覚悟で、食事だけは厳選したつもり。
結果、1日目のランチで選んだ岡崎 平安神宮横のイタリアン「Cenci(チェンチ)」は、地方都市に住む一般ピーポーの私にとって人生最高のイタリアンでした。

京都野菜を素材にした名店「イルギオットーネ」の
料理長を9年務めた坂本シェフが、2014年12月にオープン。
あっというまに京都有数の人気店に。いまやとっても予約が取りにくい。2ヵ月前からの予約受付で、土・日のランチは瞬殺。
なのに、そのお店の土曜日のランチの予約が、運よくとれました。私には、食いしん坊の神様がついてるのかも!!と、うぬぼれそう。

サビサビの鉄門扉に、ミモザのリース。このエントランスだけで、ただものではない感が匂う。
高い天井に穴蔵のような雰囲気で、スタイリッシュですが、無機質な感じは無く、木のぬくもりが感じられる空間でした。室内空間もご馳走のひとつ。

メニューは、料理名ではなく、素材名だが書かれている。これは珍しい。素材を大切に生かしている、という決意表明でしょうか
                  

最初のひと皿。新玉ねぎ、ホタルイカです。ホタルイカはグリルしてあり、絶妙の火入れ具合。
そして、新玉ねぎのピユーレを布団に、サクサクのパイ生地と玉ねぎのチャツネが寝そべっている。ひと口食べただけで、抜群においしい。新幹線使ってでも食べにきた甲斐があったというもの

         
2皿目は、ナマのお魚です。トマト、山菜、ふきのとう、カツオ。なんなんだ??このカツオのねっとりさは。
野菜の下には、ふきのとうを混ぜ込んだバーニャカウダが敷いてありました。なんと、バーニャカウダーにふきのとうを合わせるかーーー!!
        
まだ、2皿目だというのに、なんかもう十分というか・・・。これだけのものを2皿も食べたら、それでもう大満足です、という謙虚な気持ちになりました。

とはいえ、お料理が出てきたら、帰ったりせず、ひるまず食べますけど。
3皿目はパスタ。花わさび、天然鯛、からすみのスパゲッテイです。天然鯛が、ゴロゴロと、たくさん入ってることといったら。
私の乏しいボキャブラリでは、表現できません。このパスタのパーフェクトなアルデンテを。どんな計算して火を止める瞬間を決めるのやら???
       

4皿目が隣のテーブルに運ばれる時から、気になってチラチラ見てたんですよ。
なにが???って・・・・・・このガラスボールを運ぶ時、フロア係さんがみな白手袋をしてるんだもの。ガラスに指紋をつけないための配慮でしょうか。

ピカピカのガラスボールの中はサラダ仕立て。パルミジャーノでこしらえたチーズせんべい(みたいなの)をパリパリと崩して混ぜていただきます。
こんもり野菜の下には、フロマージュブランと温泉卵。どっちもトロ~り。さらに、ぶっといアスパラも白と緑が1本ずつ鎮座してました。生のものをグリルしてあったので、うまみがギュギュギュウ~と詰まってました。
生のホワイトアスパラって春の味です
         

いよいよメインが来ました。どんこ椎茸、筍、黒米、七谷地鶏、木の芽。
どんこ椎茸と名乗るくらいだけあって、とってもどんこどんこし。この肉厚さときたら。小さくカットした筍と黒米がスープで焚きこんであって、うま~。
さらに、この地鶏ときたら、感動ものでした。ここまで香ばしくパリパリな鶏の皮を食べたのは、生まれて初めて。
肉質は、じっとりとジューシーなのに、このパリパリ鶏皮ってどうやって作るの???
           

そして、デザートは2種類。デザート好きの私が喜ぶまいことか。
ここで気になったのが、甘いもの苦手なK子ちゃんのデザート皿。食べれるかしら???食べれないなら、私がいただこう、と心配していたのですが・・・・・これを世間では、心配とはいわず、期待と言うかもしれませんが・・・・・。
K子ちゃん、デザート2皿完食。K子ちゃんの酒豪人生で滅多に無い快挙です。
抹茶、ヘーゼルナッツ、マスカルポーネのエクレアは、手づかみでどうぞ、と。この形状なので、どうしてもポロポロっと落ちてしまいます。そのかけらさえ惜しい。
                

2つめのデザートは、レモン、リコッタチーズ、バニラ。強烈に酸っぱいレモンにソルベに、リコッタチーズとバニラのほのかな甘みがアクセント。
             

食後の飲み物には、まずは茶葉がフルラインナップで出来て、お好きなものをどうぞ、と選ばせてくれます。
             

ではでは、と全部フタを取って、香りを嗅いでみる。さんざん、わあーわあー言っといてコーヒーで、と言ってしまったけど。
こんな月と星のイラストで来ました。店名と同じチェンチというイタリアの小菓子もついてきます。この小さな焼き菓子でさえ、美味しい、美味し過ぎる。
         

チェンチとは素朴な、古びた、という意味だそうで、そういう年月を経たような雰囲気が、シェフの趣味なんだそうです。
でも、素朴なというには、料理がビューティフルすぎるし、お店はオシャレ過ぎる。

雰囲気、接客、料理、お値段、ロケーション、すべて完璧なchenci。新幹線使ってでも、食べに行く価値あり、です

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白い花と野生種と

2016-04-24 | ガーデニング

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自宅前の道路を運転していたら、ノーリードの小型犬が、目の前をゆっくり横断して、ご近所の庭に入っていきました。
アレ、迷い犬???と思って止まって見てみると・・・・・・どうもフォルムが違う。
胴長、短足のその姿は・・・・・犬じゃない!!タヌキだっ!!
オットも『タヌキだ!!』と、同時に気づきました。

がぁ~ん、山が近いとはいえ、わが家は広島市なのに。野生のタヌキが、棲息しているのか!!どんだけワイルド地帯なんだ???
「イノシシでなくて良かったよぉ。イノシシだと危ないからね」と、オットはホッとした様子なのですが・・・・・・私は、タヌキも十分、怖いんですけど。庭に住みついたりしないよね???

では、気を取り直して、だんだん初夏に向かっている庭の白い花ばかりを集めてみました。

オーソニガラム。背の低い花だけで、インパクト大です。
            

グランドカバーに重宝するエリゲロンに、楚々とした小手鞠。
         

これはなんだったけ???カタカナの名前が覚えられないお年頃。
             

これは、オステオスペルマムだったかな・・・ほんとカタカナは難しい。
             


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春の京都~vol.2鼻の下を伸ばしてきました

2016-04-23 | 旅のあれこれ

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今回の京都の春旅の本当の目的は、青もみじでも、絶品イタリアンでもなく、京おどりです
        

舞妓さん、芸妓さんが一同に踊る京都の春の風物詩です。
祇園のみやこ踊りが規模も知名度も1番ですが、私たちが行ったのは、小規模の花街 宮川町の京おどり。小規模なぶん、舞妓さんたちが、目の前。


           

鑑賞前には、お茶席があってお薄とお饅頭の接待があります。
最前列に座ると、舞妓ちゃんがお抹茶をサーブしてくれますが、一般ピーポーのよそ者おばちゃん2人は、さすがにそこに座る勇気はない。
恥ずかしがり屋(爆)のワタクシたちは、後方の席で、和服姿のお接待さんが運んできてくれるお薄とお饅頭で十分でした。

K子ちゃんから「茶道ってやったことあるん??」と尋ねられたので、恥ずかしながら「結婚前に、5年くらいやってったよ」と正直に答えたら、明らかに「えっ???」って顔したぞ。
「じゃあ、3回ぐるっとやって、お茶を飲むか??」というと・・・・長い間やってないから、すっかりお作法忘れました。もう3回まわってワン!!くらいしか出来ないと思う。 

芸妓さんも、舞妓さんも夢のようにきれいですね。
みんな一様に白塗りだけど、華がある人、そそとした人、色っぽい人。舞妓ちゃんは、ティーンエイジャーだから、まだ子どものようです。
なかなかこういう踊りを見る機会は少ないので、良い目の保養をさせてもらいました。

そのあと、宮川町のお茶屋街をそぞろ歩いていると、出勤前の舞妓さんに遭遇。いや~ん、かわゆい。
      

おじさん化しつつあるおばちゃん2人で、鼻の下を伸ばしました。
お茶屋さん遊びって、究極のぜいたくよね。どんな人がするんかね~。まったく想像できない世界なので、詳しくは映画『舞妓Haaaaan!!!』でも見てみて。

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さよならBackerei ein

2016-04-22 | パン・スイーツ

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8年間営業していたドイツパンのお店 「Backerei ein(ベッカライ  アイン)」が21日をもって閉店。
ということで、お昼休憩の時間に、大雨の中をとぼとぼと歩いて、最後の営業日に行ってまいりました。           

ドイツパンのお店なのに、全粒粉のクロワッサンがとっても美味しい、とのanchan情報は、間違いではなかった。
なので、最後にもう1度クロワッサンを買おうと思ったけど、棚にはもうあまりパンが無かった・・・・・

厨房では、オーナーさんが明らかにクロワッサンと思える生地を、三日月形にクルクルっと操っておりましたが・・・・・次の焼き上がりを待つには、時間が無さすぎる。

なんたって最終営業日だから、行列してたらどうしよう???なんかイベント的なものがあったりするのかしら???
・・・・そんな心配も期待も一切関係なく、いつものように淡々と静かにパンをこねていらっしゃいました。
この淡々とした感じが、いかにも孤高のパン職人、て感じではあったけど。

1坪くらいしか無い店内が、あんまり静かなので、『美味しかったです』とか『お疲れ様でした』とかの声もかけれずに、私も淡々とお店をあとにしました。 

お目当てのクロワッサンは無かったけど、ドイツパンといえば、プレッツェル外しちゃいかんでしょ。
            

おあとは、まだ棚に残っていたものをいくつか。はちみつのバケットやら、チョコチップとマカダミアのハード系パン。オリープのはいったものなど。どちらも、あごが鍛えられる硬さ。これぞドイツパン。
            
            

オーナーさんは、淡々として見えたけど、今日で自分のお店を閉める、っていうのは、いろいろな思いもあることでしょう。
いつも美味しくいただいてるけど、今日はいつもよりもっと噛みしめて完食します

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春の京都~vol.1青もみじ編

2016-04-21 | 旅のあれこれ

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久しぶりに、京都で桜を見ようと、親友K子ちゃんとの京都2人旅に行ってきました・・・・・やっぱり、桜には、ちょっと遅かった(涙)
しかし、そんなことではめげない。桜は散っていたけど、新緑が美しく、青もみじの京都もまた、すばらしかったです。

・・・・・といっても、今回の旅の目的は、あれでしょ、これでしょ、あそこでしょ、と言いつつ、やはり「今回も!!」”美味しいものを食べる”というのが、メインテーマだったかも。
最初に向かったのは、東山の天台宗 青蓮院門跡のお庭。
         

キーヤンこと画家 木村 英輝画伯のふすま絵があることで有名。ホンモノ見てきました。目を惹くこの色、このフォルム。まさにキーヤンアート。印象的ですね~。時代を経たお寺にも映える現代美術。
               

京都セミナーのお仲間から教えてもらった青もみじの名所 北野天満宮の御土居。
紅葉の名所は、当たり前っちゃ、当たり前なんですが、この季節は当然、青もみじの名所でもあるわけです。このグリーンの中を歩くだけで、マイナスイオンで、肺がいっぱいになる気がします。
ハイシーズンから少し時期が過ぎているので、観光客もまばらで、こんな静かな京都も珍しいです。
         

夜の高台寺を訪ねると、門と石庭をスクリーンに見立てた、プロジェクションマッピングをやってました。う~ん、遊園地じゃないんだから、これってどうなんでしょう。お寺にそんなにハイテクはいらないような。ライトアップだけで十分ですが。・・・・・って、最前列で見たけどね。
この写真で↓わかるかしら???
            

こちらは仁和寺の中庭。遅咲きで有名な御室桜も、さすがに葉桜でした。
でも、仁和寺はとってもきれいなお寺で、庭も建物も見るものがあるし、そこそこビッグネームなお寺なのに、僧侶がちゃんと仏間で観光客相手にも、お説教もしてくださるのです。なんて良心的な。
郊外にあるので、1両編成の嵐電(らんでん)に乗って、のんびりと出かけてみました。のどかで良いですよ。


         
          
        

今日は、青もみじの絵ヅラだけで、えっ??食べ物は???と思ったそこのアナタ。安心してください。京都の美味しいものも、ばっちり堪能してきました。
今までの人生の中で最も美味しかった、と断言できる感動的なイタリアンにも出会えました。もったいぶったまま、明日に続く・・・・・

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