曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

実家父が…

2014年03月22日 | 日記

1週間ほど前に、普段夢など見ない私ですが、本当に久しぶりに夢を見て、もう13回忌も済ませた、実家父が夢の中に現れました。

それも、夜ではなく、その日はすごく疲れてしまって(今思えばこのころから体調が悪かったのねえ…)、夕方横になってまどろんでしまった時です。

たぶん、あれは、自分の今の家。

玄関から、廊下を通って、ドアを開けると、ダイニングテーブルがあります。

いつも通り帰宅し、ドアを開けると、そこのダイニングテーブルのいつも自分が座る椅子に、実家の父が座っていました。

「あら、お父さん来てたの?(その時は入院中だったのか?家で加療中だったのか?)よく来てくれたね。起きてて大丈夫なの?」

ちょっと待っててねと、たぶん、服を替えに行こうと、部屋に入ると、テーブルの上に布団が敷かれてそこに寝かされた父の姿が。

誰もいないので、思わず「お父さん!」とにこにこしながら、父を抱きしめるけれども、父は上を向いたまま表情を変えないのね。

かまわず、「お父さん、よく会いに来てくれたね。」とだきついままま揺さぶるけれど、やっぱり、上を向いたまま。

そうか、お父さん、もう、死んでしまったんだった…。

そうだね、もう動けないんだよね。

でも、うれしくて、「よく来てくれたね。」って頬ずりしたけれど、やっぱり、冷たくて硬かった。

そうだよね。もうお父さんは話せないんだよね。

もう、こっちも見れないだよね…。

これは、夢なんだ。

そう思いながら、夢はなかなか覚めなかった。

すっと、すっと、お父さんを呼びながら、揺さぶっていた。

夢なんだよ…。でも、夢なのが、悲しくて、目が覚めた。

 

その時、オットが帰ってきて、私は天井を見たまま、

「いつも、夢なんて見ないのにさ、

今ね、実家のお父さんの夢見てた。

たぶん、あれはお父さんが、死んでしまった時の、その時の夢だな。もう、会えないんだなって、もう、会えなくなっちゃったんだね。

お父さん、ちっとも動いてくれなかった。そうだよ、死んじゃったんだもの、これは夢なんだもの.

って思うんだけど、目が覚めないんだよ。

もう、お父さんには会えないんだなって悲しくなった…。」

って言ったら、オット

「俺にはじいちゃん、出てきてくれないなあ。まだ、一度もじいちゃんの夢見ない。

いいなあ。

俺も夢でもいいから、会いに来てもらいてえなあ。」

そうだよね。Gオさん、手術の手続きが終わり、面会して、ちょっとオットが席を外した時Gオさん、危篤になり、そのまま逝ってしまったから、お互い、未練があるだろうなあ。

でもね、オットは「いいなあ」と言った時、とっても明るい声だった。

悲しくなってしまった、私をいたわってだと思う。

そう言えば、オットはまだ、人前で泣いていない…。

 

 

 

 

 

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