Bこさんは、お姫様育ち故、家事や子育てなどは下々の卑しい人に、仕事として恵んでやっているという考えの人です。
まあ、それは、今考えると、育ちが育ちなので、ある意味仕方のないことなんですが、オットは私から見ると、母親に普通の愛情(世話をすることが愛情と言うならば)を掛けられないで、育った、ちょっとかわいそうな人に見えます。
ひたすら「庶民=なりあがり」の夫のGオさんが、母親の分まで長男のオットに愛情と手間を掛けて、育ち、会話はひたすら父親であるGオさんと、オットでしていました。母親であるBこさんは、会話ではなく、人の話を聞かず、横から遮るように話す。あるいは、グチグチと不平不満、人の悪口ばかり言い、何かしても文句しか言わない人でした。
母親であるBこさんは、頭脳明晰な次男(オットの弟)ばかりかわいがり、孫も次男のところの孫ばかりひいきする(これは、明らかにです)ので、Gオさんは、それを補うようにオットや私の孫を暖かく面倒を見てくれました。
オットとは離れて暮らしたのは学生の時だけで、あとはずっと、一緒にいるのに、オットが仕事から帰ってくると、うれしそうに毎日「お!帰って来たか!今日はどうだい?変わりないかい?」と喜び、夕飯の間も、ずっと、オットと話をしていました。
その、Gオさんが突然亡くなってしまい、正直Bこさんとの親子関係はどうなんだろうとの懸念があったのですが、Bこさんの劇的な変化もあり、とど体系のオットがよちよち歩きのBこさんの手を引きデパートなど出かけるという、ほんの3か月前まででは考えられないような親密な関係になっています。
60年以上経ってやっと、本来の母子関係になった。
と、思っていたら、
今日何を思ったか、オットが3時ごろ家に来て2階に上がってきました。
「ちょっと、早すぎるんだけど、誕生日のプレゼント(*^^)v
ばあちゃんにも、ちょっと違うけど、同じバックを渡したから(*^^)v」
と、こんなんくれました~~~
で、オットはBこさんを送っていて、仕事に戻りました。
プチ事件は、夕飯後に…。
「あんた(静岡弁だと、だれにでもあんたという)、○○(義弟=Bこさんの次男)がバックなんかくれたんだよお。だから、旅行でも行かなくっちゃなんないだよ。あんなもん、もらったら、持ってるところをみせなきゃなんないから、困るじゃんね。」
オット「は?○○から?
俺が選んで買ってきたじゃないか!
俺だよ俺!俺が買ったの!」
Bこさん「なんで?ちゃんと箱に入ってたから、○○からだよ。あんた、持ってきてくれたじゃん(宅急便が届きそれを渡したと思ったらしい)」
オット「違うよ。俺が買ってきたの!あんたにプレゼント。かあちゃんに買ってきたから、あんたはついでだけんね(ほんとは、違う。Bこさんの誕生日に買い、一緒に4月の誕生日の私にも買ってきてくれた)フン
俺ん、買ってきたの!」
Bこさんひたすら「だって箱に入っていた。」
オット「だからさ、プレゼントだから箱に入れてもらったの!」
Bこさん「だっていつも○○がプレゼントくれる(ほんとは嫁さんが買ってくれているんだけどね)。あんたはそんなことしないじゃん。○○でしょ?」
オット「俺が買ったの」
かわいそうにねえ。
せっかく、プレゼントしたのにね。
まあさ、昔からそうさ。
私は32年、それを見てきたからね。
せっかく、良い関係になってきたと思ったのにね。
一応、相続手続きも無事にすんだので、葬祭もろもろ色々頑張ったオットに何かしてやりたいんだけど、先こされた…。
ホントは夫婦でどこかのんびり行きたいけど、もれなくBこさん付いてくるからね…。
かたや弟たちはねえ、子ども達も無事全員就職したし、夫婦でのゆったりの時間のようですよ。
なんかなあ~~。
それでも、今日もBこさんの僕(しもべ)となって、お風呂の世話、頑張るオットでございます。
私はお風呂後のお世話でございますよ。
まだ、傷が治ってないので、その、手当があるしね。
私には「ありがと、ありがと」の雨あられなんだけど、オットは結構けちょんけちょんに言われるという、報われないちょ~~なんでございます~~。ちゃんちゃん!