4ヶ月の入院生活から、実家での介護保険を使っての、見守り(?)監視(?)状態のYこさんの生活が始まりましたが、始めからの大きなつまずき。
やはり、認知度が下がってくると、意思の疎通と言うものが、大変困難になると実感した、この2週間でした。
ただでさえ、日常が変わると言う事に対応の難しい高齢者。
今までリハビリ病院では、患者一人に多くのスタッフのかかわりがあり、例えば、飲み物ひとつにしても、パック入りのものはちゃんと、ストローも外して、吸い口を開け、ストローを刺した状態で運ばれます。もちろん、お茶だって、多少冷めるはあっても、ちゃんと湯のみに入れてくれる。
日課にしても、ちゃんと、一人ずつ表にしてくれてあり、リハビリに行く時も、必ず付き添いはあるし、もちろん、鍵を掛けて出かけるなんて必要はない。洗濯物はベット脇の袋に入れれば回収してやってくれる(もちろん、これは有料)
それが、退院して1偏。
日常の出来ることは当然自分でやらなくてはいけないし、日中は誰もいない。
デイの日は、自分で支度し、自分で鍵を掛け、お迎えを待ち…、知らない人ばかりのところで1日過ごす。
週3日、2ヶ所のデイサービス。週2日のヘルパーさんの訪問。
ヘルパーさんもいつも同じではないらしい。
それぞれに、お迎えもやり方も違い、ただでさえ曜日や時間がわからなくなっているYこさんには大きなストレスだろう。
そこに、一カ月に一度とはいえ、4ヶ所の病院に通院する。
内科、消化器科、整形外科、眼科…。
そして、それぞれの薬…。
こちらも、Yこさんのスケジュールを把握できなかったりする。
面倒を見ている弟夫婦にはものすごい負担であろうが、Yこさんにも大変なストレスだろう。
案外、一人で家にいた方がいいのかも、とも思うが、弟には心配でたまらないようで、ついつい、監視状態になり、退院後にはあれもしたい、これもしたいの母親との軋轢がある。
それに引き換え、Bこさん、
「Gオさんがいる時よりも今の方が、幸せ」なんぞ言ってくれるからねえ、非常に複雑なんですわ。
う~~~む。
いいのか!これでいいのか!?
いや、Bこさんには罪はございませんが、ございませんが!それはわかってますがね!
実家母が、かわいそうじゃ!
と、思ってしまう、わたくしでございます~~。
今日もですね、実は今年はもう、お雛さんは飾らずに(一応喪中だし)置こうかと思ったんでありますが、Bこさんがですねえ、「今年はお雛さんがないから寂しい」なんぞ、姫な言い方で、のたまったんでございますよ。
そうだよなあ、やっぱり、お雛さん飾るかと、昔自分で作った木目込みのお雛さんを引っ張り出したんです。でも、ちょっと髪の毛がね、寝ぐせはついているし、頭頂部の毛が抜けちまってまして、あわてて補修してましたら、
「なにそれ?お雛さん?いや~~、うれしい。かわいいねえ。」
と大喜びしまして、珍しくムスコも、「かわいい顔だよな。ちょっと髪の毛がなあ…」
なんて言っても
「かわいいかわいい❤え?よしこさん作ったの?(う~~んと、ずっと前ですけど、ほぼ毎年飾ってますが(;一_一)へえ~~。これなら買って来なくてもいいじゃん。(かわいいと言いたいらしいが、以前にはこんなこと言われた日にゃあ、腹立たしかったね。)るんるん❤」
いいよなあ。
こっちは、なんか、兜脱ぎ捨てちゃって、中身はぬいぐるみみたいなぽわぽわになっちゃったけど、実家母は、不遜の塊みたいになってます…。
まあ、正直、目の前にいるのが、ぽわぽわ、だから、いいんだけどね。
?いいのか?
わからん❣