つい先日(7月25日)の地元紙にオーディオ関連の記事が載っていた。
世界最大クラスの1枚板(縦2.2メートル×横4.85メートル×厚さ9センチ、重さ約900キロ)にSPユニットを取り付けるというのだからマニアにとってはまったく垂涎(すいぜん)の的。
自分のように「ああでもない、こうでもない」と、まるで重箱の隅を突っつくようなオーディオの世界もあるかと思えば、こういう豪快な話もある。
そもそも、スピーカーエンクロージャーの理想は無限大に近い大きなバッフルと決まっているが、一般家庭ではとてもスペースが取れないので仕方なくちまちましたエンクロージャーを作ってその中にユニットを容れているのが実状。
その辺の理由をとくとくと書きたいところだが「この暑苦しい時期に“訳知り顔”して理屈っぽいことを言うな!」と顰蹙(ひんしゅく)をかいそうなので省略させてもらおう(笑)。
興味のある方は「無限大バッフル」でググってみてはいかが。
とにかくこういうバッフルにユニットを取り付けると、板鳴りの心配がないだろうし第一、ユニット自体の背後が広い空間に恵まれて伸び伸びと呼吸ができ、きっと妙なる音を奏でてくれるに違いない。
この巨大バッフルの音を是非一度聴いてみたいものだ。
たしか、この紙面にある家具製作所は昨年の12月に訪問した大分市にお住いのOさん宅のパラゴン(JBL)を載せる台を独自に製作した業者との記憶がある。
当時、随分うまい細工をする製作所があるものだと感心したものだが、改めてそのOさんに連絡をとってみるとやはりそうだった。
Oさんの話によると、家具製作所から招待があったので出かけて現物をご覧になったそうで、近いうちに東京から専門家が現地にやってきて大掛かりなセッティング作業が行われる予定という。重さが900キロだから、運搬するのも大変だし、セッティングとなるとおそらくクレーンが必要となるに違いない。
その終了後には、改めてOさんに連絡が入る手筈とのことで、その時は是非同行させていただくようお願いした。
現地は日田(大分県)と福岡県との県境の山奥に位置しているそうで、今から訪問するのに胸がワクワク~。