「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

政治とカネ、そして「天敵」の存在

2025年02月09日 | 独り言

ここ数日、南国九州にも猛烈な寒波が押し寄せてきてメチャ寒いです。おそらく今がピークなんでしょう。気象庁の季節区分では冬は「12月~2月」になっています。

「冬来たりなば春遠からじ」3月まであと少しの辛抱ですね~。

昨日(8日)のこと、道路に面した自宅の車庫の中でウォーキング前の準備体操をしていたところ、近くの観光名所「湯けむり展望台」を目指して歩かれている中年のご婦人とつい目が合ってしまいました。



ついニッコリ微笑むとその方もにっこり~。

ああ、気持ち悪がられなくて良かった(笑)。「何県からお見えになったんですか?」「ハイ、静岡県です」「え~、そんなに遠いところからですか・・」 思わずシューベルトの名曲「冬の旅」を連想しましたぞ。

それにしても、ウォーキング中に行き交う人たちの「中国語の会話」がやたらに多いこと・・、別府に大量に押し寄せてきている印象ですね。旅館やホテルが潤うので、ま、いっか(笑)。

閑話休題


☆ 政治とカネ

世界の耳目を集める怪物大統領「トランプ」さんと、日本の首相「石破」さんとの首脳会談が終わりました(日本時間8日未明)。


何しろ日本はアメリカに「おんぶに抱っこ」の状態ですから、仲良くなれるに越したことはないですね。

テレビで拝見する限り、石破さんは少し表情が硬かったような・・。何しろ相手は何を言い出すか分からない破天荒の人物ですから仕方がないかもですね。

公式発表では、キャッチフレーズとして「日米関係の新たな黄金時代を追求する」 まずは、メデタシ、メデタシ。

さて、その石破さん・・、長い間総理候補でしたけど、とても「自民党の裏金」問題で派閥解消が進まなかったら「総理になれない方」だったように思います。政治家としては運が良い方です。しかし、この方もれっきとした「政治家二世」ですから、お金の恩恵には浴していますね。

どういうことかいうと、その昔「
霞が関」の現役官僚が覆面で書いたとされる「原発 ホワイトアウト」の中で、昨今2世代議士たちが多くなったとあり、それには功罪あるけれども、お金の心配をしなくていいので政策に没頭できる利点があると書いてありました。

「成る程!」と思いましたが、そもそもいったい政治になぜそんなにお金がかかるんだろうという素朴な疑問が沸き起こってきますよね。

「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちるとただの人」という言葉があります。厳しい選挙に勝ち抜いてようやく「代議士=先生」になったものの、次回の選挙で落選するかもしれないという恐怖心は余人にはとうてい計り難く、おそらく想像を絶するものがあるんでしょう。

したがって、国策よりもむしろ地元対策に余念がないのは容易に想像できますし、そのためには先立つものが要るというわけですが、「具体的なお金の使い道となると、いったい何だろう」というわけで雑誌にこういう事例がありました。

「世田谷区のある政治家の後援会の収支報告書では、約2886万の支出。事務所費約702万・宣伝事業費約614万・人件費約521万・パーティー開催事業費約321万…ポスターやチラシを作るのも、パーティーで金を集めるのも、カネ・カネ・カネなんです。マスコミにたびたび登場する人でコレなので、無名の新人を多数立候補させ、自分の派閥(グループ)に入れようとしたら、億単位の銭…それが現実です。」

現在、代議士については必要な経費の一部をたしか国が負担しているはずですが、それではとうてい足りないのでしょう。そこで経費の節約というありきたりの言葉が浮かんできますが、貧乏ったらしい代議士に国民の夢と希望を託すのは現実的ではないです。

ここはひとつ、せっかく代表として選ばれた代議士さんたちだから純粋に国策に打ち込めるような環境整備をしてあげるのが一番だと思います。

そこで、ご提案。

国が経費を現在の2倍負担する代わりに、代議士の定数を半分にしたらどうでしょうか。もし、それがダメなら有害無益な「参議院」をいっそのこと廃止したらいいと思うがどうでしょう。ちょっと短絡的ですかね~、ただし、かっての「小泉元総理」も一時、参議院廃止を唱えていましたよ(笑)。

☆ 「天敵の存在」

ときどきオーディオ・ルームを綺麗にしておこうと、整理整頓に励むことがあります。古いスクラップブックにも1頁づつ目を通して要・不要を振り分けていますが、いちいち中身を読むものだから時間がかかってしようがないです(笑)。

そのうち、つい興味を引かれたものが出てきたので紹介させてもらいましょう。


およそ14年前の地元紙に掲載されていたものでタイトルは「”のほほん天国”日本」。寄稿者は「丹羽 宇一郎」氏(元中国大使)。

このほど米国の首都ワシントンとニューヨークを訪問してきた。もっぱら学者と政治家にあったが、その時に話したのが、ナマコとカニをめぐる次のような日本の言い伝えだ。

ナマコは弱りやすく漁師が沖合で捕っても港へ着くまでにほとんど死んでしまうが、そのナマコの群れの中にカニを1匹入れておくと、生きたまま持ち帰れるという。

なぜか。カニはナマコの天敵に当たり、緊張するため死なないといわれている。科学的にはナマコの天敵はカニではないようだが、“何事も新鮮であり続けるためには天敵が必要”とのたとえ話として彼らに紹介した。」


この話の流れは、ソ連の崩壊とともに資本主義へのチェック機能が働かなくなり、リーマンショックをはじめとする金融危機などの暴走が始まったことにあるわけですが、これを現代の日本になぞらえると「天敵=カニ」に当たるのはロシアと中国、そして北朝鮮ではないでしょうか。

いっさい、進展がない領土問題(尖閣諸島と北方領土)、そして未解決の「拉致問題」やミサイルによる威嚇・・、さらには一番身近な韓国だって時の政府次第で元の木阿弥という可能性も残されています。

しかし、モノは考えようでこれら「天敵」のおかげで日本は絶え間ない緊張感のもとでモチベーションが維持できるとしたら、(天敵の存在は)かえっていいことなのかもしれないと前述の丹羽さんの寄稿を読んで思った次第。

ついでに、この話を身の回りのレベルに降ろしてみましょう。

組織で仕事をしたことのある人ならお分かりのとおり、誰しも中間管理職を経験すると思いますが上司と部下の板挟みになる厄介なポストですね。

そして不思議なことに上司と部下の両方の人材に恵まれることはまずないです。いろんな職場を経験しましたが、何かしら不都合な輩がどちらかに必ずといっていいほど居るものです。


しかし、振り返ってみるとたいして偉くもならなかったけど、気の緩みから大きなポカをしなくて済んだのもそういう連中のおかげだったのかもしれないと思う今日この頃です~(笑)。

したがって、もし組織の中で現在働いている方で周囲に「天敵」がいるとするなら、ここはひとつ前向きに考えることも一興ですよ。もちろん“度が過ぎる天敵”ともなると別問題でしょうがね。

たしか司馬遼太郎さんの著作「翔ぶが如く」(主人公は「西郷隆盛」)だったと思いますが、鹿児島の方言で「泣こかい、飛ぼかい、泣くよかひっ飛べ」という言葉が出てきます。

「迷ったら立ち止まっているより結果を恐れず行動してみろ」という意味 だそうです。

要するに泣き寝入りするような窮地に陥ったら「捨て身で生きろ」ということですが、人生にはそういう覚悟が必要なときもあるでしょう。


アッ、そういえば我が家にも “度が過ぎる天敵” がいました!

おかげさまで緊張と闘争の毎日が続いて、いつもフレッシュ状態でいられます・・、ときどき捨て身になって対応してますがね(笑)。



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