「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

新たな小型SPに挑戦

2021年10月12日 | オーディオ談義

人生というのは「ブレーキとアクセル」の加減で成り立っているように思う。

ブレーキばかり踏んでいても無味乾燥で面白くないし、それかといってアクセルを吹かし過ぎても破滅してしまう。

そのバランスの頃合いで各人の個性が自ずと明らかにされていく。

「オーディオ人生」も似たようなもので、どんなに欲しいものがあっても「耐え難きを耐え、忍び難きを忍ばなければいけない」のに、年甲斐もなく九州の片田舎にブレーキの踏み方を知らない人間が居た(笑)。

経緯はこうだ。

たまたまオークションで見かけた「モニター オーディオ」(英国)の「PLー100」。



寸法では小型SPの範疇に入るのだが、性能となるとおそらく際立っているはずと踏んだ。

というのも、このSPの大型版を数年前の「オーディオフェア」(福岡)で試聴したときにアッと驚くほどのサウンドに打ちのめされたから。

当時のブログを振り返ってみよう。


   

モニターオーディオ(イギリス)の「PLー300Ⅱ」(160万円)だが、これが一番気に入った。日本のイギリス大使館に収めてあるそうだが、とてもバランスが良く品のいい音で感心した。

低音域の沈み込み、独特のリボン・ツィーターによる高音域の自然な佇まいなど非の打ちどころがなく、これは欲しいなあ、一瞬、我が家のウェストミンスターを叩き売ろうかと思ったほど(笑)。

当日は、ほかにも数百万円前後のSPが目白押しだったが「タダでくれると言われても要らない」ものばかりで、へきへきしていたのだがこのSPばかりは別格で「いい音の記憶」は生涯に亘って「耳にこびりき」どうしても離れてくれない(笑)。

爾来、機会があればぜひと思っていたのだが、そのミニ版が出品されたのだから黙って見過ごす手はない。このところ小型SPに凝っているのはご承知の通りだがおそらくこのSPが極みに位置することだろう。

他にも同類としては「B&W」あたりがあるが、肝心のツィーターが「リボン型」ではないのでおそらく繊細さにかけては及ぶところではあるまい。

ちなみに現在使っている小型SPに「まったく不満はない」のだが、もっと「いい音」に出会えるかもしれない、それも確率が非常に高いという誘惑にはどうしても抗し難い(笑)。

とはいっても「ポケットマネー」で済む話ではないので大いに迷ったが、落札日(10日)の夕方に「これが勝負どきだ!」とばかり、思い切って盛大にアクセルを吹かした!!

以下、続く。



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