「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「黄金の組み合わせ」のスペアを求めて

2025年01月26日 | オーディオ談義

先日のブログ「このシステムの音を聴いて感動できないとすれば、それはあなたの耳が悪いからです」は、ガチのオーディオ記事なので、さぞかし「評判の悪いことだろうて・・」と期待していなかったところ、予想外のクリ~ンヒット(アクセス)に唖然~。

どうも読者の嗜好の傾向がよく分からんなあ~(笑)、ま、結果良ければオーライといこう。

ここで、ふと「ユートピア」(「湊 かなえ」著)の一節を思いだした。

「何で多くの人から認められたいなんて思うんだろうな。他人の評価が欲しくて作品に向き合っているうちは、多くの人どころか自分自身ですら心底満足できるものが作れないってことに、どうして気が付かないんだろう」           

なかなか含蓄のある言葉だと思うが、そうはいってもやはり読者あってのブログだからね・・(笑)。

それはさておき、冒頭の過去ブログで紹介した(オーディオ機器の)「黄金の組み合わせ」についていささか思うところがあります・・、というのもブログ主はかなりの「心配症」というか、用心深いタイプなんですよねえ。

どういうことかというと、日頃から命の次に大切にしているつもりのオーディオシステムだけど、所詮はモノなので寿命とか故障とかは宿命のように付きまとうもの。

で、そういうときの対処法も慌てないように日頃から頭の片隅に叩き込んでおきたい・・、つまり「スペア」を前もって準備しておくに越したことはないという思考の持ち主なので~す(笑)。

というわけで、具体論に入ろう。

<スピーカー>



レギュラーの「AXIOM80」(オリジナル:画像左)の代替品として、修繕期間のうちは「復刻版」(画像右)を使用すればいい。繊細さにおいてやや劣るけど、やはり「同じ穴の狢(むじな)」として十分我慢できるレベルにあるのは頼もしい。
 

<パワーアンプ>

レギュラーの「6A3シングル」(モノ×2台)の代替品候補は実はかなり恵まれている。

まずは「PP5/400シングル」、「WE300Bシングル」、「2A3シングル」、「6AR6シングル」(三極管接続)と枚挙に暇がないが、最近実験して見直したのが「171Aプッシュプル」だ。



さすがに「プッシュプル」だけあって、中低音域の量感が「シングル」に比べて分厚い印象を受ける。このアンプだと、サブウーファー(ウェストミンスター)はもう要らないんじゃないかな・・、そういう気がする。

ちなみに、昔、交流のあったオーディオ仲間が「71系真空管に限っては、シングルもプッシュプルも音の差がありません」と言ってたことを思い出す。

それに、真空管が全部で9本あってすべて点灯すると、冬場なので暖房の助けになる。つまり「暖房器具」としても使えるので、これこそ「一石二鳥」だね~(笑)。

<DAC>



現用は「エルガー プラス」(英国:dCS)で、音質の繊細さは近代の「D2R」(SMSL)に一歩譲るけど、たっぷりとした量感は確実に「一頭地を抜いて」いる。つまり「AXIOM80」独特の「線の細さ」を見事に補っていて、これこそ「黄金の組み合わせ」といえる~。

万一、故障したときは絶対に「即修理」だけど何せ「旧石器時代の産物」みたいなもので受け付けてくれる会社があるかなあ~。こればかりは唯一の不安要素だけど、これまで10年以上使ってきて故障は一度もないんだから取り越し苦労だよなあ~、と思うことにしている。

ほかに残るのは「プリアンプ」だけど、実力伯仲のスペア(3台)が目白押しなので、故障してもさして絶望の淵に沈むことはなかろう。

以上、スペアには不足していないのでどこかが故障しても、むしろ「ピンチはチャンス」になるかも・・、と前向き思考だけど、やはり故障しないのが一番だよなあ~(笑)。



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