「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「第九」の時期になった

2012年12月16日 | オーディオ談義

今年も残すところ、わずか2週間あまりになった。

音楽ファンにとって年末とくれば「第九」(ベートーヴェン)だが、大分地区では本日(16日)が開催予定日。例年、カミさんには、仕事がらみのお付き合いで入場券2枚が配布されてくるが、どうやら近所の散歩友達を誘って出かける予定のようだ。

音楽にあまり興味がないし、このブログにもいっさい無関心なカミさんだから心弾んで出かける様子ではない。

           

ちなみに、本日は衆議院選挙の投票日だが昨日(15日)、既に「不在者投票」を済ませている。我が町内の投票所は近くの小学校が会場になっているが、駐車場の出入り口の見通しが悪く、うっとうしいので今年から広い駐車場のある市役所に直接出かけて投票することにした。

カミさんと投票を済ませて、市役所の玄関を出るときにNHKの出口調査にカミさんがひっかかった。「野田内閣はいいが、民主党が不満なので別の政党に入れた」なんて趣旨の設問もあったそうで、なるほど、なかなか正鵠を射ている(笑)。

個人的な意見だが、一言でいえば民主党は人材不足だった。非常にお粗末な大臣が何人もいたが、これは政策云々以前の問題で、これでは官僚を使いこなせるはずがない。まだまだこれから気長に育て上げていかねばならない政党なのだろう。

さて、「第九」は20代の頃にフルトヴェングラー指揮(1951年:バイロイト祝祭盤)の演奏に心から傾倒したものだった。

第三楽章までは人間が作ったものだが、第四楽章に限っては音楽の神様が乗り移って作曲していると思ったほどで、当時は真剣だった。今となっては、すっかり熱も醒めてしまったがそれでもフルヴェン以外の演奏を聴くとイメージが壊れる気がするので、折角の生演奏だがいつものとおりパスさせてもらった(笑)。

ただし、合唱付きの第四楽章については「不要だ」という向きもあるようで、たとえば往年の名指揮者「ハンス・フォン・ビューロー」はベルリンフィルの常任指揮者を引退する最後の演奏で第四楽章を意識してカットし、第三楽章までを指揮して終えた。「アダージョで静かに終わりたい。」というのがその意向だった。(「指揮者 マーラー」94頁、中川右介著より)

たしかにベートーヴェンのアダージョは幽玄かつ深遠でまことに素晴らしいし、淋しく引退するのに「歓喜の歌」を指揮する心境にはとてもなれまいて。

ところで、この一年間の我が家の「音楽とオーディオ」のハイライトはジャズを頻繁に聴くようになったことが挙げられる。これにはオーディオ装置が大いに関係しており、 「JBL3ウェイシステムに375ドライバーを起用した」
ことが特筆事項。

これまで音に満足がいかず、始末に困って買い手を探していた「375」ドライバー(16Ω)だったが、たまたまメル友の示唆を受けてダイアフラム(口径10.4センチ)をJBLの純正(ダイアモンド・エッジ)に取り替えたところ、音が激変。危うく375の真価を知らないまま手放すところだった。

このドライバーは管楽器の演奏のときに最大の威力を発揮するようだ。

14日(金)に我が家にお見えになった市内のYさんのご意見では「やはり管楽器はホーン型システムで聴くほうがいいです。もともと楽器そのものの形がホーン型になっていますからね」。Yさんは実際にフルートを演奏される方なので非常に説得力があり、勇気づけられる。

弦楽器の再生に堪能な「AXIOM80システム」と管楽器の再生に威力を発揮する「JBLシステム」は我が家のシステムの車の両輪である。

今のところ、一つのシステムで弦楽器と管楽器をうまく再生するのは至難の業のような気がするのだが、どうだろうか。

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