天気も安定してそうだったので今日は少し遠くの「難波田城公園」まで足を延ばした。
ほんとは午前中が良いのだろうが、公休でゆっくり朝寝をしてしまった。
2時過ぎに家を出てたっぷり3時間ほどCobbyと歩く、少し汗ばむくらい気温は高いがとても気持ち良い風もあり散歩は爽快だった。
公園についてまず目に飛び込んできたのは藤棚、若干盛りは過ぎてしまっているようで色が少し褪せてきている、それでもまだ見頃は過ぎていない感じ。
きれいなのだが、私のご近所さんの家に作られた藤棚のほうが何倍か素晴らしいのでそれほどの感激はない、家に帰る時ちょうど家人と出くわしこの公園より素晴らしいという話で盛り上がった(笑)。
古民家がいくつかあるのだが、今日はGW前の平日というせいもあり人はほぼ皆無、とても静かだ。
ゆっくりカメラで遊ばせていただいた、古民家の庭には大きな鯉のぼりがゆったりと泳いでいた。
うちは女の子ばかり4人だったのでこうした鯉のぼりに縁がない、それゆえ男の私としては見ていてうらやましい感情が湧いてくるがこればかりはどうしようもない。
静かな家屋内を覗き見る、こうした昔の家の造りは土間があり天井が高く、なおかつ風通しの良い構造になっていて夏もとても涼しい(まあその分冬はこたえそうだが…)。
広々とした空間がなんともいえず落ち着いた雰囲気を作っている、現代ならではの癒しの空間ではなかろうか・・・。
私の家も建て替え前は昭和の作りだったので部屋の仕切りはふすまだけ、とてもオープンな環境が今の娘たちの性格を親としてありがたいものとしてくれたと思っているが、昔のこうした家の作りというのは人間形成にとってとてもよい環境だとつくづく思う。
懐かしい、暖かい空気が満ち溢れている・・・。
家の周りを歩いているとまた素敵な空間を見つけることができる、裏庭にはあちこちに可愛らしい花がたくさん咲いている。
この白い花とヤマブキが草の緑にとても映えて美しい景観を作っている。
夏におびただしい数の花が咲く「古代蓮」の池には近くの八重桜から花びらが舞い落ちている・・・。
この花弁の主の八重桜、若い緑の葉とのコントラストが素敵な爽やかな色をした八重である。
またすぐそばにはそれと好対象に鮮烈な赤を誇示しているツツジも・・・、
やはり見頃を迎えた花達を見られるというのは素敵な時間です、その活き活きとした姿を見るだけでとても癒やされる思いだ。
裏の門近くにある梅の木にはうっすら赤く色づいている梅の実がたくさんついていた。、この熟していく前の実というのはまたとても美しい。
この難波田城公園は民家と隣合わせになっていてそれほど広くはないのだが、とても綺麗に整備されており、いつ来ても落ち着いてゆっくり散歩できるところが気に入っている。
これからは堀の一画に作られた花菖蒲が楽しめる季節がやってくる、そして古代蓮・睡蓮・・・と季節ごとに見られる花たちも楽しみな場所である。
こちらは秋も目を楽しませてくれそうな四阿(休憩所)・・・。
一周りして中央の古民家の広場まで辿り着く、その古民家もまた味のある作りなのだ。
ここは休みの日などは沢山の人が家に上がって休憩している場所でもあるのだが、やはりとても綺麗にされている。この日はほとんど人がいないのでその綺麗さが特に目につく。
広間の中央に置かれたちゃぶだい、とても懐かしい、笑い声が聞こえてきそうだ・・・。
広場横の小屋には子どもたちのために昔ながらの遊具が置いてある、メンコ、コマにベーゴマ、竹馬やフラフープまである。
なんと昭和の匂いがすることよ、おじさんとしてはこの「回しもの」に思わず手が出てしまう。
Cobbyがいなければベーゴマにチャレンジしていただろう・・・(笑)。
今日はとても長居をしてしまった、夕焼け放送を聞く時間にようやく帰り道だ。
道端の草花も色様々なものが目につくようになってきた、
やはり春はいいなあ・・・。