9/21の休日ようやく天気の良い日に休みがぶつかったので午後にCobbyの散歩を兼ねてレンズやカメラを新調した時にテストで使う『難波田城公園』に出掛けました。
青空がとても気持ち良い一日でしたねえ。
柿の色付きはいまひとつでしたが空の雲がとても秋っぽくなってきましたので写真が少しカラッとしてきました^^。キバナコスモスも少し強めの風になびきながら素敵な姿を見せてくれました。
やはり背景の雲がとても良いですこの雲を入れたくて中腰になったんですが風に揺れるコスモスにピントをあわせるのに苦労して腿と腰にかなり負担がかかり恥ずかしながらちょっとフラッときました(笑)、撮り終えて横を見るとCobbyが反対側を向いてお座りして待ってました、いつも楽しみの散歩の邪魔をして申し訳ないと思っております^^;)。
いつもきれいな花を植えているお百姓さんのところではまたもやきれいな花を発見、なんという花ですかね?
そして公園か見えてくる頃には畑の周りにたくさんの彼岸花がこちらでは今が盛りとばかりに咲き揃っています。家の近所の公園はもう終盤過ぎて見るも無残な姿になってましたが、やはりきれいな状態の彼岸花がたくさんあるとある種絶景ですね。
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こんなに綺麗に咲いているのを知っていたら早起きして朝日に輝くところを撮るんでした…残念。
公園入口にあるコブシの木にはちょっと小さめなトンボ2匹が枝を離れては留まり離れては留まりを繰り返えしてました、ファインダーを覗いてピント合わせをしているとなんだか『早く撮って』と言われているようでおかしかったですね。
ここで赤い自転車が目に止まり前回彼岸花と一緒に赤つながりで撮りました...
そしていつも試し撮りする時は古民家の入り口とセットで撮るんですが、今回は人がいなかったので古民家通りを入れて昔懐かしい赤いポストを一枚いただきました、なかなかいい雰囲気ですよね。このアングルは今まで気づかなかったですが次の機会に角度・高さなどもう少し詰めてもいいかな・・・。
Cobbyのせいにすると可哀想なのですが、カメラの位置がほんの少し違うだけで写真の印象は随分と違ってきますからベストポジションを探るために何枚も撮らないとだめですよね。なんたってCobbyくんは草むらの匂いを嗅ぎたくて急かすんですよね、撮影に本腰入れるような時はついつい散歩も長丁場になってしまいます(笑)。
前回見つけたとても雰囲気のある五右衛門風呂も外せません、午後4時過ぎの古民家の中でとても暗いのでここはいつも絞り開放(f1.4)で撮ります。
ここは光の入り方がとても良くてこうしてとても柔らかな雰囲気で撮ることができます。ただ前回同じplanar T*1.4/50を使ってD7200で撮ったのですがお風呂の蓋までピントは行ってました。やはりAPS-Cでの35mm換算:75mmの画角に合わせて撮ってもセンサーサイズと被写体までの距離の違いがはっきり出てフルサイズは蓋あたりがボケてくるということですね。
そして今回α7IIの実力を如実に発揮したのが古民家の室内を撮ったものでした、まさにplanar T*1.4/50の面目躍如とでも言ったら良いのかその場の空気感をしっかりと写し出しているようで驚きです。
逆光気味のスタンスでしたのでハイライト部分に合わせて-1EVほど露出アンダーで撮ったのですがLrにての現像時にシャドー部を少しずつ上げていくと影の部分の情報がしっかりと残っており、自分的にも見事な仕上がりになりました。ぜひ拡大してみて欲しいですね、これぞ私的『気持ち良い写真』の一枚です(笑)。
もう一枚は広場に接した古民家の方で普段は一番人が賑わうところです、この日はもう閉館直前くらいだったのでほぼ人は皆無でした。艶のある床と奥の畳の空間の柔らかいボケによりちゃぶ台が見事に浮き上がってきます。なだらかなボケもplanar T*1.4/50ここにありみたいな感じです^^。
とてもいい感じです、って自己満足してますがどんなもんでしょうかねえ。少なくとも自分がこう出来上がってほしいという画が出ております。イメージ通りと言えばいいんでしょうか・・・ハイ。
そしてこれもそうなんですが、傾き始めた西陽を受けて輝く稲とギリギリ影になりだしたカカシたち。そのコントラストをまさにイメージ通りに切り撮ってくれてます。
D700などの一眼レフを使っていると光学ファインダーはとても(見慣れて)見やすいのですがあくまで出来上がりをイメージしながら露出を決めてシャッターを切り液晶か帰ってからPCで結果を見るというのが普通でしたが、このミラーレスのEVF(電子ファインダー)はある程度出来上がりを確認しながら撮れるというところが凄いですね。とはいえまだまだまだ私は光学ファインダー派なんですが・・・^^;)、5軸手ブレ補正のおかげでピント拡大画面のとても安定したファインダーに慣れてくると逆転するかもですね(笑)。
そしてこちらの一枚はある意味情報を破綻させずに撮るだけ撮って現像時に手を入れて仕上げなければ見られる画にはならないだろうなという撮り方でした。パッと見どちらかと言えば『汚い画』なのです、盛りを過ぎたどころか一部の葉以外枯れてそろそろ片付けられる寸前のようなどろどろしたシーン(古代蓮の池)ですので。
あの素晴らしい古代蓮の終焉を迎えた姿です、さすがにplanar T*1.4/50で少し残った池の水に写る青空然りなんとか生気の残った上に伸びる葉の緑と張りなどしっかり写し撮ってくれてました。葉がすべて枯れる頃に係の方がきれいに片付けるのだろうが、スッキリした頃もう一度撮影すると「そこはかとない寂しさ漂う」写真が撮れるかもです。
そして今回はさんざん連れ回されたCobbyくんの一枚、やはりf2.0あたりが雰囲気の良い写真となりそうです。
トリミングしたてはとてもちっちゃく見えます、もうすぐシニアの領域(7歳)に入るんですがこうしてみるとまだまだ可愛いですね。
帰りに再び通った畑の彼岸花は夕陽を受けてとはいかず、太陽が落ち加減の中の一枚になりました。
でもその分「赤」がしっとり落ち着いた色に出て良かったかと思います。
こうして午後3時過ぎから日が落ちるまでCobbyとスナップして歩きましたがα7IIの良いとこばかりではなく初代ではあまり気にならなかった負の部分も見えてきました。AWB(オートホワイトバランス)ですかね、少し先代より右往左往する感じがあります、現像する時けっこう目立ちました。今度はオートではなく太陽光で撮ってみますかね。
先代のα7とセンサーは変わらないかと思っているのですが、IIになってから色を含めた画質がけっこう良くなっていると思います。ずっと同じレンズ(planar T*1.4/50)で見ているので間違えないところかと・・・まあ結果として良かったです。
こうなると「高度な散歩カメラ」のつもりだったのですが、これからの時期出掛けて紅葉など撮ってみたくなりますね。もちろんその時はぐっと安定して使えるDistagon T*1.4/35を付けて撮りますかね。
※ カメラ:Sony α7II
レンズ:planar T*1.4/50