「早い?安い?それなり・美味しい」・・・やはり嗜好の世界。
昔から珈琲は人並みに飲んでおりましたが、せいぜいコーヒーメーカーで楽しむ程度。
豆にもそんなにこだわらなかったので、スタバなどで挽いた豆を購入し平気で二カ月
くらいかけて飲んだりしていた。
カフェオレとして飲んでいたので古くなった珈琲のちょっとした「酸っぱさ(けして珈琲
としての味わいの苦み・甘み・酸味の酸味ではない)」がごまかされていたのだと思
います。
壊れたコーヒーメーカーの買換えの時にネットで手広く商売しているKコーヒー店
で豆と一緒に購入し、はじめて家でもストレートで飲める珈琲を体験した。
それ以来いろいろな珈琲をためしております。
そんなとき面白い本と出会った。
「コーヒーに憑かれた男たち」 嶋中 労 著、中公文庫¥780
日本のコーヒーにおける第一人者3人プラス1人(内2人は亡くなられた)の伝記というか、
それぞれの珈琲にかける情熱を様々な角度から取材したルポルタージュ。
面白かったです。
味覚は十人十色だから「うまい珈琲」という絶対的な基準はないが、「よい珈琲」はある、
という考え方。
「良い豆を、豆にあった焙煎をし、淹れ方にそぐう挽き方で、鮮度の高いうちに正しく淹れる」
という方法論を三者三様の生き方・哲学とともにエピソードをはさみながら紹介している。
三者の微妙な違い、頑固なこだわりなどが読み取れて非常に興味深かった。
そしてその3人の中の一人、カフェ・バッハの田口 護氏の監修したビギナーのための本が
こちら・・・。
「珈琲の楽しみ方BOOK」田口護監修、成美堂出版¥620
好みの豆の選び方、挽き方、淹れ方...etcなかには自分好みのブレンドの作り方まで。
珈琲を楽しむために基本的に知っておきたいことがギッシリです。
そして今日の一杯は・・・、
ブラジル産「モンド・ノーボ・ドライ・オン・ツリー」 200g・1,300円、土居コーヒー
ここのショップは注文を受けてからの焙煎ゆえ届いた日の1~2日前の日付が
焙煎した日として明記されている。
まだ2種類しか飲んでないのでなんとも言えないが、とにかく淹れていて豆が良く膨らむ。
この「モンド・~」は変な言い方だがスッキリとした苦みが特徴。
後味がよい、飲み込んだ後に口の奥で気持ちの良い苦みがしばし残り楽しめる。
その後味がなくなるころ次の一口が楽しみになる・・・といった具合です。
正直冷めてもおいしいです。
コメント
- O'JIN [2008年5月3日 3:16]
- ジェスロ・タックさん、初めましてojinと申します。誠に、さしでがましいようですが、もしキャラバンコーヒーのゴールデンキャメルを飲まれた事が無いようでしたら、参考までに飲んでみてください。ゆきさんのコメントがあったので驚きました。ところで貴方のブログは何処にあるのですか?すみませんが、この場をお借りして、聞いてしまいます。
- ジェスロ・タック [2008年5月3日 11:36]
- >O'JINさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
「キャラバンコーヒー・ゴールデンキャメル」のお薦めありがとうございます。機会があれば是非飲んでみたいと思います。まだまだ自分の好みがどこの(どの傾向の)珈琲なのか定まらない新参者ですのでよろしくご指導下さいませ。
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