< Today's Photo and Word >
人生は奇跡ではない、 軌跡である 種田山頭火(俳人) |
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きょう会社から帰ると私宛の小さな包のゆうメールが届いていた・・・先日古本で探したアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真集を頼んでおいたのを思い出した。さっそく開封して手にとって見る、大きさはB6判くらいであろうか、写真集とはいえそれほど大きな本ではない。
Pocket Photo:Henri Cartie-Bresson(創元社)
しょっぱな表紙から何とも言えない構図の写真が張られているではないですか、そそられます(笑)。
しかし古本といえば新刊本の価格よりいくらかでも安くなるかと思うのだがこの手の写真集はこんな解説本のようなものでも長く品切れなど起こしていたりそれこそ絶版にでもなると値段が跳ね上がるんですね...出版元の創元社で確認してみると1,512円(税込み)が新刊本の価格、この古本は「ほとんど新品」という状態ではあるが古本であることは間違えなく、それでも2,700円(税込み)ほどしました。
確かに作りはしっかりしており、写真をしっかり見て楽しむことができるよう本の綴じ部分が開きやすく作られておりとても良くできている。掲載されている写真は本がB6判であるからほぼそれいっぱいに載せてありハガキより少し大きいくらいである...十分写真も楽しめるようになっている。これならロバート・キャパも在庫があるうちにと思い創元社のホームページからきょう注文しておきました・・・もちろん定価の1,512円で(笑)。
何でしょうかね...この有名な写真家の写真が見たくなる衝動というのは。雑誌や書籍で色々プロの作品を見てきているんですが、やはり断片的であり上っ面しか見てなかったということがあるんですね。今回たまたまブレッソンの作品をとてもわかりやすくそして魅力的に解説している本に出会ったことがとても大きかったんだと思います・・・というよりかはそうした言葉が理解できる素地が自分の中にできてきたんだと思います。
私は天邪鬼な性格もあり人から良い作品を見るのも勉強と言われて、分かっていてもその気が起きず見過ごしていたんですね。でもこうしてみたくなる気持ちが強くなっている時は共感の度合いもとても大きくなると思うのでけして「遅い」ということはなさそうです、「必要は発明の母」ではないが「その時」がきたんだと思います(笑)。
さてさて、これから寝る前にじっくりこの本を読ませていただくとしましょうか・・・。
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