2009年11月19日、今が見頃だという長瀞に紅葉ライトアップを見に行ってきました。
ここ何日かとても寒くなってきた。
近場でも素敵な紅葉が見られるだろうと検索、「長瀞」がヒット、
11月14日より月の石もみじ公園ではライトアップも始まっているという。
近くに日帰り温泉施設も見つけたので妻と出かけることに・・・。
当日(19日)は朝からとても寒く、せっかくの長瀞「ライン下り」も無理かと
朝はゆっくり9時頃出発。
<コース>
三芳PA→(関越道)花園IC.→(140号)長瀞→(一般道)小柱→(一般道)長瀞
→(皆野寄居有料・140号)花園IC.→(関越道)三芳PA
行きは途中PAで珈琲タイムを取りながらのんびり、この辺が近場の良いところですね。
高速を降りてから140号を真っ直ぐのとてもわかりやすいコース。
長瀞駅前交差点を左折し駐車場へ、とてもすいてます。
料金を払いながら駐車場のおじさんから「舟は乗りますか?」と聞かれ、
妻としばらく迷ったが初志貫徹・・・、受付で駐車料は戻ってきた。
ちょうど出発するコースが上流から岩畳までのコースだったので
乗船する場所までマイクロバスで向かいます。
写真で見ていた舟と大きさが少し違うと思ったらこちらは「荒川ライン下り」、
よく目にするはっぴを着ている舟は秩父鉄道の「長瀞ライン下り」だそうだ。
舟の違いはてきめんにスピードの違いに出てきます、こちらの舟は幅があり
安定感はあるが、急流でのスリル感は「長瀞ライン下り」に分があるそうだ。
出発してしばらくすると見えてきた「荒川橋梁」、ジャスピンのタイミングで
3両編成の電車が鉄橋を通りました、実に味のある橋梁です。
背景の紅葉も素敵でした。
自然の造形美、こちらは確か「虎岩」?
てっぺんにしめ縄に付くお札のようなものがあり。
色も変わっていて少し茶褐色のよう・・・。
右に見えてきたのが亀の子岩。
こちらはすぐ分かります、目と鼻と口なども見て取れます。
急流のハイライト「小滝の瀬」、
なのですがこの舟ではそれほどスリルはありませんでした・・・残念。
けっこう寒かったのですが、着せられたライフジャケットのおかげでけっこうしのげます。
景色に集中できました。
ゆったりした流のなかを紅葉見物、曇り空のためせっかくの景色もあと一歩というところ。
秩父の赤壁、驚くばかりの一枚岩。
こんな感じで、特徴ある岩と素敵な色の川の水、そして紅葉
ゆったりとした川下りが味わえます。
この日は20分ほどで岩畳の船着き場に到着。
スリルはあまりなかったが、舟下り3社の中では一番長いコースが楽しめます。
舟を下りたあとはのんびりと岩畳を散策です。
この後から来た舟が秩父鉄道「長瀞ライン下り」です、確かに舟幅が狭い。
岩畳ベストポジションで記念写真を一枚。
曇り空のおかげでどちらの方向も綺麗に写真が撮れるのですが、
やはり色加減が今ひとつですかねえ・・・。
ひとしきり散策を楽しみ時間もお昼、
岩畳通りを物色していたら蕎麦屋のおばさんに「新そばで美味しいですよ~」と声を掛けられ
吸い込まれるように暖簾をくぐってしまった(笑)。
昼食後たくさん試食をしながら豆や漬物を仕入れ、ライトアップ会場の月の石もみじ公園へ
向かいます。
線路沿いに歩いたのだが、途中からこうして川沿いの道になる。
瀞(静かな川の流れ)が長く(1km以上)続くところから“長瀞”と云われたそうだが、
まさに静かなせせらぎが心地よかった。
10分くらい歩いたでしょうか、会場の公園に到着です。
紅葉のエリアはそれほど広くはないのですが、とても綺麗でした。
落ち葉が赤い絨毯を敷き詰めたようでフカフカのとても気持ち良い歩き心地でしたねえ。
冷たい空気と素敵な紅葉・・・思わず深呼吸です。
お向かいには県立自然の博物館があり、そちらにも綺麗に整備された広場の中に紅葉が。
素敵な一本の木の前で一枚撮らせてもらいました。
ライトアップまでまだけっこう時間があるのでもう一つのお楽しみ「温泉」です。
長瀞駅から車で10分ちょっと走った小柱にある「秩父川端温泉・梵の湯」へ。
まだできて間もない施設のようでした、とてもきれいです。
目の前で大きな橋の工事をしてましたが、皆野寄居有料道路がここまで延びるそうです。
できると帰りが非常に便利になりますね。
館内はすべて畳敷き、とても快適です。
こちらには今人気の岩盤浴の施設もありました(別料金・予約制)。
さっそく入浴タイム。
男女別に内風呂、露天風呂、足湯・ミストルーム(確認できず)などがあり、
特に前回の上野村「しおじの湯」同様“源泉水風呂”を期待したのですが、
寒い時期のためか入浴不可で、掛けるのみとなってました・・・残念。
加温・循環とはいえヌルすべ感もあり浴感はとても良く温まりました、
内湯はちょっとした温泉旅館のお風呂といった風情で泉質も含めおすすめです。
入浴後は広間(お座敷)でTVを観ながらまったりと休憩。
広い窓の外はちょっと雰囲気の違うこちらのしゃれたテラスもあります。
喫煙はこちらのみなので湯上がりとはいえ少し寒いなかきれいな川を眺めながら一服。
頼んだソフトクリームを妻が持ってきて、体の内と外から冷えてしまいすぐに広間へ(笑)。
ライトアップの時間までこちらでゆっくりするつもりだったのだが、
外を見たら綺麗な夕陽が向かいの山を素晴らしい色に染め上げていました。
思わず妻に「もう一回岩畳行くよ!」で出発です。
先に停めた舟下りの駐車場へ戻ると舟の営業が終わったためか人がいない。
この時間からは無料駐車場となるのでしょうか・・・停めさせていただきました。
岩畳通りからもこの素敵な景色が目に入ります。
まったく妻の“晴れ女”ぶりには毎回どこかで驚かされます(笑)。
夕陽に照らされた紅葉、素晴らしかったです。
昼頃の写真と比べてみて下さい、川面に紅葉が素敵に写り込んでいます。
太陽光というのは素晴らしいですね。
手前の岩畳の方はすでに陰になってきてます。
僅かな時間ゆえなおさらのこと素敵な紅葉に感動してしまいました。
まだライトアップの時間まで少しあったので、岩畳通りの「ジェラートみやま」さんへ。
こちらでいただいた珈琲は良心的な値段にもかかわらずとても美味しかったです。
窓からは先程おみやげを買った「豆の大沢屋」さんが軒をしまいながら店じまいの最中。
たくさんの試食ができ、食べてみてから買ってと押し売りじみたところが一切無し、
たまたまだったのか長瀞ではいいお店にいっぱい出会いました。
美味しい珈琲をいただいているうちにいい時間になりました。
線路沿いを会場まで歩き出したころで道沿いに設置された灯籠の電球が灯りだし、
良い雰囲気に・・・。
月の石もみじ公園に着くころはとっぷりと日が暮れ素敵な赤い色が目に飛び込んできます。
昼間とはまた打って変わった別世界です。
しばし妻と赤、赤、赤・・・の空間を散策しました。
赤、黄、緑と色とりどりでとても素敵です。
妻を始め携帯やデジカメで写真を撮る人も多かったが、きれいに撮れず皆苦労しているよう。
ポータブルとはいえ三脚持っていって正解でした、絶対ぶれますよね。
夜の冷え込みに備え車に厚手のコートを入れておいて良かったです、寒いですよ。
カメラの紅葉モード(上の写真)では少し赤が強くなりますが、夜景モード(下の写真)では
実際より若干赤が不足、難しいですね。
たっぷり夜の紅葉を楽しんで、そろそろお開きです。
公園を出て駅に向かい始め振り返ると、また素敵な光景が・・・。
まさに森が燃えているよう。
中央に見えるのはこの公園の名前の由来となった高浜虚子の『ここに我 句を留むべき 月の石』
と刻まれた句碑。
駅までの帰り道、街灯がほとんどないので空を見上げると星がたくさん見えました。
明日はいい天気になるだろうなあという夜空。
駅に着くと昼間見たこぎれいな長瀞駅がこんなんなってました。
イルミネーション全開です(笑)。
月の石もみじ公園のライトアップされた紅葉も素敵でしたが、なんといっても岩畳から見た
夕陽に照らされた紅葉は忘れられないくらい印象的。
帰りは大して変わらないかと思ったが、梵の湯から見えていた皆野寄居有料道路を使ったが
快適な道でインターまでひとっ飛び、すんなり家まで帰れました。
最近のドライブはすべて温泉がセットで疲れ知らず、とても気に入ってます(笑)。
また来年も行きたい場所になりました、今度は晴天か小雨がいいかな・・・。
コメント
- 森の住人 [2010年12月2日 12:36]
- 長瀞の紅葉は本当にきれいですね。わたしも長瀞に興味があって10月後半から毎週お邪魔しています。ジェラートみやまさんにうちの商品を置いてもらっているのが一つの理由ですが、行くたびにこの場所が好きになっていきます。1月の後半になれば宝登山の蝋梅が咲きます。寒いけどきれいですよ。その頃また是非行ってください。
- ジェスロ・タック [2010年12月3日 1:26]
- >森の住人さん、こんばんは♪
コメントありがとうございます。
長瀞、ほんとに素敵な場所だと思います。
舟下り、紅葉、温泉、新そばとずいぶんと楽しめました。
「みやま」さんの珈琲とても美味しかったです。
“マグネット・バード”には気がつきませんでした、すいません・・・。
おすすめの「宝登山の蝋梅」私も気になっておりました、ぜひ訪ねてみたいです。
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