久しぶりにこれから先の自分のカメラシステムをちょっと考えてみた。
今使っている一眼レフカメラはお気に入りNikonの「D700:約1,200万画素」とSonyのミラーレス一眼「α7:約2,400万画素」という2台のフルサイズである。
レンズの方は...
- AF-S Nikkor 24-70mm F/2.8 G ED (Nikon)
- SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Tamron)
- Planar T*1.4/50 ZF (Carl Zeiss)
- Distagon T* 35mm F1.4 ZF.2 (Carl Zeiss)
- Nikkor – O・C Auto 35mm F2 (Nikon)
- SEL2870 FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS (Sony)
というラインナップだ。
自分の撮りたいものが最近だいぶ固まってきた、(旅行先での)風景、花、(愛犬)Cobby、(散歩・街角)スナップそして最近産まれた孫達ってな感じかな。
このところ出番の多いα7だがやはりこの軽さはほんとに重宝する、Zeissレンズも良い写りをしてくれるしオールドニッコールのボケも楽しい限りだし、挙句はとても安いキットレンズでも結構遊べる。長いレンズを付けないのでこの初代α7でもいいだろうと思っていたのだが、つい先日Distagon T*1.4/35を付けてみるとアダプター経由でのこの830gという重さはα7の剛性を考えるとやはり心もとなく感じるし、それにオールドレンズを付けても機能する手ぶれ補正もありそのために若干重くなったとしても「α7II」の方に魅力を感じるようになってきていた。
ということで待てない私はさっそく「α7II」シリーズを検討してみた、まあ「R」や「S」は欲しいのだがあまりに高額である。4千万画素の画も見てみたいが画像一枚のファイルが大き過ぎであり私の位置づけとしてのα7はあくまでサブでありながら高度に「遊べるお散歩カメラ」なのである。いろんなレンズを付けられることがこんなに面白いことだとは思わなかったのでα7の2代目でもやはりスタンダードな「α7II」で十分だという結論に達し、じつはつい先日MapCameraさんに注文をしたところだったのです、それも今回は中古ではなく新品を発注してしまった(笑)。

はじめ中古を探していたのだが(新品のほうが)現在10月までのキャンペーンで2万円キャッシュバックがあるということも一つの理由だが、中古の美品・良品クラスが12~11万程度でそれらをカートに入れてなるべく出費を抑えたいので下取りにα7に加え今や中華製のもので十分なのでNikonのスピードライト「SB-700」も入れてどのくらいの値段になるか様子を見ていたのである。
タイミングもあるのだがMapCameraではこのところ下取り購入の場合2万円の「交換値引き」が目を引いていたので新品をカートに入れてみるとなんと一番高い中古美品クラスを買う場合より(キャッシュバックを考慮すると)7,000円も安くなるのである。これは新品買うしかないですよね(笑)。実質2万2千円ほどの出費で済むことになるのである。
下取り商品の準備など手続きを進めている間にきょう(購入を決めてからまだ二日目)サイトを覗いてみたら新品の値段が150,380円から146,500円に4千円ほど安くなっていました、タイミング悪かったかなと思ったのですが価格の下を見るとびっくり…なんと交換値引きが2万円から7千円に下がっているではありませんか!実質9千円以上の値上がりですね・・・新品だけでなく中古も多く扱う大手のショップなのでこういう価格の潮目を読むというのが難しいですね、ほんとラッキーでした(^^)v 。
大好きなZeissレンズもボディ剛性アップで心配なく使えるし、ピント拡大よるメリットもさらに強化されてしばらくはこれで散歩カメラは定着しそうです。逆にレンズ沼が待っているようで少し怖いですが…(笑)。
しかし!、しかしの本題のD700である。
本来ならば年金関連で少し貯めておいた軍資金を元に「いつかはD810」への移行を考えていたのである、ましてこの9月に後継機種のD850が発売になりD810の程度良い中古が選び放題となる状況なのであるが…D700が手放せないのである。
Sonyの『α7s』の新開発センサーと違い、今となっては低画素機と言われてもいいくらいの「1,200万画素(画像処理エンジンも初代Expeed)」なんですがまだまだいい画を吐き出すんですよねえ~。そして寝ている孫を瞬時に起こすくらいの「ダイナミックなシャッター音」も捨てがたいのです(笑)。
鳥撮影は最近Cobbyもいるので縁遠くなってしまいましたのであまり70-300mmの出番もなくなってきてますが、例の縦グリップ「MB-D10」を付けた秒間8枚の連射音は『撮ってるな~』という実感が湧いてきます^^。Cobbyの飛行写真のためにAF-C関連の設定を見直してから益々連射時の合焦では歩留まりが良くなりましたしねえ。
「Nikon最高画質を誇るD810」はもう少し先になりそうです(笑)。また万が一D810ないしその後継機種に手を出したとしてもD700に関しては下取りに出すことはなさそう、買い増しという形になるでしょうね。それくらいD700には惚れ込んでおります。とても頑丈です、ちなみにD800シリーズがでた時も防塵・防滴に関する記述には「マグネシウム合金を採用し、D700 と同等の堅牢性を保ち…」と書かれるくらいその優位性が証明されてますからね。
(もう歳も歳なので)この先どれくらい写真(カメラ)を楽しめる時間があるか分かりませんが、元気に妻やCobbyと一緒に旅ができるうちにD810以降の高画素機でZeissを楽しんでみたいとは思ってます。
ただYouTubeで勉強させてもらっているvantherra.comのフォトグラファー伴さんいわく「高性能で便利なカメラより多少不自由なカメラの方が苦労した分腕が上がるしまたその過程が楽しい」というのには大賛成な自分なもんですから…もうしばらくは苦労を楽しみたいと思っています^^。
おかげで自分でも「ほんの少しだが気持ち良い写真が撮れるようになった」という実感が持てるようになってきたので、これもD700と伴さんのおかげと思っております。
ところがこれまで随分とお世話になってきたそのD700もだいぶくたびれてきてグリップは少しベタついてきたし、ファインダー内には小さなゴミが目立ってきた。Nikonに頼むと5~6万円オーバーくらいになりそうだし、その点だけがいま心配なんですよねえ。このD700にはまだまだお世話になりそうなので1回オーバーホールと張替えに出してみるかな。
オールドニッコールもあと7~8本はカメラに登録できそうだし、そういった面でもD700の出番は少なくはないので…考えれば考えるほどこのD700は私の遺品の一つになりそうだ(笑)。