LC10型空冷2サイクル3気筒エンジン。今では軽自動車の3気筒エンジンはスタンダードとなっているが、このエンジンが先駆けだったようだ。
4気筒エンジンに比べて、気筒あたりの排気量が多いので冷却損失が少なく、1気筒少ない分機械損失が少なくて済む、というメリットがある。
2気筒エンジンに比べて、トルク変動が少ないいうメリットがある。
でも、3気筒エンジンは各気筒のバランスがとりにくくて振動が大きくなるというデメリットがある。
このデメリットを2輪の技術を駆使して量産化に漕ぎ着けたエンジン。
今やリッターカーも3気筒化の方向だし、フィアットのツインエアのように2気筒も出始めそうだ。
今じゃ2ストはバイクにすら見当たりませんね、軽自動車でスズキは後の方まで2ストで粘ってましたよね。
4ストの3気筒は排気の干渉がないのも有利な気がしますが、どうでしょうかね。
1970年に販売された2サイクル 3気筒500ccのカワサキ マッハⅢは、中央のエンジンの冷却が悪く、熱ダレを起こしたそうです。
私は乗ったことがないので、聞いた話です。