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人にかけられた言葉で心の支えになっているものがあります。逆に随分前に言われたことなのに、いつまでもモヤモヤして澱になる言葉もあります。
少し前に放送されたNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」という番組の中で、とても心に残ったシーンがありました。
九州を旅していた鶴瓶さんが出会ったのは、一人の女性とその母親の二人。その女性は32歳の時に当時40歳の夫を心臓病で亡くされたそうです。3人の幼子を残して。
「医者から余命宣告をされた時はびっくりで、家に帰って『わーわー』わけもわからず泣いていたら、母が一言『大丈夫』」と言ったんです。いまだに、その一言でどれだけ救われたか」と思うのです」とのことでした。
ロケの時にその話聞いた鶴瓶さんがその女性に「ようがんばったな」と声をかけたのですが、その一言もあわせて「言葉の力ってすごいなって。感謝です」と話されていました。
このシーンでは鶴瓶さんやゲストも思わず涙していましたが、本当に言葉の力はすごいと思う時があります。時に人を勇気付けたり、共感して支えたり・・・。
たった一つの言葉によって、人の人生が変わるくらいの影響を与えることがあるのでしょうね。言葉の力です。
私はこれまで研修で多くの皆様と出会うご縁をいただいています。研修では当然さまざまな言葉をつくします。時々言葉が足りないこともあります。そのことで受講者を迷わせてしまったこともありました。
一方でありったけの言葉を使ってさまざまに言うよりも、シンプルに言った一つの言葉が受講者のハートに届いて理解を深めていただけることもあります。
言葉の重さを感じる瞬間です。
「最近は言葉が軽くなった」と言われることがあります。今だからこそ、あらためて一つ一つの言葉の重みを感じながら大切に使いたいと思います。
心の支えになっている秘めた言葉はありますか。
(人材育成社)
鶴瓶さんは、お仕事で何回かお会いしました。人に分け隔てなく接して下さり、繊細な気配りをなさるとても素敵な方で、テレビで拝見するそのままの方でした。聞き上手な方だから余計に発することばに重みがあるのでしょうね。鶴瓶さんから「よう頑張ったなぁ」と言われたら私も号泣してしまうかもしれません。その前に「頑張ったね」と言われる努力が必要ですが… (*^_^*)
先日「頑張って」に代わる言葉が見つからないというタイトルでブログを書きましたが、かなさんからいただいたコメントを読んで、「頑張って」と「頑張ったね」との違いの大きさを感じました。
「頑張ったね」は、確かに「ぐぐっ」と心を響きます。頑張ったのに、ものごとが上手く運ばなくて、落ち込んでいるときに、言われたら、私も泣いてしまうと思います。
鶴瓶さんは、テレビで見る通りの方なのですね。ますますファンになってしまいます。鶴瓶さんの「よう頑張ったなぁ」は、重みのある潤いを感じる言葉ですね。