「ランチメイト症候群」と言う言葉があるのをご存知ですか。精神科医の町沢静夫氏によって名付けられた精神症状の一つで、学校や職場で一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことに一種の恐怖を覚えるというものだそうです。またこの傾向は女性に強いとも言われているようです。(wikipedia)
自分自身を振り返ると、女性の友人同士で出かけることはよくあり、食事は勿論、旅行、映画、寄席、なども行きます。一昔前までは、ディズニーランドも女友達で出かけていました。
一方で、男性同士が集うのは私の印象では、昼であればゴルフやスポーツ観戦、夜だと飲み会というイメージがあります。確かに、男性二人でディズニーランドに出かけるというのは、あまり見たことがないような気がしますね。(笑)
しかし、人材育成社の平野は男性3人でゴールデンウィークにラフォルジュルネに出かけることが恒例になっているようですし、寄席にも男同士でよく行っています。
性差というよりは個人差なのではないかという気がします。
ところで、この「群れる」とは集団をなした状態を表わすのに用いられるように感じますが、「群がる」「集まる」「集う」だと、「スーパーで値引き商品に人が群がっている」や「球場に人が集まる」などのように、動作性があるように感じます。
そう言えば、人が集うと言えば組織も人が集まった集団ですね。
組織は、それぞれ「仕事」という役割を担った複数の人間から成り立っており、お互いに協力し合って仕事を進める「人間同士の関係」と言ってよいと思います。単に人が集まるのとは目的が違いますね。
さて、冒頭の写真、「たむろ禁止」とありますが、「たむろす」はどういう意味でしょうか?
漢字で書くと、「屯す」です。辞書で調べると、ある仲間などが群れ集まること。もともとは兵の群れ、また、兵の駐屯(ちゅうとん)する所を指したようです。辞書の例文には「公園にたむろする少年たち」とあります。
「たむろす」と言うと、例文のように少女たちではなく、少年たちというイメージになります。冒頭の写真は区立図書館の前に掲げられているのです。確かにこの図書館の前には、中学生と思しき少年たちが屯して、取り留めもなくじゃれあっているような光景をよく見かけます。
思えば、私が中学生の頃も部活が終わった後で少年たちがよく屯していたような・・・。
そんなことを考えていたら、ふと、井上陽水さんの「少年時代」のメロディーが浮かんできました。「夏が過ぎ 風あざみ だれの憧れにさまよう 青空に残された 私の心は夏もよう」
この夏は過ぎるどころか、まだ始まったばかりですね。過ぎるのはだいぶ先ですね。しかし、この暑さ早く過ぎ去って欲しいと心の底から願ってしまいます・・・
(人材育成社)