「孤独のグルメ」(扶桑社文庫)というマンガがあります。グルメといっても中年男性の主人公が大衆食堂のようなところで食事をするだけの話です。
この食堂は人形町にある洋食店ですが、創業明治45年「西洋御料理」という看板が目を引きます。
先日仕事で人形町に行った際に立ち寄りました。ちょうどお昼時で、狭い店内は込み合っていました。「孤独のグルメ」に出てきそうな雰囲気だったので、主人公(井之頭五郎)になったつもりでハンバーグ定食を頼みました。それがこれです。
美味しかったです。正統派のハンバーグに目玉焼きが覆いかぶさっており、デミグラソースとのマッチングがとても良かったです。メニューにはとんかつや魚定食などオーソドックスな料理が並び、飽きのこない洋食さんという感じでした。
ところで明治45年といえば、今年101歳になります。高級レストランではなくてもこうしてしっかりとお客さんを掴んでいるのは、当たり前のことをきちんと守り続けているからでしょう。このブログでも以前に紹介した森永ミルクキャラメルも同じだと思います。
さて、研修業界は流行というサイクルに振り回されがちです。弊社はそんな業界の中で、本格的な定番メニューを提供しているつもりです。顧客の数は大手から比べれば微々たるものですが、おかげさまで長いお付き合いをいただいているところがほとんどです。
流行に左右されず、新しい提案をし続けることこそ老舗になるための唯一の道であると考えています。
(人材育成社)