今日…に限らずですが、昨今問題視されている『歩きスマホ』にやたらと遭遇します。もしかしたら私の認識が甘いだけで、世の中的には普通の出来事になってしまっているのかもしれませんが、見渡せばまあ、あちらでもこちらでも歩みを進めつつ、眉間に深いシワを寄せてスマホの画面を凝視しながらヒョイヒョイヒョイヒョイ…。ましてやその半分くらいの方々は、御丁寧にイヤホンを耳に突っ込んで歩いておられます。
私は驚異的に不器用な人間で、歩きながら別のことが出来ません。なので、歩きながらものを食べたり、電話をしたり、メールをしたりといったことが全く出来ず、ピタッと足が止まってしまいます。だから、街中で歩きながらハンバーガーをパクついたり、携帯電話で通話したりしているのを見かけると、羨ましくはありませんが『すごいな』と違った意味で感心することがあります。その中で特に歩きスマホの方々というのは、ご自分の目の前20cmくらいのところに御執心の方が殆どです。なので、そういう方が前からズンズン歩いてみえた場合、ほぼほぼ私が避けて差し上げることになります。
今日も今日とて私の前方から容姿端麗な女性が、百年の恋も冷めるんじゃないかと思うような深々としたシワを眉間に寄せてスマホの画面を凝視しながら、こちらの方に向かってツカツカと歩みを進めて来ました。『ハイハイ、どーせ前なんか見ちゃいないんだから、私が道を譲って差し上げますわヨ』と思ってその女性と無事にすれ違ったら、なんと後ろにあった角の通りから出てきた、これまた歩きスマホの男性と思いっきり激突したのです。
倒れたりはしなかったものの、お互いに出会いがしらの事故でビックリしつつそこで初めて男女は顔をあげたのですが、何故だか男性が「…チッ!」と舌打ちして傍に立っていた私を睨みつけてきて、しかも女性までこちらを睨みつけてきたのです。
『…イヤイヤイヤ!アンタたちが勝手にぶつかったんだから私は関係ないでしょ?むしろ避けてあげたんだから礼こそ言われ、睨まれる覚えはないんですけど!』
と思いつつ、ムッとしてつい反動で思わず睨み返したら思いの外結構な鬼の形相をしてしまっていたらしく、男性はちょっと怯んでチョコンと会釈をして無言で立ち去り、女性は『フンッ!』てな感じで挨拶もなく行ってしまいました。たまたま近くで事の顛末を見ていたオバサンが「大丈夫でしたか?災難でしたねぇ」と声をかけてきてくれたのですが、わたしは「えぇ、はあまぁ…」と、気の抜けたような返事を返しただけでした。
公衆の面前でアクシデントに遭遇するということは、誰しも恥ずかしいことです。ただ、だからと言って自分に原因があるのにそれを他人に責任転嫁するなどとは本末転倒も甚だしい行為です。何だかあれから数時間経った今でも、何であの場面で私が睨まれたのか意味が分からず、モヤモヤして仕方ありません。
それでも、じゃああの時のリアクションとしてどう対処するのが正しかったのか、それもまた分からずにいます。何ともはや…。
皆さんも、街中で歩きスマホの人を見かけたら、なるべく遠くに避けることをお勧めします。そして、できれば御自身でも歩きスマホはなさらないように、くれぐれも御注意下さいませ。
私は驚異的に不器用な人間で、歩きながら別のことが出来ません。なので、歩きながらものを食べたり、電話をしたり、メールをしたりといったことが全く出来ず、ピタッと足が止まってしまいます。だから、街中で歩きながらハンバーガーをパクついたり、携帯電話で通話したりしているのを見かけると、羨ましくはありませんが『すごいな』と違った意味で感心することがあります。その中で特に歩きスマホの方々というのは、ご自分の目の前20cmくらいのところに御執心の方が殆どです。なので、そういう方が前からズンズン歩いてみえた場合、ほぼほぼ私が避けて差し上げることになります。
今日も今日とて私の前方から容姿端麗な女性が、百年の恋も冷めるんじゃないかと思うような深々としたシワを眉間に寄せてスマホの画面を凝視しながら、こちらの方に向かってツカツカと歩みを進めて来ました。『ハイハイ、どーせ前なんか見ちゃいないんだから、私が道を譲って差し上げますわヨ』と思ってその女性と無事にすれ違ったら、なんと後ろにあった角の通りから出てきた、これまた歩きスマホの男性と思いっきり激突したのです。
倒れたりはしなかったものの、お互いに出会いがしらの事故でビックリしつつそこで初めて男女は顔をあげたのですが、何故だか男性が「…チッ!」と舌打ちして傍に立っていた私を睨みつけてきて、しかも女性までこちらを睨みつけてきたのです。
『…イヤイヤイヤ!アンタたちが勝手にぶつかったんだから私は関係ないでしょ?むしろ避けてあげたんだから礼こそ言われ、睨まれる覚えはないんですけど!』
と思いつつ、ムッとしてつい反動で思わず睨み返したら思いの外結構な鬼の形相をしてしまっていたらしく、男性はちょっと怯んでチョコンと会釈をして無言で立ち去り、女性は『フンッ!』てな感じで挨拶もなく行ってしまいました。たまたま近くで事の顛末を見ていたオバサンが「大丈夫でしたか?災難でしたねぇ」と声をかけてきてくれたのですが、わたしは「えぇ、はあまぁ…」と、気の抜けたような返事を返しただけでした。
公衆の面前でアクシデントに遭遇するということは、誰しも恥ずかしいことです。ただ、だからと言って自分に原因があるのにそれを他人に責任転嫁するなどとは本末転倒も甚だしい行為です。何だかあれから数時間経った今でも、何であの場面で私が睨まれたのか意味が分からず、モヤモヤして仕方ありません。
それでも、じゃああの時のリアクションとしてどう対処するのが正しかったのか、それもまた分からずにいます。何ともはや…。
皆さんも、街中で歩きスマホの人を見かけたら、なるべく遠くに避けることをお勧めします。そして、できれば御自身でも歩きスマホはなさらないように、くれぐれも御注意下さいませ。