共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

美しい横綱

2015年08月31日 19時41分00秒 | 日記
先頃、大相撲秋場所の番付が発表になったばかりですが、《アミューあつぎ》の地下一階の吹き抜け部に、8月初旬からこんなものが置いてあります。ご存知、両国国技館の天井に飾ってある大相撲優勝力士の等身大肖像画です。右側に座っている人たちと見比べると、どれだけ大きな肖像画であるかが分かって頂けるかと思います。

何故こんなものが厚木の商業施設に置いてあるのかというと、10月9日に市内にある荻野運動公園というところで、厚木市市政60周年記念行事の一環として《大相撲厚木場所》が開催されることになっていて、このすぐ横の地産地消ショップがチケット取扱店になっているためです。

金曜日の開催だし、チケットの売れ行きもどうなのかと思って聞いてみたら、何と一人¥14、000もするいわゆるタマリ席は既に完売していて、残るは土俵から程遠い会場の四隅の¥5、000の席くらいだけだというから驚きです。大相撲人気、まだまだ盤石といったところでしょうか。

ここしばらくは写真の東の白鵬(宮城野部屋)を始めとして、同じく東の日馬富士(伊勢ヶ濱部屋)や西の鶴竜(井筒部屋)といったモンゴル横綱が番付の筆頭を飾っている中で、日本人力士として一番横綱に近い西の大関稀勢の里(田子ノ浦部屋)の調子が気になるところです。個人的には、かつては武双山・水戸泉・雅山といった郷里茨城県出身の幕内力士が活躍していたものの、現在幕内の茨城勢は稀勢の里と西前頭三枚目の高安(田子ノ浦部屋)の二人だけになってしまっているのが寂しい限りです。とにかく稀勢の里には綱取りに行ってほしいし、高安にも前頭四枚目につけている逸ノ城(港部屋)に追いつかれてしまわないように頑張ってもらいたいところでもあります。

しかし、こうして肖像画をまじまじと見てみると、白鵬というのは実に美しい横綱だなぁと思います。かつての大鵬や柏戸も美しい力士として人気を博しましたが、現在なら美しさという意味では白鵬が断トツでしょう。

厚木場所もさることながら、今場所はどんな戦いが繰り広げられるのか楽しみです。
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できるだけのことを…

2015年08月30日 23時43分56秒 | 日記
今日は日中、ひたすら楽譜を書いていました。仕事で頼まれたものもありますが、後半は殆ど「この曲が弾きたい」という生徒の希望に応じてアレンジしたものです。

ポップスにしろアニソンにしろ、今ではヴァイオリン用の楽譜がそこそこ出版されるようになってきました。しかし、それが必ずしもみんなが弾けるようには出来ていないことが殆どです。特にかっこよくアレンジされたものほど中級クラス以上の技術を必要としていて、初級の生徒たちにとっては高嶺の花子さんだったりします。

しかし考えてみれば、そういった馴染み深い曲を弾きたがるのも、また初級の子たちだったりもするわけです。それなのに、初級の子向けのポップな曲のアレンジ譜というものは、ピアノ用にはいくらか見受けられるものの、ヴァイオリン用となると皆無と言ってもいいくらい見当たりません。

そこで、元来単細胞な私としては『市場にない⇒じゃあ作ればいいじゃん♪』となるわけです。そんなわけで、今日も今日とてせっせとアレンジ作業に勤しんでいました。

勿論、このアレンジ譜はお金にはなりません。でも、その楽譜を使って生徒が練習に励んでくれて、最終的に喜んでくれたらそれで結構なことだと思っているので何の問題もありません。

ただちょっと困るのが、こういうものが出来上がると何処からともなく

「ねぇ、その楽譜アタシにもコピーしてちょうだい。いいでしょ~?」

と絡んでくる同業者がいるのです。そういう人に限って自身では何もしない人だということが分かっているので、

「これは私の生徒に合わせたものだから、貴方の生徒さんに合うかどうかわかりませんよ。それよりも御自身で作って差し上げた方が生徒さんも喜ぶんじゃないですか?」

と言ってヤンワリと断るのですが、そうすると

「いいじゃないの、ケチねぇ。」

と半ギレされる始末…。

あのねえ、こちとら『小指で弦を抑えるのがが苦手』とか『セカンドポジションが得意でない』といった自分の生徒の特性に合わせた楽譜、カッコよく言えばオーダーメイドの楽譜を作ってるんだから、それが必ずしもアナタの生徒さんの御都合と合致するとは限らないんだよって言ってるんだけどワカラナイ?と言いたくなることしばしば…。

いつだったか

「アンタねえ、アンタはそうやってチャチャッとアレンジが出来るからいいけど、そうじゃない人から言わせりゃあアンタの言ってることはイヤミ以外の何物でもないんだから気をつけなさいよ。」

という諌言を頂戴したことがありますが、私だってハナから苦も無くアレンジが出来ていたわけではありません。大学で和声学や管弦楽法の単位をちゃんと取るべく勉強したから出来るようになったのであって、他人様の見ていないところでそれなりの努力はしているのです。ですから、こんな凡庸な人間に出来ることなら、同じく音楽大学を出た人であれば、ある程度のことは出来るはず…と思っているだけです。

それともう一つ、敢えて気障な言い方をするならば、生徒に対しての愛情を持って制作した楽譜であれば、どんなに拙いと思うアレンジでも必ず生徒は喜んでくれるはずです。ですから他の同業講師の皆さんにも、是非お手ずから楽譜を書いてあげてほしいと思います。
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楽しいぞおっ!!

2015年08月29日 14時15分45秒 | 音楽
昨日の教室の一件があってから一日明けましたが、何となくスッキリしません。何でこんなスチャラカなことに巻き込まれなければならないのか…あ~あ、ただ平穏にレッスンしてり練習したりしたいだけなのに、空調ひとつでそれすらも儘ならんとは何たることか。

今日の天気も、何だか今にも雨が落ちてきそうなドンヨリ空…何だかスッキリしません。

こういうウジャケた状況を打破したい時に打ってつけの音楽があります。それがロシアの作曲家リムスキー・コルサコフ作曲の《スペイン奇想曲》です。これは海軍士官でもあったリムスキー・コルサコフが、自身でスペインに駐留した時の印象を曲にしたもので、とにかく底抜けにあっかる~い曲です。そんな中にもヴァイオリンや木管楽器、ハープ等に見せ場としてのソロが随所に盛り込まれていて、それぞれの奏者の技量が大きく試される何曲でもあります。

でも、聴いている方はそんな難しいことは一切考えずに、ひたすら明るい曲調を楽しんでいればOKな楽しい作品です。秋雨の重苦しい雲を、ひと時忘れましょう。

ということでズービン・メータ指揮による、ベルリン・フィルハーモニーのヴァルトビューネ・ピクニックコンサートでの演奏でどうぞ。

Rimsky Korsakov Capriccio Espagnol Op 34 Berliner Phil Dir Zubin Mehta YouTube
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今日の《cafe32゜F》

2015年08月28日 22時51分05秒 | 日記
今週に入ってから、日毎秋めいた陽気が続いています。天気予報を見れば、西から秋雨前線が近づいてきているのだとか。こうなると着実に夏が終わっていっているのを実感して嬉しいものです。

さて、そんな喜ばしい陽気とは裏腹に、我が教室はとんでもない事態に陥っております。先週、第2センター教室のエアコンの半分がおかしくなっているということを書きましたが、その後進展がありまして、なんと第センター全てのエアコンがおバカになってしまったのであります(lll゜Д゜)ヒイィィィ!!

ここ最近はたまさか涼しい日が続いているからいいようなものの、本来であればまだまだ残暑厳しき折なわけです。そんな気候の中で、エアコンが全く効かない防音室に閉じ込められて、汗だくでレッスンしなければならない方の身にもなれ!(#`皿´)=3と、怒りを現にしたくもなるわけです。

ことここの及んで、さすがのボンクラ教室も事の重大さに気づいたのか、これから第2センターのエアコンの修理に取り掛かるという連絡がありました。

「ああそう、あくまでも『修理』であって『取り替え』ではないのね。」

と、それはそれで半ば呆れ返ったのですが、その作業に1~2ヶ月の期間を要するというのです。

そんなこと言われても、特に金曜日と土曜日は6つあるセンターの部屋全部が稼動しているので、そこでレッスンしている人達はどうするのさ?と思ったら、一つ隣のたまプラーザ本店の教室を、現在そこで稼働している講師と共同で使ってくれと言ってよこしたのです。しかも、わざわざ移動してくる生徒たちには、一人一人に自宅からたまプラーザまでの往復の交通費を全額負担して差し上げるというではありませんかΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

驚きました、そんなことができる予算があったんだと…。我々講師には交通費支給に勝手に『上限』を設けて満額支給を断固拒否しているというのに、よくもまあそんなことを安請け合いしたもんだなと、ただただ呆れ返らざるを得ません。

第一、いつかこうなることは、かなり早い段階から予見できていました。というのも、あざみ野第2センターの空調は、昭和時代の産業的遺産とでも言うべき、今は懐かしセントラルヒーティングシステムだったのです。これはとてつもなく大きな室外機に水(または温水)を循環させるもので、電気代はものすごくかかる割には空調効率はそれほどでもなく、冷房なら全て冷房、暖房なら全て暖房にしかならないという融通の効かない代物でした。おまけに起動している時の室外機の音がうるさくて、近隣住民に対して御迷惑にもなっていました。

「こんな機械を後生大事に使い続けていたって、電気代はかさむしロクなことはない、今時のエアコンに取り替えれば、初期投資はかかるかも知れないが年間の電力消費量は何分の1かに抑えることができて長い目で見れば経費節減にもつながる、だから何とか空調の交換を考えてほしい…」

現場の講師として今までにも歴代社長にお願いをしてきましたが、その度に反古にされてき続けました。それどころか終いには

「そんなにうちに文句があるなら辞めてもらう!別にアンタぢゃなくたって講師の代わりなんていくらでもいる!!」

と逆ギレする始末…。実際に御膳をひっくり返して辞めていった講師も何人もいました。

こちらとしても、あまりに何回も話が噛み合わないと『ダメだこりゃ…』という気になって、遂には匙を投げてしまった感があります。今回こうなってみたところで『ほれ見たことか、だから言わんこっちゃない!』と思うだけ、現場の声をひたすら蔑ろにして問題を先送りし続けてきたツケです。

それでなくても先日、従来お月謝とは別に徴収していた設備費を9月から値上げする旨が会社側から生徒・保護者各位に一方的に伝えられて、会社に対しての不信感が沸き起こりつつあった中でのこの失態劇に、生徒や保護者からも講師に対して

「前後の予定や都合があるから通うセンターを選んでいるのに、ここの会社は軽々しく『金さえ払えば隣の街まで来て文句も言わずにレッスンを受けてくれるだろう』とでも思っているのか。」

「今まで一体何のためにお月謝と一緒に設備費を徴収され続けてきたのか。こういう最悪の事態を招かないようにするための積立ではなかったのか。」

「9月からの設備費値上げは、このエアコン修理を念頭に置いた上での便乗値上げではないのか。」

といった忿懣やる方ない、具体的且つ厳しい御意見が寄せられています。本当は、そういった御意見は講師にではなく事務所に直接電話でもして頂ければ助かるのですが、現場で直接立ち会う人間にどうしても意見が集中しがちになるのは、仕方ないことなのでしょうか。

我々講師陣にしても、空き時間毎に部屋を明け渡さなければならないという手間が生じていて、その都度自分の持ち物を全部撤収しなければなりません。しかも、他の講師が部屋を使っている最中、明け渡した側はロビーかどこかでひたすら交代するのを待っているしかなく、非常に気まずい空気が流れます。何ともバカバカしい光景です。

まあ、壊れてしまったものは仕方ありませんから、せめて2ヶ月などというチンタラしたことを言っていないで、1ヶ月くらいでエアコン修理を仕上げることを目標に据えて、一刻も早く通常レッスン体制に戻してもらいたいと思います。間借りなりにも株式会社の名前を戴く企業として、顧客に対して満足のいくサービスを提供することが責務です。

そんなささくれた気分を鎮めるためには、ここにお邪魔するのが一番です。今日は日替わりケーキに洋梨のチーズケーキがあったので、コーヒーと一緒にお願いしました。香ばしく焦げ目のついたキャラメリゼ状の洋梨が、ベイクドチーズケーキの上でシャリシャリとした食感と香りを演出してくれます。なかなかお目にかかれないメニューの一つです。

これからしばらくは、午前の生徒をあざみ野の第1センターでレッスンして、こちらに立ち寄ってお茶をしてからたまプラーザ教室に向かうようになります。やれやれ…。
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甘~い…

2015年08月27日 23時45分20秒 | 日記
教室を終えてから知り合いと待ち合わせをして、ちょっとした打ち合わせをすることになりました。別にメールでも済むようなことではあったのですが、先方がたまたま近くにいるからというので、急遽直接会談となったのです。

食事は済ませたというので、お茶でもしようかということになりました。いろいろな店があるのでどれにしようか…と思っていたら、相手がどうしてもSTARBUCKSに行きたいと言い出しました。

正直迷いました。どうも私は、あの何ちゃらフラペチーノというものが好きになれません。甘ったるくて、しかも上に大量のクリームが乗っているのを見ると、カロリーを直接飲んでいるような気がして胸やけがするのです。

そんな私の心配を余所に、おごるから…と押し切られて席で待っていたら、やっぱりこれ気のものが登場しました。チャンキークッキーフラペチーノというものだそうで、白っぽいドリンクの中に、細かく砕いたクッキーとヘーゼルナッツのようなナッツ類が入っています。コーヒーの味は全くしません。

知り合い曰く、上のクリームは泡のようなものだということでしたが、それでも飲みきってしまうのは問題があるような気がしたので、全面的にのこしました。やっぱりSTARBUCKSは似合わないな…。
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落とし物…ぢゃない!Σ(゜ロ゜ノ)ノ

2015年08月26日 23時00分53秒 | 日記
今朝の激しい雨には驚かされましたが、それも昼前には止んで晴れ間も顔をのぞかせました。

そんな中、駅に向かって歩いていたら、歩道に何やらグレーっぽい丸いものが落ちていました。帽子か何かかと思って拾い上げようとしたら、その物体がピクッ!と動いたのです。そんなことを予測もしていなかった私はビックリ!

で、何だろう?と恐る恐る最接近してみたら…何と鳩でした。あまりに真ん丸くうずくまって、顔が羽の中に埋まってしまっている状態を真正面から見ていたので、およそ鳩としてのフォルムを認識出来なかったのです。

周りをよく見てみると、あまりにも堂々と天下の往来のど真ん中にうずくまっているこの鳩ポッポのことを、殆どの通行人が驚いて避けるか二度見するかしていました。そのくらいの存在感を放つ鳩ではありましたが、ボンヤリした人間に蹴飛ばされないか心配です…。
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横から見たら

2015年08月26日 22時19分16秒 | 日記
横に回り込んでみたら、尾羽が見えました。なるほど、これならちゃんと鳩に見えます。

このズングリ鳩、その後もしばらく道のど真ん中にうずくまっていましたが、無事に飛び立ったかどうか…?
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2枚もあったの?

2015年08月25日 23時45分43秒 | 日記
いやあ、何だか涼しいを通り過ぎて、今日は若干寒いくらいの陽気となりました。午後から雨が降り続いたこともあって、薄ら寒さ倍増な感じです。

ところで、いつも買い物をしているお店に寄って会計をしたら、もらった釣銭に違和感がありました。『?』と思ってよく確かめてみたら、100円玉の一つが御覧のような旧硬貨でした。

店員の青年が

「あ!すみません。変なお金渡しちゃいましたね。」

と言って取り替えそうとしたので

「いいよ。これはこれで立派な日本国通貨なんだし、問題ないでしょ?」

といってそのまま受け取りました。そうしたら、青年が言いにくそうに

「あの…ついでと言っては何ですけど、実はもう一枚同じ100円玉があるんですけど、それも貰って下さいませんか?」

と切り出したではありませんか!ちょっとズッコケましたが、こんな機会もそう滅多にあるものではないので、結局二枚の旧100円硬貨を受け取りました。何でこんな珍しいものが、しかも二枚もあったのか聞いてみたのですが、彼の話によれば、恐らく彼が入る前の時間帯のバイトが、お客が出した旧硬貨をよく見ないで受け取って普通に会計してしまったのではないか…ということでした。

折角二枚もあるので、表裏を並べて撮ってみました。

現行の100円硬貨は咲き誇る桜の花が刻印されていますが、昭和37年と銘打たれたこの旧硬貨は、たわわに実って頭を垂れる稲穂が刻印されています。裏側の100の数字も、現行のものよりちょっと小さめです。サイズ自体も現行の100円硬貨より一回りほど小さめです。

さて、受け取ったはいいものの、これをどうしようか?と調べてみたら、銀行に持っていけば現硬貨と交換してもらえるようなので、近日中に交換してこようと思います。
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スタイルよろしくて結構ですけど…

2015年08月24日 23時25分12秒 | 日記
なんでしょう、昨日あたりから急激に朝晩の気温が涼しくなりました。日中でなければちょっと急いで走っても汗をかくこともなく、快適に過ごせるようになりました。気がつくと空にはうろこ雲まで浮かんでいて、昨今実感することの少なかった秋を、いよいよ感じられるようになってきたように思えてなりません。

そんな陽気に心躍らせながら小田原の教室に向かうべく小田急線に乗ったら、ちょうど乗り込んだところにこんな光景が広がっていました。

通路を挟んで向かい合わせのベンチシートに沿線にある大学の学生が座っていたのですが、それぞれに疲れきっていたのか熟睡してしまっていたので、お尻がもう少しでシートからズリ落ちそうになるくらい斜め体勢になってしまっていました。そのため、彼等のスラリと長い脚が御覧のように両側から伸び放題に伸びて、ほぼほぼ通路を侵犯してしまっていたのです。

彼等にとっては幸いなことに、その後しばらくこの通路を行き交う人が誰もいなかったので、この状態が結構長い間続きました。それでもベビーカーでも乗ってきたらどうするんだろう…と思っているうちに電車が大学の最寄駅に近づくと彼等は計ったように目覚め、立ち上がって荷物を背負って降り支度を始めました。すると、待ってました!とばかりに周りの人達が、今まで彼等の脚で塞がっていた通路を一斉に行き交いだしたではありませんか。

そこでやっと気づきました、『あ、実は皆さんも私と同じような感覚で、ただ通らないようにしていただけだったんだ』と。しかし、そんな周囲の様子を気に留めるでもなく、若者達は大欠伸をしたり頭をボリボリ掻いたりしながら、粛々と電車を降りていきました。

昨今のお若い皆さん。御御足が長くておいでなのは大変結構なことではございますが、天下の往来を塞ぐようなことは、出来ましたら御遠慮頂きたく存じます。典型的旧来型日本人体形者を代表してお願い申し上げますm(_ _)m。
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重厚な和み空間

2015年08月23日 22時32分47秒 | 日記
今日は久々に会う友人と新宿で再会しました。5年ぶりに再会しましたが、開口一番でお互いのオッサン度が増したことを再確認し合いました(汗)。とりあえず積もる話に花を咲かせるのに一息つこうということで、しばらくそぞろ歩いて《珈琲館らんぶる》に来ました。

今までにもいろんな喫茶店があった新宿ですが、時を経て様々な名店が次々と看板を下ろしてしまいました。そんな中でここは、私が大学生時代に知って利用してから、今も変わらず新宿の街に存在し続けてくれている老舗の純喫茶です。

昔は全面的に喫煙可でした。しかし時代の流れからでしょうか、いつの頃からか通りに面した地上階が喫煙席、広々とした地下階が禁煙席になりました。

地下階にはかなり広い空間が広がっています。地下階は中で更に上下二段に別れていて、下階の天井からはゴシック的な重厚感に満ちたシャンデリアが一対提げられています。この写真には写っていませんが、この右手側の壁面の上の方には模擬的な鎧窓がデザインされていて、上階の席から見下ろすと、まるで下階にいる人達がオープンテラスで喫茶を楽しんでいるように見えるという、なかなか洒落た作りになっています。こういったさりげなくも心憎い演出をしてみせるところが、昭和時代の純喫茶の良さでもあるでしょう。

向かい合わせに冷たいコーヒーフロートを飲みながら、5年ぶりの話に時を忘れて興じました。やはり旧友との再会は楽しいものですね。
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色とりどり・ガラスの世界

2015年08月22日 19時19分40秒 | 日記
今日は小田急江ノ島線の長後駅近くにあるスペース行樹というギャラリーに来ました。現在ここでは《新田五月ガラス展-やわらかな 光の記憶-》という展示会が開かれています。

新田五月さんは現在、松田町にあるアートグラスクラブというガラス工房に勤務しながら制作を続けているガラス作家さんです。かつて厚木の《なよたけ珈琲店》にスタッフで入っておられた時に知己を得て、いくつか作品を購入したことがあります。

体制変更に伴って《なよたけ》を退店されてからはより精力的に作品を発表されていて、2008年には韓国・済州島に『Glass Diamond』というモニュメントも採用されています。因みに移転前のCafeあつめ木でも何度か個展をされていて、現在鋭意リフォーム中の新生Cafeあつめ木の店内装飾にも彼女が作ったランプシェードやドアガラスが使われることになっています。完成が楽しみです。

彼女が作るガラス作品は、一般によく知られている吹きガラス(金属の管の先に溶けたガラスをとって、息を吹き込みながら形成していく方法)とは違い、粘土やワックスで作った原型を耐火石膏等を使って型を取り、そこに熔かしたガラスを流し込むキルンキャストと言われる鋳造技法や、小さな板ガラス等を熔かした状態で繋ぎ合わせるフュージングやスランピングと言われる融接合技法を使ったものが中心となっています(特にキルンキャストは、その製法が古代メソポタミア文明にまで遡るというものでもあります)。

今回の作品展では、彼女の特徴的なモティーフである矢印の形の作品は控えめに展示されており、それよりもフュージング技法で作られたと思われる大鉢や茶器、キルンワークの一輪挿しの花器やペーパーウェイトといった実用にも堪えるような作品が多く見受けられました。ギャラリーのオーナーさんも彼女の腕を高く買っておられるようで、私の他にもう一人おられたお客さんと、しきりに作品についての話をされていました。

残暑厳しい折、涼やかなガラスの作品に心が和みました。この展示会9月6日(日)まで、小田急江ノ島線長後駅近くのスペース行樹(0466-44-0295)で開催されていますので、興味のある方は是非足をお運び下さい(11:00~19:00・月曜休館)。
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今日の《cafe32゜F》

2015年08月21日 23時42分40秒 | 日記
あざみ野の教室に出勤すべく電車を乗り継いで、中央林間駅で東急田園都市線に乗り換えて電車が発車…して1分も経つか経たないかで急停車したので

『…まさか』

と思っていたら

「お客様にお知らせ致します。前を走っておりました各駅停車が人身事故を起こしたため、只今全線で運転を見合わせております。お急ぎのところ…」

ガ━━(;゜Д゜)━━ン!!

ちょっと待って、今さっき駅を出発したばっかりぢゃないのよぉぉぉぉっ!!と心で叫ぶも後の祭り、地下駅である中央林間駅から外へ出るためのトンネルの一番中途半端なところに停車したまま監禁状態に陥ってしまったのです。

こういう場合『これは当該車輌じゃないんだし、まだ駅を出たばかりなんだから戻ってくれればいいぢゃん』と思ったりするのですが、一度出発した車輌というのは引き返せないようなシステムにでもなっているようで、そういった対処はとられませんでした。

そんなこんなでどうしようもない状況だったので、かなり余裕をもって出かけた私は、運転を再開するまで一寝入りさせてもらいました。その間、向かい側の席に座っていたBBAが聞こえよがしにスマホで喋りたおしていましたが、知ったこっちゃありません。

それから…だいぶ経って電車がゴトン!と動き出したので

『あぁ、片付いたのかしら…?』

と暢気に揺られながらあざみ野駅に着いたら、結構いい時間になってしまっていました。本来ならば今日は午前の生徒がみんな休みなので、レッスン前にお茶していこう!と思っていたのですが、すっかり予定を狂わされてしまった格好になりました。

そんなわけでとりあえず教室に向かったら、今度はなんとセンターの一部の教室の空調がおかしくなって、部屋が暑くてたまらないという状況になって大騒ぎになっていました。それでも今日は全室使い切ってしまっているので、空き部屋を代わりに借りるということが出来ない状況だったため、この残暑のクソ暑い中で生徒と汗だくになりながらレッスンをするという、何とも解せない日になってしまったのでした。

そんなわけで、夕方の空き時間にお邪魔してメニューを開いてから、今日はとにかくレッスンで日照った身体を冷やすべく、冷たいコーヒーフロートをお願いすることにしました。アイスクリームの乗ったキンキンに冷えたコーヒーを頂いて、ひと時リフレッシュすることが出来ました。

今日は個人的に散々な日でした。これで、人身事故はともかく、来週になっても空調が治っていなかったら、これからの残暑の中、どうやって生徒たちのレッスンしたらいいのでしょうか…。ホント、本社の涼しいオフィスでノホホンとしている社長以下の社員全員を連れて来て、30分間灼熱のレッスン室に監禁して思い知らしてやりたいくらいアタマにきています!(#`皿´)=3
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《鮎まつり》以上の盛り上がり

2015年08月20日 20時40分46秒 | 日記
教室を終えて、特に夕食も摂らずに真っ直ぐ厚木に戻ったら、駅前にあった看板で今日《ATSUGI JAZZ NIGHT》というジャズフェスがあることを思い出して、会場の公園に行ってみました。午前中に雨が落ちてきていて開催が危ぶまれていたのですが、午後から雨も上がって、予定通り開催されていたようです。

会場に着いてみたら、野外ステージの前には物凄い数の人が集っていて、ちょっと驚きました。この公園にこんなに人が集うなんてことは、厚木市がメインと考えているであろう《鮎まつり》なんかよりも、はるかに集客率が高く思えるくらいです。

こんなに立派な野外ステージがあるのだから、もっと音楽系のイベントを沢山やればいいのに…と思うのですが、実際にはそう簡単なものではありません。というのも、この公園の周囲の60%くらいはマンションに囲まれていて住民から苦情が来てしまうため、ステージがあるにも関わらず、おいそれと使えないのです。

折角こんなイベントスペースを作ったのであれば、それを十二分に活用できるような街作りをすべきだったのに、空き地に飽かしてゼネコンにむやみやたらとマンションを濫立させたがためのこの体たらく。これだから、駅前をショッピングモールを中心として総合的に設備を作り上げた隣の海老名市に、ますます溝を開けれていくわけです。

このイベントは明日も開催されていますので、去り行く夏の晩にジャズを楽しんでみては如何でしょうか。
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ほんのりですが…

2015年08月20日 18時06分05秒 | 日記
今日、生徒がこんなお菓子をくれました。皆様お馴染みのベビースターラーメンですが、これはそのエスニックフレーバーバージョンだということでした。

実際にはベトナムフォー味やトムヤムクン味といったものがあったのですが、個人的にタイ系の甘酸っぱ辛い味が得意ではないので、一番味が想像しやすいこの魯肉飯(ルーローハン)味にしました。

魯肉飯は、主に台湾の屋台等で出される豚丼…というかチャーシュー丼です。熱々ご飯の上に細かく刻んだチャーシューや高菜漬けや青梗菜を乗せた庶民的なもので、なかなか濃い目な味付けが特徴です。

このベビースターもそんな濃い味がするのかしら?と思いつつ袋を開けて食してみたら…さすがにそこまで濃い味はしませんでした。でも、しっかりと魯肉飯の味はしましたから、嘘はついていません(笑)。

昨今はこんなお菓子一つにしても、ちゃんとした味付けがなされているものなのだなぁ…と、妙なところに感心してしまったのでありました。
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初七日は済ませましたが…

2015年08月19日 23時00分47秒 | 日記
今朝方、先日他界した伯母の娘から

「母さんのお通夜でかけてたクラリネットの曲って何だっけ?」

というメールが来ました。

それはモーツァルトの《クラリネット五重奏曲 イ長調》のことでした。この曲も生前故人が好んで聞いていた曲で、

「貴方が演奏会で弾くようなことがあったら教えてね」

と言われていたものでした。

残念ながらその願いは叶えてあげられませんでしたが、伯母はこの曲の、特に第2楽章が大好きでした。冒頭の立ち上るようなクラリネットの音色に、目を細めて聞き入っていたのを、今でも思い出します。

そんなわけで、切り売りみたいで申し訳ありませんが、伯母の好きだった第2楽章を転載してみました。伯母ちゃん、聞こえますか?

Mozart clarinet quintet K. 581 in A major [2/4]
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