共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

何だかなぁ…

2016年04月30日 20時32分10秒 | 日記
昨日、全てを諦めてふて寝…いや、静養したのがよかったようで、今日になったらだいぶ落ち着きました。

特段用事があるわけではないにしろ、食材の買い出しくらいには行かなければなるまい…と、重い腰を上げて街中へ出ることにしました。すると、本厚木駅前広場で民進党の市議会議員とその後援会と思しき面々が、熊本大地震の募金活動に勤しんでいました。

今までにもここでは、ボウイスカウトや何処ぞの学生達が募金活動をしていて、そこそこの成果を上げていました。しかし、私が知る限りにおいて、こんなに盛り上げらない募金活動はありませんでした。それは、残念ながらこの団体が民進党の旗を掲げてしまったからでしょう。

まぁ民進党は、かつて政権党だった旧民主党の時代に東日本大震災でいろいろとヤラカしてしますし、今また熊本大地震関連のことで一般市民と公式Twitter上のやり取りでも散々ヤラカして在らぬデマを流しかけた挙げ句、分が悪いと判断するや『m(_ _)m』で謝罪を済ませたことで炎上させるといったとんでもない愚挙に及んだ政党ですから…。その後、幹事長さんが躍起になって火消しを試みていましたが、こんな政党が一時期とは言え政権を握っていたことを考えると悪寒がします。

あっさりと政権を奪取されて下野してからの方が意気軒昂なようですが、せめてこういった末端の関係者の善意に水を指すようなことは、偏に慎まれたら如何かと思わずにはいられませんでした。
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やっちまいました…

2016年04月29日 20時03分53秒 | 音楽
今日は昭和の日、2016年のゴールデンウィーク初日でございます。

個人的に今日を楽しみにしていました。わりとお気楽な書き込みが多いので、さぞかしスーダラした毎日を送っていやがるんだろうな…と思われていたかも知れませんが、実はここしばらく、教室の他にいくつか編曲の依頼を抱えていたりと、ほぼ休み無く仕事に追われる毎日でした。

それも一段落して、今日は久しぶりの『何にも無い日』でした。さて、何処へ出かけようかな…などと考えながら床に就いた…のは良かったのですが、今朝激烈な倦怠感と頭痛で目が覚めたのです。

『…へ?』

と思いつつ、とりあえず体温計を取り出して検温してみたら38.5℃…ハイ、このおバカはよりにもよってこんな時に風邪をひきやがりました。そして、あれやこれやと練っていた折角の休日の計画は、虚しく灰燼に帰したのでありました。

いつもこうです。たまに一日自由に使えるからと楽しみにしている時に限って、何らか体調に足を引っ張られるのです。マッタク…何かに祟られているんじゃないか?と思いたくなるほどです。

こういう時

「それは神様が『体を休めなさい』と言っているんだよ」

と慰めて下さる方がいらっしゃいますが、それなら尚更大きなお世話、どうせ体を休めるんなら、自分の好きなかたちで休ませてくれ!!…と思うのはいけないことでしょうか?そんな堂々巡りをしながら、残り物で作った味の薄い雑炊をすすって終日横になっていたのでありました。チャンチャン♪…

暇つぶしに動画を観まくっていたら、何だか面白いものがあったので転載してみました。ヨハン・パッヘルベルのオルガン曲『アリエッタ』をペダルチェンバロで演奏しているものです。

今でこそパイプオルガンを演奏するにあたっては電力で空気を送ることができますが、昔はカルカント(ふいご手)が人力でふいごを操作してオルガンに空気を送らなければなりませんでした。そのための人件費もばかにならなかったので、そうしょっちゅうオルガンで練習するわけにもいかなかったのです。そこで開発されたのが、オルガニストの練習用として作られたこのペダルチェンバロなるものでした。

そういった経緯で出来たこともあって、本来人前でパフォーマンスするための楽器ではありませんでした。しかし、この動画では敢えてその練習用楽器で演奏したものが載せられていたのです。

このペダルチェンバロはペダルにのみオルガンの機能がついているようで、ところどころでオルガンの持続音が聞かれます。それがコラールを引き立たせて、一層の演奏効果をあげています。12分ほどの小品ですが、そこはさすがのパッヘルベルの作品ですので、御堪能頂ければと思います。

そんなわけで、私はこのまま撃沈します。チ~ン…

PEDAL harpsichord: Johann Pachelbel - Arietta, performed by Marco Vincenz
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初鰹

2016年04月28日 22時16分02秒 | グルメ
桜をはじめとした木々の梢に若芽が萌えて、新緑が眩しい時期となりました。

『目に青葉 山不如帰 初鰹』

の名句にも知られる通り、この頃は鰹の美味しい季節でもあります。

それで、たまたま教室からの帰り道で中央林間の乗り換え通路を歩いていたら、道すがらに建ち並ぶ店のひとつ『まぐろ亭』のイートインコーナーに《初鰹たたき丼》なるものがあったので、食してみることにしました。

皮に焼き目のついた目にも鮮やかな赤身の鰹たたきに、シャキッとしたオニオンスライスがたっぷりのっています。特製タレとポン酢で頂けば、鰹の風味が心地よく広がります。青魚好きには堪らない丼です。

たまにはこうしたプチ贅沢もしてみるものですね。
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やっぱりヴィヴァルディはスゴい!!

2016年04月27日 22時30分22秒 | 音楽
生徒が一人、ヴィヴァルディの《調和の霊感》の第2楽章を練習しています。私は可能な限り伴奏を弾きながら指導しているのですが、特にこの曲をやっていて毎回思うことがあります。

この曲に限らず《調和の霊感》という作品は、当時ヴィヴァルディが奉職していたピエタの孤児達に演奏させていたこともあってか、ソリストのメロディラインもオケの伴奏音型も、それぞれのパートで演奏していることは特段難しいことはしていません。しかし、それが縦に並んで一斉にアンサンブルし出した途端、物凄く多彩な音楽的効果を発するのです。初演当時、一連の作品を初めて耳にした人達は、どんなにか驚いたことでしょう。

いろいろと言う人もいますが、やはりヴィヴァルディは天才です。彼がこれらの作品を後世に遺してくれたことに、感謝せずにはいられません。

そんな愛すべき作品を、クリストファー・ホグウッド指揮のアカデミー・オヴ・エンシェントミュージックの演奏でお楽しみ下さい。

Vivaldi - Opus 3 no 6 in A minor - L'estro Armonico
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ちょっと早いですが…

2016年04月26日 22時56分17秒 | 日記
今日の関東地方は、日中は夏日になりました。道行く人達の装いも半袖のTシャツやバミューダパンツが見受けられ、すっかり夏の雰囲気です。

私はそこまでの準備はしていないのですが、とりあえず手近なところでこんなものを引っ張り出してみました。薄手のお扇子です。

本格的な夏を迎えたら、もっとガッツリとした大きさの扇を持ち歩きますが、そこはまだ初夏ですから、まぁこのくらいにしておかないと…。

でも、意外と公共施設が暑かったりしますから、今日は割りとお扇子が活躍しました。これからしばらくは、カバンに忍ばせておくつもりでおります。
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ふ~ん…

2016年04月25日 17時46分24秒 | 日記
私は普段、あまりカップラーメンというものを食しません。

生前母が嫌いだったこともあって、実家にいた時も全くと言っていいほど買ったことはありませんでした。その反動でちょっとした憧れみたいなものはあったのですが、いざ独り暮らしをして食生活が自由になったところで食べてはみたものの、

『ふ~ん、こんなもんかぁ…』

というのが正直な感想でした。

長く禁じられていた分、自分の中で妄想が誇大になり過ぎていたのかも知れませんが、何より薄味気味の私にとってはどれもこれも味が濃過ぎて、食べていて辛かったのです。

それでも、極たま~に面白そうなものを見つけると、物珍しさも手伝って買ってしまうことがあります。

今日、近所のコンビニに行ったら、リッチカップヌードルなるものがありました。贅沢とろみフカヒレスープ味と贅沢だしスッポンスープ味の二種類があったのですが、ほぼ迷わずフカヒレに決めました。スッポンって、亀だと思っただけで食欲がわかないので…。

かなり味の濃いスープに、フカヒレ…のような春雨のようなものが入っていたのですが、ちゃんとフカヒレスープを食べたことがある私としては

『まぁフカヒレっちゃあフカヒレっぽいけど…』

といった感じでした。

そこは所詮カップラーメンですから、必要以上のクオリティを求めるのは酷なのかも知れません。でも、私はもういいです…。
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負けた気しかしない…

2016年04月24日 23時58分12秒 | 日記
上の写真、小田急線沿線住民以外には「?」な光景だと思います。

ここは海老名駅です。ホームには特急ロマンスカーが停車しています。

今までならば、ここで「はい、ダウト!」となりました。何故なら、県央地区でロマンスカーが停車するのは本厚木駅だからです。

ところが、3月末のダイヤ改正により、何と海老名駅にもロマンスカーご停車するようになってしまったのです!なので、これはもはやダウトな光景ではなくなりました(勿論、本厚木にも今まで通り停まりますが)。

映画館やマルイといった大型施設や店舗が続々と厚木から消え失せて海老名に移動していき、新たにららぽーとまで出来て、それでも本厚木駅を利用するメリットは、もはやロマンスカーが停まることくらいになっていました。しかし、小田急としても栄え行く海老名の存在を無視できなくなったのでしょう。遂にロマンスカー停車駅という特権までもか剥奪されたのであります。

もっとも、ロマンスカーが停車することになったのは海老名駅だけではありません。丹沢登山道の入り口として伊勢原駅にも何本か停まることになったようです。そういった意味では海老名駅だけではないので、それはそれでいいのかと…。

さて、ますますショボくれていく厚木は、今後どうなっていくのでしょうか…。
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取れなひ…(TT)

2016年04月23日 22時52分28秒 | 日記
普段あまりやらないのですが、たまにゲームセンターの前を通りかかってふと見た時に、自分の欲しいものがあったりすると、こうしたクレーンゲームをやってみることがあります。

今日ふと見てみたら、リラックマのシリーズがあったので、久しぶりにやってみることにしました。狙いは真ん中辺りにあるネコを被ったリラックマです。

しかし…何度か試みるものの、惜しいところに引っ掛かったりこそすれ、結局は取れず仕舞い…。狙い方が悪いのか、ただセンスがないだけなのかは分かりません。

もしかしたら、こういったものというのは始めから取りにくいようにできているのかも知れませんが、ムキになりやすい質の自分としては、熱くなってしまわないうちに切り上げて退散しました。でも、できれば一個くらい取りたかったなぁ…(TT)。
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今日の《cafe32゜F》

2016年04月22日 19時51分20秒 | 日記
何でしょう…今日はいきなりの夏日でした。道行く人の三割くらいは夏の装いでしたが、我が家はそんな用意ができているはずもなく、そうかと言って日が落ちたら分からない…という目算もあって、一応通常の長袖を着て出掛けました。

日射しの下ではイヤと言うほどの暑さをひしひしと感じながら、久しぶりにランチタイムにお店にお邪魔しました。今日はちょっと早い暑気払いということで、キーマカレーのセットをお願いしました。一口目には甘く、しかし、その後にしっかりと辛さがやって来るキーマカレーの風味は絶妙です。今日は久しぶりにアイスコーヒーとのセットにしてみました。

案の定、日が落ちたら風が冷たくなりました。長袖チョイス、正解だったようです。でも、もしかするとそろそろ薄手の上着も用意しておく必要性に迫られているのかも知れませんが…。
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薄紅色と白の広場

2016年04月21日 21時57分00秒 | 

春に三日の晴れ無し…と言われますが、今日は正にその通りの雨模様となりました。

小雨の降る中、たまプラーザ駅前の広場に植えられた紅白のハナミズキが、満開に花を咲かせていました。この花が咲くと、春も終わりに近づいていることを実感させられます。

私は朝の天気予報を見て傘を用意して来たのですが、たまプラーザの駅前を歩く人を見ると、予報を知らなかったのか「春雨じゃ、濡れて参ろう」と洒落こんでいるのか分かりませんが、傘を持たずに濡れている人が多く見受けられました。私は楽器がありますから傘を差さないわけにはいきませんが、他の方々はこのくらいの雨なら、案外濡れても気にしないのかな?…と思ったりもしたのでありました。
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怖いほどの赤

2016年04月20日 16時28分48秒 | 
今日も今日とて、朝から気持ちのいい陽気に恵まれました。ちょっと早い気がしますが、正に五月晴れとでも言いたくなるような、爽やかなお天気です。

近所の公園には、地域の方々が育てている花が競うように咲いています。その中で一際目を引くのが、この真っ赤なポピーです。

日が当たっているのと携帯カメラの限界とで大分明るい色に写っていますが、実物はもっと深い赤色をしています。秋の曼珠沙華の赤とはまた違った、それでもちょっと怖いくらいの赤さです。

明日はお天気が下り坂のようですが、もう少しこの花が楽しめるといいな…と思っていたりするのでした。
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やめてください…(-""-;)

2016年04月19日 22時30分14秒 | 日記

日曜日の午後からここしばらくの間、わりと平穏な陽気が続いています。夕方から二宮町では風が強まりましたが、それもまた心地良く感じられるような月夜となりました。

そんなこんなで教室を終えてバスで秦野駅まで戻ったら、何やら駅が騒がしいのです。

『これはもしや…(;¬_¬)』

と恐る恐る改札口まで向かってみると、やはりダイヤが乱れていました。ただ、一応動いてはいたようなのでとりあえずホームに下りてみたら、ちょうど本厚木行きの各駅上り電車が滑り込んできたので、それに飛び乗ってひたすら本厚木を目指しました。

本厚木に着いて全員が降ろされると、ホームは電光掲示板を見上げる人や携帯電話で状況を何処かに説明する人で騒然としていました。私はここで下りてしまうからいいのですが、ここにおられる方々は大変です。

それにしても、16時半頃に起きた事故の遅れが22時近くになってもまだ解消されないというのは、些か時間がかかり過ぎのような気がするのですが…。

勿論、安全確認や時間調整といった様々な要因を解決しなければならないわけですから、内部ではそれはそれは大変な作業が行われているのでしょう。これも、都市部の過密なダイヤ編成の為せる業と言うべきなのでしょうか…。

いずれにせよ、一日の終わりにこれをやられると、何だか物凄く疲れます。多くの人に迷惑をかけますから、あたやおろそかに踏切や線路に入ったり、電車内で揉め事を起こしたりしないようにして頂きたいものです(`^´)=3。
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《アヴェ・ヴェルム・コルプス》によせて

2016年04月18日 21時44分18秒 | 音楽
熊本と大分での地震は止まることを知らず、先程も震度3の余震があったようです。

よく関東に来た関西や九州出身の方と話していると、こちらは頻繁に地震で揺れるので「関東地方は物騒だ。あちらではこんなにしょっちゅう揺れたりしない。」と言われることがありました。しかし逆に言えば、『関東では頻繁に揺れる=普段から割とこまめに地震エネルギーを発散させていた』のに対して、『関西や九州ではこんなに揺れない=それだけ地震エネルギーが蓄積していた』とも言えるのではないでしょうか。

1995年に起こった阪神淡路大震災も、滅多に起こらなかった地下の地震エネルギーが一気に噴出して、淡路島にあれだけの大断層を形成するほどの大規模震災に発展したのかも知れません。そう考えると『地震が少ない=安全』とも限らないような気がしてきます。

現時点で42名もの尊い命が失われてしまったことは、残念でなりません。こちらで座して何をできるかと手を拱いていても仕方ないのかも知れませんが、大分在住の知り合いがLINEで曰く

「人がボランティアとして有象無象にワラワラ来られても、その人達の逗留場所がないから反って大変になる。それより、こちらで必要な物資を入手するために義捐金を送ってもらえたら非常に助かる。」

とのことでした。確かに、今でも捜索等は自衛隊や警察といったプロが昼夜を問わず行っているわけですから、そこに俄かのド素人がウロチョロしていても、嫌な言い方をすれば邪魔なだけです。それよりも、より使い道が多岐に選べる現金の方が、被災者の方々には有り難いでしょう。これは東日本大震災の時に、福島在住の親類が言っていたことと重なります。

そんなわけで、及ばずながら私も今日、日本赤十字社宛に郵便振込みをしてきました。被災地の方々の避難生活に少しでもお役に立てれば幸いです。

今回の震災で亡くなられた方々の御霊安かれと願い、モーツァルトの《アヴェ・ヴェルム・コルプス》を送らせて頂きます。ひと時、犠牲者の方々への鎮魂に思いを馳せて頂ければ幸いです。

合掌。

Mozart Ave Verum Corpus por Leonard Bernstein
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山吹の花言葉は『待ちわびる』

2016年04月17日 22時00分23秒 | 
先日、熊本で発生した『平成28年熊本地震』では、日を追う毎に犠牲者の数が増えていっています。一昨日起こった本震は阪神淡路大震災クラスのものということで、その規模の大きさが推察出来ます。普段殆ど揺れない地域とのことですので、その恐怖たるや並々ならぬものがあるでしょう。

現時点で41名もの方々が亡くなられたという報道がありました。最初の地震で無事だった方が、本震で家屋の倒壊等で犠牲になられたりもしているようです。今はただ、ひたすらに御冥福を御祈念申し上げるばかりです。

今も熊本県内では5万戸もの家屋で停電が続いているというニュースがありました。加えて今朝は強い雨も降ったようですので、停電もさることながら、土砂災害には呉々も気をつけて頂きたいと思います。

ところで関東地方では、今日は朝からとてつもなく激しい風雨に見舞われました。ほぼ真横に雨が叩きつける中で、時折日が射すという『大狐の嫁入り』とでも言うべき奇妙な日和になりました。

午後になって、ようやく風雨も収まったところで外出してみました。すると、近くのお宅の垣根に植えられた山吹が、御覧のような黄金色の花をたわわにつけていました。あの大嵐の中で、よく散らなかったものです。

《七重八重 花は咲けども 山吹の実のひとつだに 無きぞ悲しき》という、太田道灌の故事に有名な後拾遺和歌集の名歌にも詠われた山吹は、俳句では晩春の季語でもあります。その花言葉は『待ちわびる』。正に、先日からの天変地異の収束を待ちわびる我々の気持ちにぴったりです。

願わくば、九州での震災被害が一日も早く鎮まらんことを、切に待ちわびるばかりです。被災地の一日も早い復興を、心中より御祈念申し上げます。
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初夏の訪れ

2016年04月16日 18時32分31秒 | 
今日は、上着の全く要らない陽気に恵まれました。見上げれば八重桜の花も満開に近いくらいに咲いて、繚乱たる景色を作り出しています。

勿論、咲き誇っているのは派手な花ばかりではありません。近所の藪の中に、可憐なシャガの花が咲いていました。小振りのアイリスのようなこの花が咲くと、春も終盤戦を迎えるな…という気持ちになります。

明日は荒れ模様のようですが、この子達がどうか無事でありますように…。
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