今日は雲が多かったせいか、昨日よりも幾分過ごしやすかったように思います。そうです、一応今日までは五月なんですから、もうちょっとばかり『初夏』を感じさせてもらいたいものです。
ところで、私は基本的に教室の無い日には朝晩は自宅で食事をしています。基本面倒くさいのですが、外食が続くとあまり良くないらしいので(汗)。でも一番の理由は、自分の好みの味であることが少ないからなのです。
それともう一つ。
私が、特に昼食を済ませるところというのは簡易的な大衆食堂のようなところが殆どなのですが、周りの人が食事中に立てる
『クッチャクッチャクッチャ…』
という咀嚼音が我慢ならないからなのです。
私は明治生まれの祖父母の下で幼少期を過ごしました。祖父は戦中に金属加工工場を経営していた元社長で、祖母はいいトコのお嬢様、そんな二人でしたから、立居振舞いも非常にジェントルでした。その二人と人格形成期に生活を共にしていましたから、当然食事中の作法は厳しいものでした。
何しろ箸の持ち方・上げ下ろしに始まって、突き箸・涙箸・渡し箸・迷い箸等を注意され、手皿なんか以ての外。更に口を開けてクチャクチャしようものならハイパーお説教タイムに突入するという、他人様が聞いたらドン引きしそうな教育を受けてきたのであります。
でも、そうしたマナーが備わっていたり、歌舞音曲に精通していたりしたからこそ、祖父は一町工場の社長ながら神楽坂の座敷で大口の役付きと堂々と渡り合って取引を獲得出来ていたのでしょう(何しろ祖父の口癖は「メシの食い方のなっとらん奴は仕事も雑な奴だ(`・ω・´)=3」でしたから…)。そうした祖父自身の裏打ちがあっての教育でしたから、私も子供心に最終的には納得していたことを覚えています。
ところが…
親元を離れて生活してみると、まぁ世の中にはこんなに食事のマナーが備わっていない人が多いのか!と驚愕させられたものでした。特にいわゆる『クチャラー』と呼ばれる口を閉じて咀嚼出来ない人というものは、老若男女を問わず一定の割合で存在するということに愕然とさせられています。
何故に音を立てて食事をしてはいけないのか…祖父曰く、自分の体内音を他人様に聞かせるというのは恥ずかしいことなのだそうです。だから、咳やくしゃみ、ゲップ、鼾、ありえませんが転失気等と同様に、自分の口の中の音を他人様に聞かせるなどということは、この上ない恥ずべき行為なのです。まして咳やくしゃみは割とすぐに収まりますが、咀嚼音はその人が食べ物を口の中で噛んでいる限り延々と続くので始末が悪いのです。
また、私なんぞはあのクチャクチャ音を聞かされていると、食べ物と空気が口の中で混ざって飲み込む時に苦しくないのかしら?と訝ってしまうのです。このあたりは、必要以上に音を立てて味噌汁をすする人にも感じることがあります。
いつぞやも、上の写真(イメージ)のような対面式の席で向かいの椅子に荷物を置いて食事をしていた時のこと、ふと気づくと私の横に何処ぞの偉いさん風のヲジサンが立って
「おい君、相席いいかね?」
と聞いてきたのです。
他人にものを頼むにしてはあまりに不遜な物言いにムッとしたのですが、
「場合によっては、やぶさかではございませんが?」
と答えました。
「あ?」
とスゴんできたので
「貴方、お食事なさる時にお口を閉じて咀嚼できる方ですか?」
「あとお食事を済まされてからゲップしたり、楊枝でシーハーしたりなさいませんか?そうであれば、御相席はやぶさかではございません。」
「他人に許認可を求めるのであれば、たとえ相手が年下と見受けようともそれなりの敬意をもって接するべきでしょう。然るに、貴方の先程の態度はとても他人に許認可を求める礼節あるものとは言い難いのでは?」
「この状況下にあって、決定権は私にあります。なので、私と食事の相席を希望されるからには希望的なマナーを遵守して頂く必要がありますが、大丈夫でしょうか?」
と言ったらヲジサンは
「…すみませんでした。」
とボソッと呟いて何処かに行ってしまいました。恐らくクチャラーだったのでしょう。
マナーとはむやみやたらと人を縛るものでは無く、他人様に不快な思いをさせないための配慮なのです。それが出来ない大人が増えていることは、憂慮すべきことです。それこそ来年はオリンピックイヤーですから、各国から選手やメディアや観光客が大勢来ることでしょう。そうした人たちに眉根を寄せられてしまうことの無いよう、改めて基本的なマナーを見直してほしいものです。
昨日に引き続き、今日も6月のコンサートの個人練習に勤しんでおりました。今回のプログラムはどれもなかなか難しいのですが、その中でもロッシーニには意外と苦心させられております。
と言うのも、特に古典のソリスティックな作品にはこの写真中央部にある山切りジャキジャキ音型がよく登場するのですが、実は個人的にこのような音型の演奏があまり得意ではないのです。もう、どうせなら素直に音階で上がっていってくれればいいのに…と、演奏しながらブー垂れたくなってしまいます。
この部分も、よりによってヴィオラソロの締めのフレーズなので絶対に外せないのですが、出来る時とコケる時とで仕上がりにムラが出来てしまうのです。
要は本番に向けて『出来る時』のアベレージを上げていけばいいだけの話…なんてことは百も承知の助なのですが、いわゆる『コケる時スパイラル』に陥った時が地獄でして…。本番まで2週間足らずだというのに、未だにタイトロープのような状態が続いてしまっております。
…などとここでゴチャゴチャとヌカしている暇があったら練習せんかい!ということなのです。ハイ、分かっておりますゴメンナサイ…。
しつこいようですが、改めて告知を。
6月14日㈮14時から、早稲田奉仕会スコットホールにてコンサートを開催致します。私宛にチケットをお申し込み頂ければちょっとですがお安く出来ますので、興味とお時間がありましたらば是非お越し下さい。
お申し込みはMessenger、又は
johannsebastianbach_1971@yahoo.ne.jp
までお願い申し上げます。
今日と明日は横浜の教室の定休日なので、レッスンがありません。なので、我が家でほっこり…ではなく、ひたすら練習することにしました。
ただ、そうは言っても疲れることは疲れるので、《Cafeあつめ木》にお邪魔して小休止することにしました。そろそろ5月も終わってしまうので、その前にもう一度月替り生ケーキ『抹茶あずき』を頂くことにしました。
抹茶のほろ苦さとあんこやクリームの甘さが絶妙にマッチした苔玉ケーキは、毎年5月の楽しみの一つでもあります。コーヒーとの相性も抜群です。
さて、帰宅してまた練習することにしませう!
今日、何とも痛ましい事件が発生してしまいました。
小田急線登戸駅に程近い路上で停車していた私立カリタス小学校のスクールバスに川崎市麻生区在住の51歳の男が刃物を持って19人もの人達に襲い掛かり、小学6年生の女児とお子さんを送りに来ていた30代のお父さんとが犠牲となってしまいました。犯人は現場から逃走すると持っていた刃物で憤死、結局犯行動機等は解明されないままです。朝から緊急ニュースが流され、来日中だったトランプ米大統領までが犠牲者に哀悼のコメントを発したこともありますので、御存知の方が殆どかと思います。
ニュースでは今件の犯人について、大阪・池田小学校児童殺傷犯の宅間守死刑囚や、秋葉原無差別殺傷犯の加藤智大死刑囚等との共通点を指摘する向きもありますが、何にもせよ身勝手なことには変わりありません。
どうして、こうも凄惨な事件というものは唐突に起こるのでしょう。そして事件の犠牲となってしまうのは、決まって日々を普通に生きていた人達ばかりです。今日の事件でもそうですが、今し方
「行ってきます!」
と元気よく出て行った姿が、まさか御主人や我が子を見た最後の姿になろうとは…何の関わりも無い理不尽な男の凶行によって無言の帰宅を遂げさせられてしまった大切な人の亡骸を、残された御家族にどう迎えろというのでしょうか。
今はただ、心ならずも殺められてしまった御霊安かれと祈るばかりです。せめてもの野辺送りに、ヴィヴァルディの弦楽のためのソナタ《聖なる墓の前で》を犠牲者の御霊に送ります。こんなにも哀しい事件がもう二度と起こることのないように…。
合掌。
Ensemble Connect: Vivaldi Sinfonia in B Minor, RV 169, “Al Santo Sepolcro”
今日は6月のフルートカルテットコンサートのリハーサルのために、都内に出ました。
新宿に出た時点で、駅前の温度計に33℃の表示が!やはり、今年の5月は異様ですね…。
さて、今日は前回出来なかったロッシーニのト長調とボルヌの『カルメンファンタジー』をじっくりと練習することにしました。
ロッシーニは、もう如何にも如何にもというロッシーニ感が満載の作品です。それはそう、元はと言えばこの作品は彼の『弦楽のためのソナタ』をリノベートしたものなのですから、当たり前と言えば当たり前です。
『カルメンファンタジー』は、本来はフルートとピアノの作品のようです(動画で一番出てくるのがこの組み合わせです)が、今回はフルートカルテット、つまりフルート+弦楽三重奏伴奏というかたちでの演奏となります。
それで、やってみて分かったのですが、弦楽パートに原曲には無いフレーズがチョコチョコ出てくるのです。中でも『カルメン』の中でも有名なハバネラの場面ではメロディに加えて2つの変奏曲が続くのですが、何と2つめの変奏曲でヴィオラにピアノ版に無い裏メロディが出てくるのです。
始めは裏メロだからと若干遠慮気味に弾いていたのですが、フルート奏者の方から「もっとそこの裏メロディ出しても大丈夫ですよ!」という有り難いお言葉を頂きました。なので、過度にいやらしくならない程度に歌ってみようと思っております((* ̄ー ̄)。
改めて告知を…
6月14日に早稲田奉仕会スコットホールにてフルートカルテットの演奏会を催します。チケットご希望の方は当方Messengerにお知らせ下さい。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。
今日は本来であれば月末恒例アミューあつぎ野外ライブの日なのですが、前々から決まっていた用事があったため欠席させて頂きました。
それで何処へ行ったかというと、横浜・山下公園前にあるホテルニューグランドです。昔オーケストラでお世話になり、現在は関西方面にお住まいの大先輩が奥様と共にこちらに宿泊されていて、お招きに与ったのです。
御覧下さい、この本館の大理石の階段。これを見ただけでも、私のような人間がいるのは場違いだ…と思わせるに十分な威圧感です。さすがは横浜市の歴史的建造物に指定されているだけのことはあります。
お部屋に伺って奥様共々御尊顔を拝し、旧交を温めました。何でもこちらのホテルで甥御さんが結婚式をされたので、そのついでに宿泊されていたのだそうです。
お茶を頂きながら昔話に花を咲かせていたのですが、向かいの山下公園の薔薇が素晴らしいので見に行きましょう…という奥様の御提案で出かけることになりました。
この時期、横浜市の各観光地は薔薇の花に彩られているのですが、山下公園もご多分に漏れず御覧のように色とりどりの薔薇の花が咲き乱れ、辺りは甘い香りに包まれています。あちこち写真映えするところはあったのですが、折角なので先程までいたホテルニューグランドとマリンタワーを合わせて撮ってみました(本当はもっと沢山撮りたかったのですが、頼まれて先輩御夫妻と薔薇の写真を取りまくっていたら、危うく肝心の自分のブログの写真を撮り忘れてしまうところでした…)。
先輩御夫妻は現在神戸にお住まいなのですが、
「神戸にもあちこち薔薇の名所があるけれど、横浜の薔薇は別格ね。」
と奥様が目を細めていらしたのが印象的でした。
そして山下公園といえば
忘れちゃならない氷川丸。今日もその堂々たる姿を我々に見せてくれていました。
夕食のお誘いも受けたのですが、さすがにそこまでは厚かましいと思い
「あとは奥様と水入らずで、神戸とはまた違った横浜の夜景を楽しんで下さい。」
と申し上げて失礼しました。実に楽しい一日でした。
ところで…
なかなかの暑さの中、あまり日陰のない公園をウロチョロしていたからでしょうか、帰宅して何の気なしに鏡を見たら…
『…へ?や、焼けてる?!』
何と、たった3時間程の外出だったにも関わらず、すっかり顔が日焼けしてしまったのであります。どうせ今日は外にいる時間なんて無いから…と日焼け止めをしなかったのが裏目に出ました。
ここ一週間以内に私に会う予定の皆さん、私が急に黒い顔を出してもビックリしないで下さいますよう、お願い申し上げます…(_ _;)。
暑い…(-_-;)
今日は北海道でも真夏日になったところがあったようです。一体『初夏』は何処へいってしまったのでしょうか?
今日は我が家でフルートカルテットの練習をしていたのですが、午後になって西向きの我が家の室内温度が上昇してきてしまったため、
『こりゃたまらん!』
とばかり、買い物ついでに《Cafeあつめ木》に駆け込みました。
何はなくとも冷たいものが頂きたかったので、メニューを見てあれこれ考えた挙げ句月替りアイスクリームをお願いすることにしました。今月の手作りアイスクリームは『コーヒークリーム』です。
濃厚な牛乳で作られたアイスクリームから、ほんのりと苦味の効いたコーヒーの風味が溶け出します。周りにはコーヒーゼリーのクラッシュが散らされていて、コーヒー風味のアクセントになっています。
先日《雫ノ下珈琲》で予感した通り、舌や身体がこうしたアイスクリームや冷たいものを欲するようになってきたようです。摂り過ぎないように気をつけないと…。
いやぁ…何だか日毎日毎に暑くなっていっていますが、確かまだ5月のはず…(;´Д`)。こんなに急に暑くなられても、こちとら準備が出来ていないのですよ。ホント、早いうちにエアコンの掃除しておいてよかったと思います。
ところで、たまたま歩いていた先で、一度入ったことがあるもののその後休業状態が続いていたラーメン店がいつの間にかリニューアルオープンしていたので、早速入ってみることにしました。メニューを見てみたら以前と若干ラインナップが変わっていたのですが、かつて頂いたワンタン麺が健在だったのでお願いしました。
こちらのワンタンはかなり大ぶりで、多めの肉あんをワンタンの皮でキャンディのように捻って包んであるのが特徴です。あとは味の沁みたメンマとネギ、青菜はパクチーか?と思って恐る恐る食べてみたら…三つ葉でした^^;。キリッとした醤油味のスープは以前よりもあっさりめで食べやすくなっていました。
昨今、個人的に大好きなワンタン麺がメニューにあるラーメン屋が無くて淋しい思いをしていたのですが、これで我が家から徒歩圏内にワンタン麺の食せるお店が出来ました。また折に触れて食べに行こうかと思います。
暑い…まだ5月だというのに、何故に夏日を迎えているのでしょうか…?
例年、こんな感じで早めに暑くなると水不足を懸念しなければならない年になるのですが、一体この夏はどうなりますやら…。
こう暑くなるとアイスクリームが恋しくなりますね。ということで、今日近所のセブンイレブンに行ったら、こんなアイスが売られていたので買ってみました。いわゆるクッキー&クリームのアイスなのですが、どうやら通常のものよりもクッキーの含有量が多いようなのです。
食べてみると
確かに全体が黒っぽく見える程にクッキーが入っていました。
これはこれで確かに美味しいのですが、個人的意見としてはクッキー&クリームのアイスというものはある程度クリームの含有量があった方が風味も立つし舌触りも滑らかかな…と思いました。
これから、こうしたアイスクリームの美味しい季節となります。食べ過ぎないように気をつけないと…。
いやぁ今日は暑かったこと!厚木も令和初の夏日となりました。
田舎の厚木でさえこれなら、人口密集地のあざみ野なんかどうなっているやら…と思いつつ出勤してみたら、やはり予想を裏切らない暑さとなっていました(ーー;)。
兎にも角にもクールダウンのために《雫ノ下珈琲》に向かいました。席についてひと心地ついてから、今日は暑さに負けてコーヒーフロートをお願いしました。何にしても冷たいものが欲しかったのです。
オーダーをしたところ、マスターさんが徐ろにコーヒー豆を碾くと、ブレンドコーヒーを淹れるかの如くドリップし始めたのです。一瞬
『私のオーダーは冷たいコーヒーフロートですけど…?』
様子を見守ることにしました。すると、ドリップした熱いコーヒーを器ごと氷水に浸けてコーヒーを冷やし始めたのです。
ここから始まるのか…と思っていたら、グラスに氷を満たしてそこにアイスコーヒーをグラス半分ほど注ぎ、更に先程ドリップしたてのツメタイコーヒーを入れてブレンドしたのです。なるほどこれなら汲み置きのアイスコーヒーだけでは為し得ない、淹れたてコーヒーの香り高いアイスコーヒーとなるわけです。
そして、コーヒーフロートですから当然アイスクリームがのるのですが、まぁ出てきてビックリこのボリューム!いつぞや頂いたコーヒーゼリーもそうでしたが、こちらにもバニラアイスクリームが「これでもか!」というくらいにのっております。
これも、独自の乳製品の販路を確保しているこのお店ならではのものです。販路のないお店では無理をなさらないよう、気をつけて頂きたいと思います?!
冷たいコーヒーフロートを堪能して、すっかりクールダウン出来ました。これからもこうした冷たいメニューに目が行くことが増えそうです。
今日の豪雨は凄まじかったですね。私の実家の方では川が溢れたようでしたが、皆さんの周りは如何でしたでしょうか。
私は昨日のうちに必要な食料品等の買い込みを済ませて、今日はとにかく絶対に外出しないことにしました。そして、昨日届いていた楽譜を開けてみることにしました。
再三拙ブログでご案内しています通り、6月14日㈮に早稲田でフルートカルテットのコンサートがあります。が、それとは別に9月8日㈰にも神奈川県央音楽家協会主催のガラ・コンサートがあり、こちらでもフルートカルテットを演奏することになりました。しかも曲はモーツァルトの《フルート四重奏曲第1番ニ長調》という、超メジャーな作品なのであります。
オーケストラでも室内楽でも、モーツァルトの曲は2バートに別れるヴァイオリンセクションの第2ヴァイオリンが忙しいパッセージを弾かされることで有名です(?)。しかしフルート四重奏曲はフルート・ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロとなるため、どうしてもヴィオラに第2ヴァイオリン的な役回りが回ってくるのです。
上の写真は第1楽章なので、まだそんなに大変な感じはしません。
が…
これが終楽章のロンドともなると
こんな感じで16分音符だらけになります。それこそ
「音符が細か過ぎて読めな〜いっ!(ノ`Д´)ノ彡┻━┻」
となるわけです。最近ローガン大統領が幅を利かせまくっている私の目からすると、いよいよハズキルーペが必要なのかしら…などとくだらないことを考えたりもしますが、少なくとも合わせ練習のある8月までには何とかしないといけません。
尤も、その前に早稲田のフルートカルテットを成功させなければいけないのでありまして…。
今日は小田原の教室の日だったのですが、たまたま通りかかったパン屋に懐かしいものがあったので久しぶりに買ってみました。《シベリア》です。
ジブリ映画『風立ちぬ』にも登場した羊羹をカステラで挟んだこのお菓子、私が幼少期によく遊びに行っていた祖父母宅の近くにあったパン屋さんに売っていて、よく買ってもらったものでした。その時のシベリアはこんな長方形ではなくて三角形⊿だったような気がしますし、名前もその店では《シベリヤ》と書いてあった記憶があります。
この、ある意味シンプルなお菓子が何故に《シベリア》なのか…挟まれた羊羹がシベリアの永久凍土を表しているとか、カステラがシベリアの雪原で羊羹がシベリア鉄道の軌道に見立てられているとか様々な説があるようですが、真相は明らかではないようです。ただ、古川ロッパの『甘話休題』という著書の中にシベリアが登場することから、少なくとも大正時代には一般的なものとして存在していたようです。
ここ最近は見かけることもなくなっていましたが、少なくとも小田原というレトロな街には売られていることを確認できたことは収穫でした。20余年小田原に通っている身ですが、まだまだ知らないことは万とある…ということですね。
今日、厚木の繁華街の自動販売機でこれを見つけました。その名も『ジョージアMAXコーヒー』と言います。
この缶コーヒーは茨城県民と千葉県民にとっては何の珍しさも無いものなので、私が茨城の実家に住んでいた時にも普通にそこいら中に売っていたものです(始めはただの『MAXコーヒー』だったのですが、いつの頃からかジョージアが頭につくようになりました)。神奈川に引っ越してきてからパタリと見かけなくなっていてちょっと寂しかったりしたのですが、まさか自分の生活圏内で販売されていようのは、思いもよりませんでした。
この缶コーヒーの特徴はとにかく甘い!缶にも書いてありますが、何と練乳が入っているのです。あまりの甘さに、茨城ではこの缶コーヒーをコップにあけて、更に牛乳を注いで甘さを薄めて飲んだりしている…と言えば、どのくらい甘いか分かって頂けるでしょうか。
懐かしさに絆されて買って飲んでみましたが、相変わらずの甘々さである意味ホッとしました。これからもこの甘さは貫いてほしいところです。
今日は雲が多めだったこともあってか、比較的過ごしやすい陽気となりました。
今日は昼過ぎまで六月の演奏会の練習をしていたのですが、集中していたらだいぶ疲れてしまったので、ちょっと中断して《Cafeあつめ木》にお茶をしに出かけました。五月になるとこちらで出てくるのが、月替り生ケーキ『抹茶あずき』です。
御覧下さいこのフォルム。あたかもお皿の上に苔玉がのせられているかのようではありませんか。しかし、この中には抹茶スポンジと小豆のクリームが潜んでいるのです。その周りに細かなケーキクラムがまぶされ、直前に抹茶のパウダーで仕上げられるために、このような苔玉と見紛う愛らしいケーキとなるのです。
小豆クリームの優しい甘さと抹茶のほろ苦さが程よく溶け合い、コーヒーとの相性もバッチリです。とても素敵な休憩時間となりました。
さて、また帰宅して練習しませう!
今日も日中は夏日に迫る暑さとなりました。本当に、ここ最近『爽やかな初夏』というものが短くて困ります。
それでも、植物は順番をキチンと守りながら咲いています。夕方、買い物に出かけた先の道端に待宵草の小さな花が咲いていました。
〽待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ…
とは竹久夢二の名歌ですが、昼間ではなく夕闇にひっそりと咲くこの可憐な黄色い花に、夢二は何を思ったのでしょうか。