共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

今日の《Cafe32°F》

2011年09月30日 18時25分51秒 | 日記
午後になって薬が効きだしたのか、だいぶ鼻の通りがよくなったので、安心してガトーショコラをオーダーです(ラス1でした。ラッキー(v^-゜))。

ものの味が分かるって、有り難いことですね。普段気づかないことでも、なくして有り難さを実感するものって沢山あります。昔、あるコマーシャルでもありました。

『なくしてわかる有り難さ。親と健康とセロテープ』

うまいっっ!(^▽^笑)
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あうぅぅ~…

2011年09月30日 16時33分50秒 | 日記
風邪ひいた…急に冷え込んできたのに、長袖の準備が追いつかなくて…。

そんなに重症ではないのですが、何が辛いって鼻が詰まっているから何を食べても味がしな~いっ!食い気だけで生きている人なのに(どんだけ自堕落…)、ホントにつまんな~いっ(T△T)!

皆様方もどうぞお気をつけて(まずオマエがな…)…m(_ _)m。
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ほらネ

2011年09月29日 15時00分51秒 | 日記
前回つらつらと4コマまんが的に(違うと思うが…)載せたヴィオラ・ダモーレの説明の中に「昔の銅版画に担いで弾いている図がある」みたいなことを書きましたが、ただ書きっぱなし~♪なのも何だか無責任な気がしたので、その銅版画の画像を探してみました。

何年も前にコピーしたものなので結構あっちこっちひっくり返して探して、やっとこさ見つけました。やっぱり何でも取っておくものです(天袋が散らかってしょうがないんですけど…)。ね?しっかり肩に乗っけて弾いてるでしょ?

それにしてもヴィオラ・ダ・ガンバ…すなわち『脚のヴィオラ』、つまり小さなサイズからコントラバス並の大型サイズに至るまで、すべからくチェロのように脚に挟んで(挟むほどでもない小さめのものは腿の上に乗せて)縦に演奏するスタイルの楽器の仲間なのに、何故に君だけ肩に担ぐ奏法を選択されてしまったのか…今となっては謎です(そんな大袈裟な話か?)。
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今日の《Cafe32°F》

2011年09月28日 17時37分42秒 | 日記
先週の今日が台風だったなんて想像もつかないような秋晴れの夕暮れ時です。

そして私の前にはガトーショコラ。やさしい口溶けが…う~ん、たまりませ~ん。

日が落ちて、ちょっと寒くなってきました。まだ長袖の準備が追いつかない身としては、若干の焦りを感じます。昨日洗ったシャツ、早く乾いてくれないかしら…ε=(-。-;)
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もう見られない…

2011年09月28日 13時57分05秒 | 日記
先日アップした小田急線の《藤子・F・不二雄ミュージアム開館記念号》です。実はこの電車、今月いっぱいでなくなってしまうことになってしまいました。理由は東京都からケチがついたからです。

都の言い分によると、都内を走る公共交通機関の車体に通常と違うデザインを施す場合には、それをすべからく『ラッピング広告』と見なすのだそうです。そしてその場合、車体の表面積あたりの『掲載面積』というものが都の条例で決まっていて、この電車はその規定をオーバーしている、つまり『条例に違反している』から、都内を走らせることまかりならぬ…ということなのです。

この電車を直に見たことがある方はわかると思いますが、これを『広告』と見なしていた人が一体どれだけいたのでしょうか?実際、車内には中吊りを含めて沢山のミュージアムの広告で溢れていましたが、外側にはドラえもんやパーマン等の数々のキャラクターが描いてあっただけで、いわゆる『広告』というものを感じさせるものは殆どありませんでした。だから、小田急電鉄側も『広告』という認識はなかったと会見で述べていましたし、少なくとも私もこれを『広告』とは認識しませんでした。にもかかわらず、都はこれを『ラッピング広告』だと言ってきたのです。

この一連のことからわかることとしては、まずはこのミュージアム自体が川崎市にあるということです。ひるがえして言えば、この電車を走らせたからって東京都に施設があるわけじゃないんだから、このミュージアムをクローズアップしたところで都には一銭もお金が落ちないわけです。そんな自分達に何のうま味もないものを新宿駅から走らせてやる義理なんざぁねぇよ…てぇことです。

逆に言えば、もしこのミュージアムが狛江あたりの都内にある施設だとしたら、恐らくは小田急線の電車は言うに及ばず、ヘタすれば都バスや都電まで全面的に飾り立てて宣伝に勤しんだでしょうね。石○都知事って、そういう人です(¬ー¬)。

それともう一つわかるのは都庁の野郎等は、電車のドアに『どこでもドア』をあてがったこういう小粋な洒落がわからねぇ、とんだオッペケペー野郎どもばっかりだ…てぇことです/(^o^)\ナンテコッタイ。

そして一番は、この電車の登場に目を輝かせて喜んでいた子供達の思いを無に帰したということです。この罪は大きいものがあります。

確かに日本は法治国家ですから、法律を始めとした様々な決まり事に基づいて生活していく必要があります。しかし、時には柔軟に対応することも、また必要なのではないか…と思うのです。少なくとも大人のそろばん勘定の行ったり来たりの都合で、子供達の笑顔と楽しみを根こそぎかっさらうってぇのは野暮だと思うんでやんすがねぇ…(何で江戸っ子調?)。
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霊峰遠望

2011年09月27日 17時50分35秒 | 日記
二宮の教室近くの橋から、富士山のシルエットが夕映えに浮かんでいました。やはり名峰、美しいですね。

最近お天気が悪くてなかなか見られなかっただけに、ちょっと嬉しい気分になりました。明日いいことあるといいな、と思いつつ…。
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衝撃映像

2011年09月27日 16時47分47秒 | 日記
出たぁ~っっっ!こっ、これは季節遅れの怪奇現象か?はたまた楽器に憑依した怪(あやかし)の姿かぁぁぁぁっ?!Σ((゜Д゜ll))

…って、そんなわきゃあありません。実はこれは私のヴィオラ・ダモーレの最頂部についている飾り掘りです(^-^;)。古楽器には時に、実用とはあまり関係ない装飾が施されていることがあります。で、特にヴィオラ・ダモーレによくついているのが、目隠ししたキューピッドや女性の頭部です。

あと余談ですが、ヴィオラ・ダ・ガンバや一部ヴァイオリン属なんかにもあるものとして獅子頭があります。普通ヴァイオリン属はデザインがほぼ決まっていて、通常糸倉の上にはスクロールと呼ばれる渦巻き状の飾り掘りが施されるのが一般的ですが、極たまに獅子頭が遇われているものもあります(私の知り合いのチェリストが所有しているチェロは獅子頭でした)。その辺りは、作家の遊び心と言ったところでしょうか。

何でこんな飾りをつけるのかについては諸説あるようですが、一つには悪魔除けとも言われています。キリスト教社会では悪魔の存在がリアルに信じられていて、人が病気になったり気がふれたりするのは悪魔の仕業だと恐れていました。また、人智を越えた美しいものを作り出したり、超絶技巧を会得した人に対して「アイツはきっと悪魔に魂を売ったに違いない」と陰口を叩いたりもしました。

また、これは特に弦楽器に関して言われることが多いのですが、いとも妙なる音色を出す楽器には、人の心を惑わす悪魔が住み着いている…などということも本気で信じていたようです。

そんな中にあって人々は、いかにして魔を払うか…ということにいろいろな工夫をこらしました。その一つがヒトガタ、つまり人形的なものを作って、そちらに代わりにとりついてもらおうというものでした。ヨーロッパでビスクドール等、やたらリアルな人形が発達したのには、そう言った社会背景も一端としてあったようです。

これは別にヨーロッパ社会に限ったことではありません。日本でも、各地に残る流し雛(ながしびな)等も同じ発想ですし、昔は出産時には妊婦の傍らに天児(あまがつ)という、てるてる坊主に手足が生えたみたいな簡単な作りの人形を置いて、妊婦や赤子に邪気がとりつくのを防いだと言います。

で、そう言った意味で楽器にヒトガタをつけることによって、どうせ悪魔に憑かれるなら奏者にではなく楽器についてもらって、妙なる音色を響かせてもらおう…という意味合いが、この装飾にはあるようです(話長かったなオイ…)。

ただ、キューピッドの場合には、やたらめったらそこら中に愛を振り撒かれても困るので、目隠しをしてしまった…ということのようです(因みに獅子頭の場合はこれ等とは全く違う考え方で完全に『魔除け』です)。

一見機能とは無関係なものを敢えて取り入れることによって、それが何とも上品な優美さに変わる…デザインの力って素晴らしいです。
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詳細

2011年09月26日 21時55分43秒 | 日記
過去ログを見た方から「ヴィオラ・ダモーレの説明が不十分」という御指摘を受けましたので、今更ながら解説致します。

以前にも載せた写真です。私の楽器はイタリア・クレモナ(名器の代名詞として有名なストラディバリの活躍した街)の楽器博物館にあるモデルのレプリカなので、ちょっと他のヴィオラ・ダモーレと形がかわっています。

この楽器はヴィオラ・ダ・ガンバ(『脚のヴィオラ』という意味)属の楽器なので、ヴァイオリン(発祥元はヴィオラ・ダ・ブラッチョ…『腕のヴィオラ』という意味)とはいろんなところが違います。

◎楽器の種類

●ヴァイオリン属…ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ

●ヴィオラ・ダ・ガンバ属(以下ガンバ属)…ディスキャント、トレブル、アルト、テナー、バス、ヴィオローネ(大型バス)。因みにコントラバスはこのガンバ属

◎ボディの形

●ヴァイオリン属…丸肩  

●ガンバ属…撫で肩

◎弦の数

●ヴァイオリン属…4本  

●ガンバ属…6~7本

◎調弦の音程の間隔

●ヴァイオリン属…5度ずつ  

●ガンバ属…3度や4度の複合(コントラバスは4度ずつ)

◎裏板

●ヴァイオリン属…膨らみが有る

●ガンバ属…真っ平

◎音孔の形

●ヴァイオリン属…f字型  

●ガンバ属…c字型や剣型

◎演奏形態(小型楽器の場合)

●ヴァイオリン属…肩に乗せる  

●ガンバ属…ガンバ(脚)だけに、腿に乗せる

◎弓の持ち方

●ヴァイオリン属…オーバーハンドグリップ  

●ガンバ属…アンダーハンドグリップ


ちょっと乱暴ですが、ざっと挙げるとこんな違いがあります。


で、このヴィオラ・ダモーレという楽器、実はちょっと立ち位置の微妙な楽器なのです。というのも、撫で肩の形状や7本もの弦を3度や4度に調弦すること、音孔が『アラブの燃える剣』の形をしていること等を見れば分かるように、この楽器はれっきとしたガンバ属なのです。が、演奏形態は脚に乗せるのではなく、ヴァイオリンのように肩に乗せて演奏しますし、弓の持ち方もアンダーではなくオーバーハンドグリップで持つという、ヴァイオリン属とガンバ属の両方の特性を併せ持ったものなのです。まるでイソップ話に出てくる、獣にも鳥にも仲間に入れてもらえないコウモリのような立ち位置の楽器なのです。

何でこんなことになっちゃったのかはわかりません。ただ、17世紀頃の銅版画にヴィオラ・ダモーレを肩に乗せて弾いている奏者の図があるので、恐らく開発当初からそうやって演奏していたのでしょう。

この楽器最大の特徴が、奏弦の下に張られた共鳴弦の存在です。この共鳴弦の端は、テールピース(緒止板、写真の駒の更に下に写っている長丸っこい物体)の裏側を通って、楽器の一番底の部分(テールピースの横にチラッと白いものが見えるでしょうか?ここの更に下の部分)にとめてあります。

ここからスタートした共鳴弦がどうなるかは、次の頁へ…。
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共鳴弦の通り道

2011年09月26日 17時53分05秒 | 日記
楽器の底辺部の突起に引っ掛けた共鳴弦は、テールピースの下を通って駒に達します。

駒は奏弦と共鳴弦と共用になっています。写真にありますが、駒の中程に穴が開けてあって、そこに共鳴弦をくぐらせます。それから共鳴弦達は、何と指板の下に開けてあるトンネル部分に突き進んで行くのであります。そして…。
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ここを経由して

2011年09月26日 17時43分43秒 | 日記
指板の下を通った共鳴弦達は、指板上部のトンネル出口から出てきて、更に奏弦の糸巻きの下側を通って折れ曲がって、楽器の裏側にまわります(奏弦の下に写っているのが分かるでしょうか?)。
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ここに出てきて

2011年09月26日 16時57分28秒 | 日記
指板の下から出てきた共鳴弦は、楽器の裏側にあるこの隙間から出てきて…。
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最終的に

2011年09月26日 16時53分51秒 | 日記
で、最終的には楽器の裏側にある共鳴弦用の糸巻きにそれぞれ装着するわけです。

共鳴弦って楽器の一番底の部分から張られていますから、一番長い弦で90㎝くらいあるんです!だから、もしそれを切っちゃって張り替えることを考えただけで…(lll゜Д゜)ヒイィィィ!!
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ムカデかよっ?!

2011年09月26日 16時46分17秒 | 日記
ヴィオラ・ダモーレの糸倉部分です。ここだけで全長の1/3くらいの長さがあります。ムカデの足のように両側に出ているのは、全て糸巻きです。何たって奏弦7本+共鳴弦7本=14本分ですから…。

これら全ての弦のチューニングを落ち着かせるのに相当時間がかかります。だから使う時にはかなり早くから会場入りしてせっせと音合わせしなければなりません。

ホント大変なんですけど、ちゃんとチューニングが合った時の音が何とも言えず美しいので、面倒臭い!と思ってもやめられないんですねぇ…。
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再び変更

2011年09月25日 14時52分45秒 | 日記
以前、顎当ての位置が中央を通り越して右側に来た…という写真を載せました。が、あれからまた変わって、今はこんな真ん中に戻ってきました。

というのも、確かに右側にあると高い音はとってもキラキラしていていいのですが、その分低い音に移った時にちょっとだけ腕に違和感を感じるようになってきたのです。で、結果間をとって中央に…ということで今はここでとっても調子がいいです。

よく「小成は大成を阻む」と言いますが、何事も一つの事象だけで満足しちゃいけない…ってことです(^.^;。
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忘れてた…

2011年09月24日 17時21分03秒 | 日記
今日は急に仕事がキャンセルになってしまいました。

まあ、今までにも何回かあったことではあるのですが、それでも今回のためには別に楽譜を編曲して用意していたこともあったので、昨日の夜になって事もなげにキャンセルの知らせが、しかもチャラ~ンとメール1本で送られてきた時には、少なからずイラッとしました(-_-メ)。

そんなこんなで急にヒマになってしまったので、特に目的も無くプラプラしていたら、爽やかな秋空にサルスベリがまだ咲いていました。

ヒマワリ・アサガオと並んで夏の花の代表格ですが、そう言えば不思議なくらい今まで見かけなかったのです。それでも、さすが百日紅と書くだけあって、秋のお彼岸にも最後の華やぎを添えてくれていました。

本当は大和のヒガンバナを見に行こうと思って問い合わせたら、先の台風で殆ど倒れてしまったということで諦めていました。それでもこの子のことを見たら、気持ちが少しだけ安らぎました(^-^)。
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