共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

ちゃんと年越し蕎麦@厚木市愛甲《萬陣》

2020年12月31日 18時55分45秒 | グルメ
今日は令和2年大晦日です。新型コロナウィルスという未曾有の災禍に全世界が振り回された2020年とも今日でお別れ、あと数時間で新しい年を迎えます。

いろいろなことがありまくった2020年ですが、最後くらいはちゃんと締めよう…ということで、



今日は厚木市愛甲にある蕎麦屋《萬陣》に年越し蕎麦を食べに行きました。

特に予約制ではないということでしたので、お昼過ぎくらいに直接お店に向かうと



既に順番待ちの列ができていました。とりあえずお店の名簿に名前を書いて待つこと暫し、やがて順番が回ってきて店内に通されました。

古民家風の建物の中には



囲炉裏や自在鉤などがあり、なかなかいい感じです。

メニューを広げていろいろと見てみた中で、今日は『納豆そば』をオーダーしてみました。



冷たい蕎麦の上には納豆や千切り海苔、刻みネギ、きゅうり、蒲鉾、甘辛く煮含めた椎茸がトッピングされています。そこに卵黄をのせて、ちょっと濃い目のつゆをかけて全体を混ぜて頂くと、それぞれの味が絶妙にブレンドされて実に美味しいお蕎麦でした。

因みにこちらでは、白い更科そばと黒い石臼挽きそばとが選べます。今回は納豆とあわせることもあるので、石臼挽きそばを選びました。

食後には



ごま豆腐ならぬそば豆腐で作られた『そばくず餅』も頂き、美味しい年越し蕎麦を堪能しました。

今日はあちこちで





年越し蕎麦が売られていました。皆様、ご自宅で楽しまれるのでしょうか。

今日、日本全国での新型コロナウィルスの一日の罹患者数が4515人、東京都だけでも1337人にのぼりました。この災禍がこれから先どんな展開をみせるのか分かりませんが、引き続き気を引き締めて、新型コロナウィルスに罹患しない、感染させないことを念頭に、自分なりの対策を講じながら過ごしていこうと思っております。

本年も拙ブログを御覧頂きまして有り難うございました。来年もくだらないことからどうでもいいことまで書き散らかして参りますが、お時間がありましたら御覧ください。

来る令和3年、2021年が、皆様にとって良き年となりますよう御祈念申し上げております。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
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今年最後の横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2020年12月30日 20時52分52秒 | カフェ
今日は午前中に久々の雨が降ったものの、それもお昼過ぎには上がって青空が顔を覗かせていました。そんな中、今日は水曜日ということで横浜あざみ野の《雫ノ香珈琲》に行ってみることにしました。

カウンター席について一息ついてから、今日は先ず



今月限定の『りんごのワッフル』をお願いしました。毎年12月には定番となったこのワッフルは、自家製のりんごのコンポートとカスタードクリームと程よい量のシナモンが絶妙にマッチして、まるでアップルパイのような味わいです。終わってしまう前に頂けて、本当によかったと思います。

その後、しばらくマスターさんと話に花を咲かせながら、



今月のコーヒーであるブラジルと焼きプリンをお願いしました。フルーティな香りのする特別なブラジルコーヒーと甘さ控えめの焼きプリンとの相性はバッチリです。

今年もほぼ毎週水曜日、こちらで素敵なひと時を過ごさせて頂きました。本当に感謝です。来年はどんなコーヒーや限定メニューと出会えるのか、今から楽しみです。
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ベートーヴェンチクルス@日暮里《夕焼け酒場》

2020年12月29日 22時00分45秒 | 音楽
2020年も残すところあと三日、いよいよ年の瀬感が迫ってきました。

そんな中、今日は一ヶ月ぶりに日暮里の夕焼け酒場に出かけました。



毎月29日にはこちらで開店○ヶ月記念の定額飲み放題宴会が開催され



多くのお酒が用意されます。今回も室内換気とソーシャルディスタンスを十分に保って、そこそこ賑やかに開催されました。

今回の宴会の目玉は何と言っても



『ベートーヴェンチクルス』、つまりベートーヴェンの9曲ある交響曲の全曲鑑賞会です。クラシック音楽とお酒が楽しめる夕焼け酒場店主ならではの企画です。

今回の鑑賞会に用意されたのは



20世紀のドイツ音楽界の巨匠ヴィルヘルム・フルトヴェングラーによる録音です。様々な年代の録音が混ざっていますが、それでもフルトヴェングラーならではの重厚かつ壮大なベートーヴェンの世界観が繰り広げられていきます。

特にラストの第九は、名盤の誉れ高い1953年にバイロイトで収録されたライブ録音です。戦中にナチスに加担したとされる罪に問われて音楽活動を制限されていたフルトヴェングラーが華々しく復活を遂げたコンサートだけに、演奏後の聴衆の熱狂的な拍手は感動的です。

新型コロナウィルスに翻弄されて遂に第九を演奏すること無く2020年を終えようとしていましたが、今日こうして巨匠の第九を聴けたことは幸せなことでした。それでも、来年にはまたコンサートで演奏できるような世の中になっていることを願って止みません。
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今年の我が家の松飾り

2020年12月28日 18時28分10秒 | 日記
今日は当初言われていた雨も降らず、比較的過ごしやすい一日となりました。

さて今日は師走の28日、そろそろ新年の準備も進めていかなければなりません。ということで、先ずは新年の松飾りを買い求めることにしました。

本厚木駅まで出かけると



様々な松飾りが置かれていました。最近は稲藁を使わないようなお飾りも増えているように見受けられます。

そんな中で、ちょっと面白い松飾りがあったので、今年はそれにしてみることにしました。それが



この手毬のようなお飾りです。何だか松飾りっぽく見えないかも知れませんが、一応ちゃんと松葉や梅の花があしらわれ、縮緬地には松竹梅が描かれています。

これで、我が家の年神様のお迎え準備はできました。あとはひたすら年賀状を書かなければ…。
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モーツァルトの名曲三昧@横浜市開港記念会館

2020年12月27日 18時25分25秒 | 音楽
今日も神奈川県は晴れ渡った快晴のお天気となりました。そんな気持ちのいい青空の広がる中、



今日は横浜市の中心地にある横浜市開港記念会館に行きました。今日は、大正6年7月1日の開港記念日に建てられ国指定重要文化財に指定されているこちらの建物の大講堂で



アンサンブル山手バロッコという団体による、オールモーツァルトプログラムのコンサートが開催されました。内容はピアノ協奏曲第23番イ長調と交響曲第39番変ホ長調、そしてバセットクラリネット協奏曲イ長調というモーツァルト後期の代表作ばかりです。

会場に入ると



ピアノ協奏曲で使用するワルターモデルのフォルテピアノが最終調整の真っ最中でした。



モーツァルトが愛奏していたというアントン・ワルター(1752〜1826)によるウィーンアクションのフォルテピアノは、繊細な音色と素早いハンマーアクションが特徴的な楽器です。今回のコンサートで演奏されたピアノ協奏曲第23番ではそのワルターモデルのレプリカ楽器が使われ、古楽器アンサンブルと息の合った演奏を披露していました。

次に演奏されたのは、後期3大交響曲の筆頭を飾る交響曲第39番変ホ長調です。本来ならこの曲にはティンパニとトランペットが入るのですが、今回はその代わりに先程協奏曲で使用したフォルテピアノを入れてのオリジナル室内管弦楽バージョンでの演奏となりました。

少人数のアンサンブルならではのスッキリとした演奏は、なかなか素敵なものでした。ただ、どうしても聞き慣れているティンパニの響きが無いということに、若干の寂しさを感じでしまったのも事実ではあります。

休憩時間には



2階席に上がってみましたが、照明や天井の意匠もなかなかのものです。

後半はバセットクラリネット協奏曲が演奏されましたが、演奏前に



ソリストによる使用楽器の説明がありました。

前半のアンサンブルの中に入っていたのは



このような通常サイズのクラリネットでした。ただ、これだとモーツァルトの協奏曲に登場する低音域が出せないので、現在では一部の音域を1オクターヴ上げて演奏しています。しかし、モーツァルトが作曲当初に意図していたのは



バセットクラリネットという、低音域に特化した楽器だったのです。

これは通常のものより長いので、より豊かな低音を演奏することができます。この曲に規格外の低音が多用されているのは、一説には初演時にソリストをつとめたクラリネット奏者アントン・シュタードラー(1752〜1812)が低音域を好んでいたことに由来するとも言われています。

バセットクラリネットを使用してのこの曲は、特に第2楽章の低音域に向かっていくメロディラインが素晴らしく、通常のクラリネットを使っての演奏と比べてより深みが増します。やはり作曲家の意図通りの演奏はいいものです。

全てのプログラムが終了すると



会場内から惜しみ無い拍手が演奏者に贈られました。

久々にオリジナル楽器のアンサンブルをライブで聴けて、充実した一日となりました。来年はもう少しこうした機会が増えるといいな…と思わずにはいられません。
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幸先詣@相模國一之宮寒川神社

2020年12月26日 17時45分45秒 | 神社仏閣
例年なら年明けに初詣に行くところですが、この正月は新型コロナウィルスの急激な蔓延に伴って、密になる初詣を回避するように国や自治体から注意喚起が出されています。それを受けて、寺社側からも三が日を避けての参詣が推奨されるようになっています。

面白いもので、大晦日前に寺社に参詣することを『幸先詣(さいさきもうで)』と呼んで推奨しているのだそうです。それにしても、数ある言葉の中で『幸先』とは考えたものです。

そんなわけで、今日は相模國一之宮寒川神社に幸先詣にやって来ました。



さすがに人影も疎らな太鼓橋を渡って境内に進み、



柄杓の無い手水舎で手水をつかうと



青空に映える神門に向かいました。

毎年、寒川神社では初詣の時期になると高欄にねぶたが飾られます。今回は



疫病退散の願いを込めた素戔鳴尊(すさのをのみこと)の勇壮な姿のねぶたが飾られていました。

神門をくぐると



青空の下に堂々たる拝殿が姿を見せます。拝殿の前には



初詣用の大きな賽銭箱の準備が進められていて、今日の参拝者はその前に置かれた賽銭箱の前での参拝となりました。

拝殿の中には



神門と同じようなねぶた飾りが置かれていて、来たるべき正月の雰囲気を演出していました。

廻廊には





正月に向けての神札授与所の準備もされていましたが、ここに大挙して人が押しかけてしまったとしたら…。

参詣を終えてから



隣接する末社の宮山神社にも参詣しました。




こちらには大物主命を筆頭に須佐之男命(すさのをのみこと)、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、宇迦之御魂尊(うかのみたまのみこと)、大雀命(おおささぎのみこと)、聖神(ひじりのかみ)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)と、実に八柱もの神々が祀られていて、末社ながらなかなかのパワースポットとなっています。にも関わらず、参詣者がそう多くないのは実に残念なことです。

今日はこちらで大麻と寒川神社神璽、八方除の三体の御札を頂きました。あとは氏神様・厚木神社の御札を頂くだけなのですが、何しろ厚木神社は普段神職が無住の御社なので、こればかりは社務所が開く新年早々を狙うしかありません。

御札を頂いて帰宅してから、神棚と仏壇の煤払いをして新年の準備をしました。あとは氏神様の御札を頂いて、我が家の神棚にお祀りするのを待つばかりです。

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頑張れ!クリスマス商戦!

2020年12月25日 20時02分30秒 | 日記
今日はクリスマス当日です。しかし、どうも日本ではクリスマス・イヴにはやたらと盛り上がって、肝心のクリスマス当日には熱が冷めているような気がするのは私だけでしょうか…。

それでも、やはりクリスマス商戦は終わってはいないようで、本厚木駅のコンコースでも



クリスマスケーキを売る声が響いていました。



昨日のたまプラーザと比べるとかなり地味なラインナップですが、それでもこれらのケーキは明日には持ち越せませんから、売り子が必死なことには違いありません。

ところで昨晩よせばいいのに集っていたクリボッチ集団ですが、聞いたところによるとやはり22時に店を叩き出されたのだそうです。まだ呑み足りなかったので誰かの部屋にシケこんで呑み直そうと思ったらしいのですが、だからといってメンバーそれぞれが自宅をその会場にはしたくなかったようで、軽く揉めた末に結局尻すぼみで解散したのだとか。

だから止めておけばよかったのに…。
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密になるのねクリスマス・イヴ

2020年12月24日 22時22分22秒 | 日記
今日は全国的にクリスマス・イヴでございます。

新型コロナウィルス感染拡大予防の観点から、今年はかなり大人しいクリスマス・イヴになるのではないかと思っていました。しかし、



蓋を開けてみればどういたしまして、たまプラーザの東急百貨店のデパ地下の洋菓子店には色とりどりのケーキが居並び



それを買い求めるための列が幾重にも通路にできていました。

そう広くもない通路には


人を列ばせるためのパーティーションがいくつも設けられていて、その中にはなかなかの密な光景が繰り広げられていました。ここ数日、耳にタコができるほど「3密を避けろ!」と言われている状況下において、この様子は果たしていいことなのか否か…。

そんなこちらの懸念を知ってか知らずか



子どもたちはショーケースに釘付けになって、あれがいいのこれがいいのとはしゃいでいました。中にはケーキ選びで喧嘩を始めて、お母さんにドヤされる子どもたちまでいる始末…。

こうした場面で、店員が真っ赤なサンタクロースのコスプレをしていることはよくあることです。しかし、ここたまプラーザでは



ケーキを買い求める客の中にもサンタのコスプレ姿が見受けられます。この辺りはハロウィンでもやたらと気合いの入ったコスプレをする(させる)ようなお土地柄なだけに、さすがたまプラの面目躍如!といったところです。

東急百貨店の高級店ばかりでなく



イトーヨーカドーの店頭でもコージーコーナーの出店が設けられていて、沢山の人がケーキを買い求めていました。

レッスンを終えて帰ろうとしたら、知人から

「今からクリボッチ確定組でパーティーするからおいでよ」

という、昨今の状況を全く鑑みない呑気なお誘いLINEがありました。

何でも、例年はそこそこの人数集まってワッハイワッハイ楽しくやっていたそうです。が、昨今の新型コロナウィルスの蔓延度合いから今年は集うことを止め、そのグループのほぼ全員がおよそ初めてな感じでクリスマス・イヴに一人ぼっち=クリボッチになったはいいものの、やはりイヴの夜に一人でいることに耐えられなくなったらしく、一部の人間が何処ぞの居酒屋に集ってソーシャルディスタンス・クリスマス・イヴ・パーティーをやっているというのです。

なんでこの御時世にわざわざ『集う』のか、私には意味が分かりません。ひょっとして、そんなに集って騒いでいなければ死んでしまうとでもいうのでしょうか?

どのみち飲食店の営業時間も22時まででしょうから、行っても間に合わないことを伝えて丁重にお断りしました。

今頃、クリボッチに耐えられなくなってしまった何人かが何処かで羽目を外しているのでしょう。そして、恐らくこのブログも見ているのではないかと思われます。

なので彼らに一言

「クリスマス・イヴに一人ぼっちで寂しいとかアホぬかすな!こちとら200年以上前からクリボッチ三昧ぢゃ!コロナで死にたくなかったら、大人しく家に帰って寝とけ!」

失礼致しました。
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爽やか和柑橘『ゆずパフェ』@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2020年12月23日 21時40分15秒 | カフェ
今日は年内の小学校勤務の最終日でした。

6月から慌ただしくスタートした小学校での指導補助も、気づけばもう半年を過ぎました。特に支援級の担当になってからは、果たして自分がどこまで求められた仕事を満足に熟せたのか熟せなかったのか全く分からないまま、それでもとにかく足手まといにだけはならないように必死の毎日でした。

今日も何とか大きな事故や事件が起きずに、一日を終えることができました。子どもたちが帰った後に教室の除菌作業をして、関係各位に年末の挨拶を済ませてから、そのまま横浜市青葉区あざみ野を目指しました。そしていつものように《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

今日は先日の柚子の香りが記憶に新しいので



『ゆずパフェ』をオーダーしました。柚子のソルベやジュレ、ピールがあしらわれたパフェは、レモンとはまた違った柚子の和柑橘の優しい香りと爽やかな酸味が特徴的です。

前回は『ゆず蜜紅茶』と一緒に頂きましたが、今日は



冷たい『ゆず蜜ソーダ』と共に美味しく堪能させて頂きました。

今日はいつもより時間があったので、

こちらのオリジナルコーヒー『カフェ・アダージョ』も堪能しました。通常の2倍の量の豆を使ってじっくり丁寧に淹れられた珠玉の一杯は、唯一無二の存在感です。

明日のクリスマス・イヴのレッスンが終われば、年内の教室のスケジュールは終了します。個人的冬休み突入まで、もう一踏ん張りです。
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とりあえず準備を…

2020年12月22日 17時45分15秒 | 日記
今日も小学校での勤務を終えてきました。今日は一部の学年が遠足に行っていたのでいつもより子どもが少なかったのですが、だからと言って仕事が大変なことに変わりはありません…。

さて、仕事を終えて厚木に戻ってから



頼んでいた年賀状を受け取ってきました。今年は転居届を兼ねた年賀状となります。

何だか、今年は一段と慌ただしい師走を過ごしているような気がしています。ふと気づけば年賀状を出すような時期になっているのは毎年のことですが、今年は特にあっという間にこの時期がやって来た感があります。

私の年内の小学校勤務は明日まで、音楽教室のレッスンも今週で年内のスケジュールが終了します。いやでも年の瀬感が迫ってきました。
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柚子、頂きました

2020年12月21日 18時40分25秒 | 日記
今日は冬至です。一年で一番昼が短くなるこの日には名前に『ん』のつくもの(なんきん=カボチャ、にんじん、れんこん等)を食べ、柚子湯に入るとされています。

今日、小学校での勤務を終えてから



職員室で柚子を頂きました。

私が出勤しなかった日に子どもたちが収穫したものを袋詰めしたものということで、小ぶりながらこんなに沢山頂けました。今夜は我が家で、ゆっくりと柚子湯に浸かりたいと思います。

気づけば激動過ぎた2020年もあと10日、日々の新型コロナウィルスの新たな罹患者数ものっぴきならない状況となっていますが、できることなら穏やかな年の瀬を迎えたいものですね。
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第5回《中東音楽を楽しむ会》@ユヌス・エムレ・トルコ文化センター

2020年12月20日 18時45分50秒 | 音楽
今日は《中東音楽を楽しむ会》のセッション会がありました。

会場は代々木上原にあるユヌス・エムレ・トルコ文化センターの会議室です。2月の溝の口でのワークショップにトルコ大使館の職員の方が参加されていて、その方の御厚意で場所をお借りできることになりました。

会場の隣には



『東京ジャーミー』という名のモスクがあります。

ここは東京に移住してきたカザントルコ人の祈りの場として1938年に



木造のモスクがオープンされたことを起源とするものです。その後1986年に老朽化のために取り壊され、2000年にトルコ人の職人と技術者の手によって新たに竣工されました。

イスタンブールにあるブルーモスクを模したという外観のモスクは、2階にある礼拝堂に向かう石段を登ると



モスクに欠かせない巨大なミナレット(尖塔)が青空に聳えています。

そして



入口で下足を脱いでモスクの中に入ると、ちょうどお昼の礼拝が始まるところでした。礼拝中は堂内を撮影することはおろか話すらしてはいけませんので、入口付近でイマーム(導師)による祈りの声が響く礼拝の様子を静かに拝見していました。

礼拝が終わったところで、ようやく堂内の撮影が許されました。



毛足の長い絨毯の敷き詰められた荘厳な堂内には



中央の大ドームから巨大なシャンデリアが提げられ、正面には



聖地メッカに向かうミフラーブが金色に輝いています。

堂内には



壁や天井のいたる所に華麗なアラベスク模様が施され



美しいステンドグラスが色とりどりに光っています。

入口の上には



2階席のバルコニーもあります。

イスラム教には厳しい戒律があり、タンクトップや半パンといった露出の高い服装ではモスク内に入堂できません。また、特に女性が入堂する際には信者である無しに関わらず頭髪を隠す必要があります。

心得ている女性はヒジャブと呼ばれるスカーフを持参していますが、もしスカーフやストールといったものが無い場合には



貸し出し用の白いスカーフが用意されています。

一頻りモスクの雰囲気を堪能しているうちにいい時間になったので、外に出てセッション会のメンバーと合流して



モスクの裏手にある今日のセッション会会場の『ユヌス・エムレ・トルコ文化センター』に入りました。

会議室に入ってから



それぞれに楽器の準備に取りかかりました。

お世話になるトルコ大使館員の方が取り出したのは



裏側に鎖帷子のような金輪が沢山ついたダフというアラブの太鼓です。他にも、



撥弦楽器ウードやアラブのタンバリンであるレク



琴のような楽器カーヌーン



尺八のような笛であるトルコ系のネイや



アラブ系のネイも加わって、なかなかな賑やかさとなりました。そして



何故かそこに一際異彩を放つヴァイオリンが一提…。

チューニングが整ったところで



セッション会がスタートしました。今回の課題曲は



『Ya Rayar』という曲をはじめとしたものでした。この曲は以前の曲のように10拍子とかではないので数えやすい…はずなのですが、その分西洋音楽ではあまり書かないようなシンコペーションの書き方で表記されているので見間違いやすく、結構苦労しました(汗)。

しばらくセッションしていたら、いつの間にか関係者の方が聴きにいらしていて、

「よければ併設のカフェに来て演奏してくれないか?」

と言ってみえました。突然のことで驚きましたが、とにかく休憩がてらカフェに足を運んでみることにしました。

カフェの中に入ると



かつて明治時代に和歌山県沖で難破し、地元の村人たちに乗組員が救われたトルコの軍艦エルトゥールル号の模型が展示されていました。こうしたところに、トルコの日本に対する思いのようなものを強く感じることができます。

大使館員の方にお茶をご馳走して頂いてから、その返礼も兼ねてセッションしていた課題曲のひとつであるトルコの『Cecen kizi』をはじめとした3曲ほどカフェで披露しました。居合わせたお客さんたちは突然の演奏にビックリしていたようですが、最後には拍手して頂けてホッとしました。

会議室に戻ってセッションを再開していたら、



トルコ大使館員の方による即興のネイ講座が始まりました。どうやら同じネイでも、アラブのネイは日本の尺八のように首を振ってヴィブラートをかけるところを、トルコのネイは首を振らずに唇を動かしてヴィブラートをかけるという違いがあるようで、そのトルコ式の演奏法がレクチャーされていました。

こうして楽しくセッションしていたら、あっという間に時間が過ぎていきました。最後に次回のざっくりとした予定を決めて、大使館員の方に御礼を言って会場を後にしました。

外に出ると



夕映えの中にモスクが聳え立っていました。

今日は新たな中東音楽に触れ合えただけでなく、いつも小田急線の電車の中から眺めていたモスクにも入ることができて、とても貴重な体験ができました。次回のセッション会はこちらで来年2月になるようですが、今からそれが楽しみです。
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サイゼリヤ新オーダーシステム

2020年12月19日 17時50分10秒 | 日記
今日は知人と打ち合わせを兼ねたランチをするために



久しぶりに厚木のサイゼリヤに行きました。

席に通されるとスタッフから

「当店の新しいオーダーのシステムは御存知でしょうか?」

と言われて

『…へ?』

と思っていたら、スタッフが慣れた口調で説明を始めました。

今では客が口頭でオーダーを伝えて、それをスタッフがハンディで打ち込んでバックヤードに送信していましたが、新しいシステムでは



メニューに書いてある商品コードと数量を



この伝票に記入して伝えることになっていました。

はじめはこれを渡せばOKなのかと思いきや、そこは一応オーダーの確認はされました。どうやらスタッフのオーダーの打ち違いによるトラブルを防止するために、新たに設けられたシステムのようです。

かえって煩わしいような気もしますが、逆に考えれば今までにそれだけトラブルが発生していて、中には悪質なクレーム案件もあったのではないか…というのが知人との統一見解でした。

昨今は、サービス業や教育機関を隷属させるかのような理不尽なクレーマーが見受けられるようになっています。そうした輩に対して企業側もこのような措置を取らざるを得ないのでしょうが、そうした措置が更に理不尽クレーマーをつけ上がらせているような気がしてしまうのは私だけでしょうか。
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再びのソプラノリコーダー

2020年12月18日 18時25分50秒 | 音楽
今朝、小学校に出勤しようと思って準備していたら、何と朝も早よから小田急線で人身事故が発生していました。隣の海老名駅だと相鉄線やJR相模線で迂回することができるのですが、本厚木駅はそういった乗り換えの術が無いので運転再開を待つしかなく、プラットホームが人で溢れそうになっていました。

それでも、ようやく来た臨時急行に乗り込んでギュウギュウ詰めになりながらどうにかこうにか小田原まで出勤することができました。ただ、出鼻を挫かれたこともあって普段以上に疲れてしまいました…。

ところで、支援級の子どもたちは自分のクラスだけでなく、音楽や体育といった一部の教科では、一般級の子どもたちと混ざる『交流』という授業もあります。特に高学年の子どもたちの音楽の授業では、ソプラノリコーダーを使うことも出てきました。

始めの頃は指使いの覚束ない支援級の子どもの横でエアで教えていたのですが、やはり実物がないと分からないようなので



我が家で放ったらかしにしていたマイソプラノリコーダーをひっぱり出して使うことにしました。やはり実物があると理解度が違うようで、少しずつではありますが指使いも覚えてくれているようです。

私もよもや数十年ぶりにソプラノリコーダーを吹くことになろうとは、去年の今頃には思いもしませんでした。どうせもう使わないから…などと無闇やたらと断捨離せずにおいて、本当によかったと思います。

このソプラノリコーダーはプラスチックではなくメープル材で出来ているもので、プラスチック製のものと比べると柔らかな音色がします。子どもたちの使っているものとの見た目の違いもあって注目度もなかなかですが、特段気にせずに使っています。

リコーダーの指使いというものは慣れてしまえばそれほど難しいものではないのですが、それでも理解度がゆっくりな支援級の子どもたちにとっては難解なようです。それでも、彼らが少しでも演奏することができるように、時間をかけてサポートしていこうと思っております。
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かなコン事務局痛恨のミス!

2020年12月17日 20時20分35秒 | 音楽
今日は今年の冬一番の冷え込みとなりました。神奈川県でも最高気温が10℃に届かず、寒さに強いと豪語する私ですら

『寒い…!』

と思ったくらいでしたから…。

ところで、職場の音楽教室に



今年も《かながわ音楽コンクール》の出場者募集のポスターが貼り出されていました。毎年これくらいの時期になると、このポスターが教室の壁に登場します。

はじめは、何の気無しにこのポスターを見ていました。ところが、見ているうちに何だか

『何かがおかしい…』

という言い知れない違和感を感じてきたのです。

そして眺めること暫し、遂に違和感の正体をつきとめました(大袈裟な…)。ポスター上部にはコンクールで募集しているピアノとヴァイオリンとフルートを図案化したものが描かれていますが、そのヴァイオリンに相当する絵がどう見てもヴァイオリンに見えないのです。



この図案は恐らくヴァイオリンのつもり描かれているのでしょうが、このボディの撫で肩のフォルム、そしてボディにあけられたCの字型のトーンホール…そう、これは最早ヴァイオリンではなく




古楽器ヴィオラ・ダ・ガンバのフォルムではありませんか!

思わず仰け反ると同時に

『も、もしかしたらかなコンにヴィオラ・ダ・ガンバ部門も新たに創設されたのか?!』

とポスターをしげしげと見てみたのですが、当然ながらそんなものはありません。やはり、これはヴァイオリンを図案化したもののつもりのようです。

残念ながらヴィオラ・ダ・ガンバとヴァイオリンとでは、フォルムに決定的な違いがあります。



左がヴィオラ・ダ・ガンバ、右がヴァイオリンてすが、ヴィオラ・ダ・ガンバはボディが撫で肩でC字型のトーンホールがあけられているのに対して、ヴァイオリンはボディの肩が張っていてf字型のトーンホールがあけられています。弦の本数に関しては、ヴィオラ・ダ・ガンバは6弦ないし7弦なのに対してヴァイオリンは4弦です。

そういったことを踏まえて改めてポスターを見てみると…



トーンホールやボディのフォルムはヴィオラ・ダ・ガンバながら弦の本数はヴァイオリンという、何ともハイブリッドな楽器が描かれていることになっているのです。こうした点を総合してみるに、恐らくこのポスターのデザイナーは楽器をあまり知らないか、きちんと観察せずにデザイン化したかのいずれかの可能性が高いと思われます。

クラシック音楽のコンクール事務局の人間がヴァイオリンのフォルムを知らないということは考えにくいので、いくら考えてみてもどうしてこんなことになってしまったのか皆目見当もつきません。ある程度名のあるコンクールなのに、そのポスターを製作するにあたってデザインの校正する人は誰もいなかったのでしょうか…。
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