共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

名盤発見!

2013年11月30日 12時21分12秒 | 音楽
今朝、調べ物をしていたら、偶然リンクしたyou tubeの動画の中に、フランスの作曲家セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタの中で、私が個人的に名盤と思って長年探していた音源がアップされているのを見つけました。ヴァイオリンは20世紀の巨匠の一人アイザック・スターン、ピアノはスターンの長年の『女房役』アレクサンダー・ゼーキンです。

この音源はレコードで聴いたことがあって、素敵だなと思って一発で気に入ったのですが、CD化されることがなかったために、ずっと聴くことが出来ずにいました。それでもCDショップに行く度に、いつかCD化されてひょっこり売り場に置いてあるかも知れない…という淡い期待を抱きながら今日まで過ごしていました。

録音は1959年、スターンが若いながらも脂ののった時期のもので、艶やかな音色で丁寧にフランクを聴かせてくれます。ゼーキンのピアノも、出過ぎず控えめになり過ぎずに、スターンのヴァイオリンと寄り添ってフランク独特の甘美な世界観を聴かせてくれます。

昨今のフランクのソナタの録音は、ともすると変に大見得を切ってみたり、妙に色っぽく演奏したりしているものが多いのですが、この録音はそういった衒いのようなものはなく、至極スッキリとした、今日の晴れ渡った秋空のような爽やかな演奏です(元々この曲自体が、フランクの友人のヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイの結婚のお祝いにプレゼントした曲なのですから、そんなに粘っこく弾くこと自体がどうなのかと…)。

曲自体も、今までに全然聴いたことがないという方にもお勧めの素敵な作品です。そして初めて聴くなら、是非是非この音源で聴いて下さい!


Cesar Franck-Violin Sonata in A Major (Complete)
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今日の《cafe32゜F》

2013年11月29日 14時42分47秒 | 日記
先週は教室がお休みで、夢の国に現実逃避しに行ってしまっていたため、2週間ぶりにお邪魔しました。

今日はガトーショコラとコーヒーのセットにしてみました。チョコレートの濃いガトーショコラと、ブラックでも十分に頂けるすっきりしたオリジナルブレンドとの相性は抜群です。

サンクスギヴィングを過ぎて、こちらのお店に中にもクリスマスの飾り付けがされていました。店内が一層華やかな雰囲気になっていて素敵です。
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ジブリ最新作《かぐや姫の物語》を観て

2013年11月28日 19時46分38秒 | 日記
今日は出勤前にTOHO CINEMASで映画を観て来ました。スタジオジブリの、言わずと知れた宮崎駿監督と双璧を成す高畑勲監督の最新作《かぐや姫の物語》です。平日の午前中に入ったのですが、先週末に封切られたばかりということもあってか、平日にもかかわらずそこそこ座席は埋まっていました。

先ず、肝心なことから。この映画が面白かったかどうか…ということについてですが、個人的には面白かったです。

内容については、改めて細々説明する必要もありませんが、媼によって「今は昔、竹取の翁といふものありけり…」という、古典の授業で必ず音読するフレーズが語られて、やがて翁が光る竹(というより今作では筍)の中から小さなお姫様を授かるところからお話が始まります。写真のポスターは、翁が姫を抱き上げたところです。その後、《竹取物語》の原典では、文章で翁が竹の中から黄金や衣等を次々と授かる場面が書かれていますが、そこはさすがアニメーション、『その場面』も具体的に見せてくれます。

さて、この作品の何が原典と決定的に違うかと言えば『成長過程のかぐや姫』が描かれていることでしょう。

原典ではいつの間にか大きくなってしまっていて、いつの間にか都に居を構えている得体の知れない存在ですが、この映画では高畑監督なりの、彼女の闊達な幼少期から少女期にかけてが描かれています。近所の子供達と野山を駆け回ったり、わらべうたを歌ったり、畑の瓜を盗ってきてガキ大将の男の子と食べたり…そこは完全に高畑監督の創作ですが、観ていて「彼女にもこんな自由な時期があったらいいな」と思えるような場面でもありました(因みにこのガキ大将とは、後に都で衝撃的な再会を果たします)。

そんな奔放な日常にもやがて終止符が打たれ、翁一家は『姫を授かった天からの啓示』に従って都に移り住みます。そこで姫を『やんごとなき高貴な姫君』に仕立てるべく、宮中から相模という女房が家庭教師としてやってきますが、それからの二人のやり取りは世代的にどうしても、アルムの山からフランクフルトのクララの家に行ってからのハイジとロッテンマイヤーさんに見えてしまいます(汗)。

やがて、大枠としてはほぼ原典通りに話が進みますが、その中に、自分の思いとは関係なく渦巻く周囲の大人達の思惑の中で、抗いながらも翻弄される姫の一人の少女としての揺れ動く感情が細かく描かれているのが、この映画の特徴と言えるとでしょう。

時に育ての親である翁と真っ向から対立し、身勝手で不誠実な殿上人に怒り、他人の自分を見る目の変化に戸惑い、思いのままに生きられないことに涙する…そんな中で『あること』が起きて、そこで姫は自分の『能力』に目覚め、それを使って助けを求めます。そのことが、後に姫が月に帰らなければならなくなることと深く関わってくるのです…。そんな中、忍んで出かけた故郷の野山であのガキ大将とまたしても再会を果たし、そこで姫の心が一気に解き放たれて、ある『奇跡』が起こります。

そんな喜びも束の間、いよいよ8月の十五夜の夜を迎え、かぐや姫を迎えに来る月からの一行がやって来ますが、その一行の姿を観て私は思わず「えぇ~っ?!」と声に出してしまったくらいぶったまげてしまいました。もう何と言いますか…「その『お迎え』なのぉ?!」というような衝撃です(◎。◎;)。

やがて、嘆き悲しむ老夫婦を置いて、いよいよ天人としての羽衣を纏い、地上での記憶を全て忘れて月に帰ってしまうのか…というところで、かぐや姫の屋敷で姫のお世話をしていた女童(めのわらは)が、なかなかのGOOD JOB!!をやってくれます。それによってハッと我に帰ったかぐや姫は寸出のところで羽衣を纏うのを止めて、老夫婦としっかりと抱き合って別れを惜しみます。

しかし残酷にも、その背後から月の使者の手によってそっと羽衣が着せられると、かぐや姫の顔から感情がスッと消え失せ、泣き崩れる老夫婦を置いて輿に乗って月へ戻って行って…しまうのですが、最後の最後に『えっ?!』と思うようなシーンがあります。何故そのシーンがあるのか…実は作品中の様々なところに布石がありますので、全体をよく観て頂きたいと思います。

この映画は手描きの鉛筆画や毛筆画のような風合いを活かした感じの作画になっていて、全体に温かみのある印象を受けます。人物の肌や着物の質感も伝わってくるような独特の絵で観ていて和みますが、それだけに作画の工程はさぞかし大変だったろうな…と容易に察しがつきます。

声優についてはジブリの悪い癖で、主要人物の声をプロの声優さんではなく俳優や女優にやらせるため、映画を観ている間にも高畑淳子や上川隆也の顔がチラチラするのが若干イラつきました。ただ、幸いにも主人公たるかぐや姫役が新人さんだったので、その辺りについては安心して観ていられました。あと、ガキ大将役の高良健吾はなかなかの好演でしたし、翁の地井武男と媼の宮本信子の老夫婦も素敵でした(地井さんはこの収録後に他界されてしまったので、これが遺作の一つとなってしまいました)。

物語全体のキーワードのように流れるわらべうたは高畑勲監督自らの作詞作曲ということでした。また、一部宮中の場面では雅楽が使われていましたが、それ以外の音楽はいつものように久石穣氏です。今回もオーケストラサウンドやピアノを駆使した、叙情的な音楽が使われています。

ただ、劇中でかぐや姫が和琴のような琴を爪弾く場面が何回も出て来るのですが、何となく音色に違和感があるのです。何だろうと思っていたら、クレジットを見ていて理由が分かりました。奏者のところに『古筝』と出て来たのです。古筝は中国の伝統楽器で、一時期持て囃された女子十二楽房にも使われていたものです。弦や爪の素材が日本の琴や箏とは違うので、日本のものより硬い音がするのが特徴なのですが、それが平安調の寝殿造の屋敷の中から響いてくることに、終始違和感を拭い去れませんでした。

それと、サブタイトルにもなった《姫の犯した罪と罰》というものですが、これについてはよく分かりませんでした。実は原作の《竹取物語》でも、かぐや姫は月世界で何らかの罪を犯して地球に島流し(星流し?)になったという設定になっていますが、一体何をやらかして罪に問われたのかについてはハッキリとはしていません。そういった意味では描きようがなかったのかも知れませんが、出来れば何か具体的な罪状か何かが示されていてもよかったのではないか…と思いました。

いずれにせよ原作があまりにも世に知られた名作だけに、それを映画化するにあたっての高畑勲監督の御苦労は察して余りあるものがあります。しかしながら、上記のような細かいことを気にさえしなければ、それはそれなりに楽しめる作品だと思います。年末の世話しない空気の中のひと時、ひと味違った『血の通ったかぐや姫像』を堪能してみては如何でしょうか。
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20周年

2013年11月27日 19時32分58秒 | 日記
何パターンか写真を撮っていたのですが、ランドマークタワーから吹きおろしてくる風があまりにも強くてどうにもならないので、とりあえずランドマークタワーの足元にあるランドマークプラザに駆け込みました。

建物中央にある巨大な吹き抜け部に、これまた巨大なクリスマスツリーが立っていました。今年がランドマークプラザがオープンしてから20周年ということで、それを記念してディズニーとコラボレーションした、9mもの高さのツリーだそうです。

通常はこんな感じですが、日にち限定でイルミネーションがピンクになる時とブルーになる時があるようです。また、数多く点けられたLEDの中に『隠れミッキー』がいるということでしたので私もあちこち探してみたのですが、何しろド近眼の人には探しおおせるはずもなく、敢なく諦めたのでありました…。

この他にも、外の歩道や汽車道の街路樹にもイルミネーションが飾られているということでしたが、何しろ風が強過ぎて如何ともし難いので、今日は諦めることにしました。また改めて見に来られる時があればいいのですが…。
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寒空彡(+_+;)彡

2013年11月27日 18時12分58秒 | 日記
今日は頼んでいた楽譜が届いたということで、横浜まで出て来ました。用件を済ませてから、折角横浜にいるのだから…ということで、そのまま桜木町まで行くことにしました。

駅のホームに降り立った途端、物凄い強風に煽られましたが、それにもメゲずに動く歩道に向かいました。ちょうど真ん中辺りに差し掛かった時、日の暮れた中に日本丸とコスモワールドの観覧車がいい感じに見えたので、写真に収めてみました。

この撮影中にも、背負っていた楽器ケースが煽られるほどの強風と格闘していました。いやはや…彡(+w+;)彡。
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控えめ

2013年11月26日 19時55分41秒 | 日記
今日は、いつも借りている二宮町生涯学習センターが休館日で教室が出来ませんでした。それならば…といろいろと用事を済ませてしまおうと思ってあれこれしていたら、何だかすっかり遅くまでかかってしまったのです(+_+;)。

帰りに海老名のビナウォークに立ち寄ったら、中庭のような中央公園の木々にイルミネーションが飾られていました。去年は二つの建物を結ぶ橋に流星のようなイルミネーションがかかっていたりしたのですが、今年は割とシンプルで大人しい感じになっています。

夕べの嵐の余韻で気温が高めだった午前中から一転、日が落ちた途端に急激に寒くなってきました。これからとりあえず急いで帰りますε=(ノ‥;)ノ。
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バージョンアップ

2013年11月25日 18時41分36秒 | 日記
予報通り、午後から冷たい雨の降り出した中、小田原の教室へと向かいました。

小田急線の改札を出て、小田原駅の自由通路から駅ビル《LUSKA》の受付のあるエントランスに入ったところに、今年も箱根寄木細工”風”クリスマスツリーが登場しました(あくまでも”風”です。もしこれを実際に寄木細工で作ったら、手間隙といい工賃といい大変なことになってしまいますので…)。

ここの他にも店内の何箇所かに同じようなツリーが飾ってあるのですが、このツリーが一番大きなものです。また、このクリスマスツリーは1時間毎に、オルゴールトーンでクリスマスソングを奏でながら回転します。その時には行き交う人々もふと足を止めて、キラキラとしたツリーに見入っています。

去年はただ寄木細工”風”のパーツとイルミネーションがついているだけのシンプルなものだったのですが、今年はそこにモールやぬいぐるみ等がプラスされて、一層華やかな感じになりました。去年のツリーが全体的にブラウン系一色で地味だったので、そこを気にしてのモデルチェンジなのかも知れません…。

これから来たるべき12月に向けて、街がどんどん華やかになっていきます。出かけた先でどんな光景に出会えるのかが楽しみな季節です。
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ザ・洋食

2013年11月24日 14時41分42秒 | 日記
今朝、ボンヤリした頭の中に、黄色っぽいあるものがホワァ~ン…と浮かび上がりました。最初は何だかさっぱり分からなかったのですが、それが朧げながら段々と像を結んで来た途端、急速にお腹が空いてきたのです。どのみち今日は厚木の街に用事もあることなので、それを求めて出かけることにしました。

そんなわけで、今日は本厚木駅前の、かつてマルイが入っていたビルの地下に古くからある《Cafe&Brasserie BON》という喫茶店に来て、お目当てのものをオーダーしました。それがこのオムライスと海老グラタンのランチセットです。もうお分かりですね、寝覚めに頭に浮かんだものとはオムライスでした。

こういう『典型的な洋食』というものが、たまに無性に食べたくなる時があるのですが、そんな時にはここにお世話になることが多くなります。

ここのオムライスは、昨今ファミレスで出てくるトロトロ卵をご飯に被せてデミグラスソースをかけたようなものではなく、薄焼き卵で真っ赤なケチャップライスをしっかりと巻いた、昔ながらの正しいオムライスなのです。ケチャップライスの中身も薄切りベーコンに玉ねぎにピーマンと、昭和の家庭料理として作られていたものを彷彿とさせるシンプルな味わいのものです。

ドリアは割とよく見かけるのですが、実は以外とグラタンというものは置いてある店が少ないように感じます。そういった意味でもこのお店は貴重です。ここの海老グラタンは、緩めのベシャメルソースの中にペンネではないマカロニと小エビとが入った、これまたシンプルなものです。

昔実家にいた頃は台所にガスオーブンがあって、焼き魚も勿論ですが、グラタンも母がよく作ってくれました。その時には普通の銘々のグラタン皿の他に、縦15㎝×横30㎝×深さ10㎝くらいの耐熱ガラスの容器があって、そこにもほぼなみなみとグラタンの具を入れて、溶けるチーズとパン粉をふった巨大グラタンを作ったものでした。このグラタンを頂くと、その頃、妹達と奪い合うようにして食べたグラタンのことを思い出します。

久しぶりに『ザ・洋食』とでもいうべきものを頂いて、とても幸せな気分になれたのでした。
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光並木

2013年11月23日 19時16分14秒 | 日記
昨日の夢の国から一転、今日は現実に立ち返って、午後から知人と会うために新宿へ出て来ました。本来は用件だけ済ませたらさっさと帰るつもりが、話の流れでお茶をしていくことになり、久々の積もる話に花を咲かせていたら、店の外に出たらすっかり日が暮れていました(゜Д゜ )アラヤダ!!

新宿駅東口で知人と別れた後、折角新宿にいるのだからと、南口にあるサザンテラスに出てみました。ちょうど折も折、高島屋に向かう歩道の植栽には、御覧のように華やかなイルミネーションが飾られていて、道行く人々が盛んに携帯電話やタブレットで写真を撮っていました。上の写真は、500mくらいはあるサザンテラスのイルミネーションに中で、写真で切り取って見映えのいいところをあちこち探しながら撮ってみた内の一枚です。

実はこのすぐ左脇に建設中の人口基盤があるので、なるべくそれを写さないようにいろいろと角度を工夫してみましたが、何だかどの写真も今ひとつでした。いくつか撮った中で、これならまぁいいか…というものを載せてみたのですが…。

こうしてみると、『自分の眼で見ている光景の一部を写真で切り取る』というのは、かなり高度な技術を要するということが分かります。ましてや、昨日のディズニーシーのクリスマスツリーの写真と言い、携帯のカメラには限界があるようです。やっぱりちゃんとしたデジカメを買おうかな…。
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幻灯

2013年11月22日 22時30分29秒 | 日記
秋の釣瓶落としの日が落ちて、一気に暗くなりました。

今回は夜のショーが2種類ありました。ひとつは通例行われる《ファンタズミック》というもので、その後に行われたのが、この時期限定の《カラー・オブ・クリスマス》です。

メディテレーニアンハーバーの中央に巨大な光のクリスマスツリーが出現して、音楽にあわせて様々な色に変化していきます。ショーが終わってミッキーマウス達が退場していった後にもこのクリスマスツリーは残っていて、キャストさんに聞いたら「あのツリーは閉園まであの場所に残っていますよ」ということでしたので、全部終わってからゆっくりと撮影しました

正にクリスマス時期限定の光景です。平日の今日ですらこうでうすから、明日見に行く人は大変だと思います…。
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ここにだけ

2013年11月22日 17時07分16秒 | 日記
今日は教室が定休日なため、以前から知り合いと示し合わせて出かけることにしました。さて問題です。ここは一体どこのヨーロッパの海岸都市でしょうか?

…って、そんなわけはありませんで、今日は東京ディズニーシーに遊びに来ました。写真はディズニーシー中央にあるメディテレーニアンハーバーを、ミステリアスアイランド側からミラコスタ方面に向かって撮ってみたものです。ここだけ切り取ると、一体どこのヨーロッパ都市かしら?と思うような眺めです。

世界中にディズニーワールド数々あれど、ディズニーシーがあるのは世界でここだけです。それだけに、ディズニーランドとは趣を異にしている印象が強いです。何と言いますか、大人な雰囲気が漂っているのです。でも、それはそれでいいのだと思います。『子供だまし』は、子供も騙せません。

ひと時、世の中の憂さを忘れて楽しみました。
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浅漬け

2013年11月21日 18時18分52秒 | 日記
本日11月21日に日付が変わったと同時に、今年もボージョレーヌーヴォーの販売が解禁となりました。時差や日付変更線等の関係で、何故か本国フランスよりも日本の方が一足先に解禁になるということで、毎年時報のカウントダウンからの乱痴気騒ぎ…基、お祭り騒ぎが、NHKのニュースにまでなるほどの賑わいです。

デパートの店頭には御覧のように、ボージョレーヌーヴォーのボトルが山と積まれていました。よく見るといくつか種類があるようですが、そこはまぁ『新酒』ですから、そんなにビックリするほど味に違いはないかと思います。

ここまで読んで頂くと何となく察しがつくかと存じますが、私ははっきり言ってこのワインが嫌いです。

あくまでも持論ですが、赤ワインというものは最低でも3年から、長くても5年くらいまでの間、きちんと樽で熟成させたものが美味しいです。5年より古くなると段々古漬け感が増してきてエグくなりますし、3年未満だとちゃんと漬かっていない感じで酸っぱくていけません。

第一、このワインと合わせて美味しいものが分かりません。ビーフシチューみたいな濃いものには負けてしまいますし、魚のムニエルに合わせるには酸味が邪魔過ぎます。となると、ひたすらオードブルやパンとチーズみたいなものと飲み続けることになるのでしょうが、そういうものしか合わせられないというのであれば、何ともつまらないものです。

それといつの頃からか、輸送の軽便化をはかるため等の理由から、特に大型量販店等で販売されるものについてはガラスのビンではなくペットボトルで売られるようになったのも解せません。写真に撮ったこのボトルも手にするとベコッΣ(゜ロ゜ノ)ノ!と凹むのですが、そもそもワインがペットボトルに詰められた段階で、安っぽさ爆発です。

これを見る度に思うのです、「醸造元は本気でこの『ペットボトル化』を良しとしたのだろうか」と。

どんなものもそうですが、ものの器というものはパッと見た印象だけでなく、その中に入っているものの印象までも決定付ける要素を多分に含んでいると思うのです。

その昔、錦松梅という高級ふりかけのCMで故・古今亭志ん朝師匠が「中身もいいけど、器もいいねぇ」と微笑んでいたことがありましたが、正にその通りです。あの美味しいふりかけが、もし有田焼の器ではなくてタッパーか何かとてつもなく安っぽい入れ物に入っていたら、果たして『錦松梅を食べている喜び』みたいなものを感じることが出来るでしょうか?

勿論、ものを作ったからには売らなければなりません。そのために企業努力という知恵を絞って、その結果としてものの売上が伸びれば、それはそれで結構なことだと思います。ただ、ものを売るためだけの『なりふり構わぬ感』には、個人的に疑問を呈せざるを得ません。コストパフォーマンスも大事なのだろうと思いますが、同時に『品位・品格』というものも、出来れば疎かにしないで頂きたい…と、切に願うのでありました。

まあしかし、これだけあれやこれやとゴタクをつらつら書き連ねたからと言って、じゃあ武士の情けでこの浅漬けワインを1本くらい買っていってやろう…という話でもないのであります。さて、では今日は美味しいイタリアワインでも買って帰りませう(* ^-^)~♪
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ここにも

2013年11月20日 14時55分45秒 | 日記
今日は昼間にちょっと時間があったので、以前から気になっていた場所へ行ってみることにしました。

本厚木駅南口から平塚駅行きのバスに乗って、戸田地区にある『中戸田』というバス停で下車。そこから民家の間の道を西方向に向かい、進行方向右側に日曜日に登った大山、その左手にうっすらと富士山を臨む広大な水田の間の細い道を歩くこと20分ほどのところに、今日の目的地《御霊神社》があります。そうです、覚えておいでの方もあるかと思いますが、9月に行くはずだったお祭りが、関東地方を直撃した台風の影響で中止になってしまった平塚市横内の《御霊神社》と同じ名前の神社が、なんと厚木市内にもあったのです。

実は参詣するにあたって由緒等を調べてみたのですが、何を調べても面白いくらいに詳細が分からない御社なのです。かろうじて分かったのが、御祭神が『崇道天皇』であるということだけでした。

崇道天皇とは、794年に都を平安京に遷都した桓武天皇の皇太弟だった早良親王(さわらしんのう)の諡号(しごう…死後の送り名)です。あらぬ謀反の罪を着せられた親王は、身の潔白を示すために絶食の果てに薨去されました。その後、立て続けに様々な厄難が国中を襲ったため、その御霊を鎮めるために謀反の罪を取下げ、本来桓武天皇の次に即位するはずだった方として天皇の諡号を送ってお祀り申し上げた神社が現在の京都市左京区にある御霊神社です。そこから関西方面を中心として様々な方面に分祠されているのですが、何故またこんなに都から遠く離れた東国にまで御社が存在するのかは謎です。

伺ってみたら、こじんまりした社殿の横に《御霊神社再建記念碑》という石碑が建てられていました。その記念碑の裏に、極々最近に起きた出来事についての由書があったので、それでちょっとだけ分かったことがありました。

この御社の創建はよく分かりませんが、崇道天皇が御祭神ですから、早くても平安時代後期以降かと思われます。その後、元和元年に社殿が再建されてから百二十余年もの時間の流れの中で老朽化していくのを『何とかしなければならない』と氏子衆が計画していた時に、悲劇が起きました。

昭和61年3月23日、時ならぬ大風雪害が関東を襲い、近くにあった送電線の鉄塔が雪の重みで倒壊してしまったのです。その時、社殿の一部や周辺の家屋が鉄塔の下敷きとなってしまい、甚大な被害を出してしまいました。

その後、鉄塔の管理者である東京電力から賠償金が支払われたため、そのお金と、氏子衆で結成した奉賛会の集めた浄財とをもって、翌年10月に建てられたのが現在の社殿なのだそうです。

結局これ以外の詳しいことについては分かりませんでしたが、富士山と大山という二つの霊場を彼方に臨む田畑の真ん中にポツンと建っている小さな御社にも、紐解けば様々なドラマがあったのだということを垣間見ることが出来ただけでも、十分に有意義な参詣でした。
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素朴なポタージュ

2013年11月19日 15時55分42秒 | 日記
厚木のここ最近の朝の冷え込み方は尋常ではありません。何しろ、寒くて目が覚めてしまうくらいですから…。

そんなわけで、日が昇ってからもしばらく寝床でヌクヌクしていたら、朝餉にはちょっと中途半端な時間になってしまったので、とりあえず教室の準備をしてから、ランチセットをあてにして《Cafeあつめ木》に向かいました。

今日の日替わりスープセットは『じゃがいものポタージュ』です。前にも頂いたことはあるのですが、登場する頻度があまり高くはないものなので、そういった意味で今日はラッキーでした(v^-゜)。

ここのポタージュスープはじゃがいもに限らず、コーンでもカボチャでも素材を滑らかにすり潰し過ぎず、若干の粒感が残るように仕上げられているので、食感が楽しめる素朴なポタージュとなっています。今回のスープにはメークインとキタアカリが1:2の割合で入っているということで、滑らかな舌触りのメークインの中に、キタアカリの芋独特の甘味とホクホクとした粒感も味わうことができる、食べ応えのあるポタージュスープです。

『素材を活かす』という意味では、こんなにもその言葉に適ったスープには、このお店以外ではそう滅多に出会えるものではありません。惜しむらくは如何せん日替わりメニューなので、次にいつお目にかかれるか分からないことなのですが、もし御自身で来店した時にメニュー表の中に出会えたら、ラッキーだと思って迷わずオーダーしてみて下さい。
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新たな問題点

2013年11月18日 20時51分21秒 | 日記
15時台だというのに早くも暮色にも似た空が広がる中、小田原に向かうために電車に乗り込みました。

他の電鉄会社の路線にもあると思いますが、小田急線の10両編成列車の場合、一番小田原寄りの一車両が『女性専用車両』に指定されていて、朝のラッシュ時である7:30~9:30の間、男性の乗車を基本的に禁じています。特に通勤時の痴漢被害から女性を守るために設定されたもので、導入時にはニュースにもなりました。

ただ、これは乗り換えの関係で普段女性専用車両を使うことが多いという、ある知り合いの女性から聞いた話ですが、この女性専用車両というものを取り入れたからと言って、世の女性客がもろ手を挙げて賛同しているか…というと、実は案外そうでもないらしいのです。

女性専用=男性の目がないのをいいことに、通常男性の前ではまずしないであろうような傍若無人な行為…つまり、車内での化粧や食事、走行中の携帯電話での通話といった下品な振る舞いが、一般車両よりも目立つのだとか。それから、ここぞとばかり声高に大笑いしたり、聞きたくもないような下品な話に花を咲かせあう女性客も少なくないのだそうで、そういった状況に遭遇すると朝から非常に気分が滅入るということでした。。

更に、そう頻繁に起きてはいないにしろ問題なのが女性の痴漢=痴女なのだそうです。いわゆる痴漢に遭遇しないための男性客排斥措置だったにも関わらず、新たな敵が身内から出て来てしまっているらしいのです。そりゃあそうですよね、考えてみれば、女性の好きな方から見たら正にパラダイスでしょうから…。

何か問題点を解決すべく取った対策が、かえって新たな問題点を浮き彫りにする…ということはよくあることです。第一、法律やルールというものは所詮人間の考えることですから『完璧』などというものは存在せず、必ず何処かしらに『抜け』があるものなのです。だから、最終的には一人一人の良識と品格をもって対処するしかないのではないでしょうか。
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