毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
こども
1月30日付け毎日新聞朝刊の「石田衣良の白黒つけます!!」という特集ページに、「昔の子どもと今の子ども どっちが幸せ?」という問いかけに対するネット投票の結果が載っていた。「子どもって何歳から何歳までをさすの?」とか「幸せってどういうこと?」とか疑問がわかないでもないが、そこは大雑把に考えて直感的に答えればいいのだろう。結果は以下のようだ。
<有効投票数> 4193 (男1819、女2374)
(①は昔、②は今)
<全体>
①74.4% ②25.6%
<男女別>
男①73.0% ②27.0%
女①75.4% ②24.6%
<年齢、男女別>
10代以下男①55.0% ②45.0%
10代以下女①59.4% ②40.6%
20代男 ①63.8% ②36.2%
20代女 ①73.6% ②26.4%
30代男 ①75.7% ②24.3%
30代女 ①76.3% ②23.7%
40代男 ①77.5% ②22.5%
40代女 ①77.8% ②22.2%
50代男 ①78.9% ②21.1%
50代女 ①77.2% ②22.8%
60代男 ①67.2% ②32.8%
60代女 ①67.6% ②32.4%
70代以上男①68.8% ②31.2%
70代以上女①81.8% ②18.2%
この数字をじっと見ていたら、いくつか面白いことに気が付いた。
まずは、10代以下の現在の子どもたちが、他の年代の人と比べて、今の子どものほうが幸せと答えている者が多いことだ。彼らはおおむね今の生活に満足しているのだろうか。子どもが変わったと、よく言われる。確かに塾で授業をしていても落ち着きのない子どもが多くなった。我慢ができない、きちんと話せない、人の話を聞こうとしない・・などなど不満を挙げたら切りがない。しかし、そうした表面的な(これがなかなか我慢できないことなんだが)問題を乗り越えて生身の彼らに接してみると、昔の子どもたちと大して変わりがないことに気づく。子どもは子どもだ、可愛い面もあれば憎たらしい面もある。あえて言えば、そうした子どもらしさを受け取る大人の側の反応が昔とは違ってきているのかもしれない。過敏に反応したり、逆にまったく鈍感であったり。子どもが出す様々なシグナルを我々大人が簡単に見逃してしまうか、気づこうとしていないだけなのかもしれない。子どもたちは子どもたちで現状をけっこう楽しくやっているような気がする。
逆に、30代から50代まではおよそ4分の3以上が、昔の子どもたちのほうが幸せだと答えている。ということは、自分の子どもの時のほうが今の子どもたちよりも幸せだったと考えているということになる。物があふれて一見豊かそうに見える現在の日本の子どもたちよりも、多少貧しい生活であっても人との触れ合う機会が多く、心が豊かであった自分たちのほうが幸せだった、と考えている人が多いのだろう。でも、それは大人たちのノスタルジーであって、今の子どもたちを私たちの子ども時代にタイムスリップさせたら、きっとすぐにイヤになってしまうような気がしなくもない。
しかし、これが60代になると昔の子どものほうが幸せだったと考える人の割合が減っている。それは、60代の人が昭和20年までに生まれた人たちであるため、戦中戦後の混乱期に子ども時代を過ごしたことが影響しているように思う。やはりつらい時代だったのだろう。
この問いかけは、ちょっと考えただけでも多様な思いが浮かんでくるほど奥が深い。しかし、石田衣良が寄せられたメールをいくつか紹介した最後に書いている言葉が一番大切だと思う。
「みんなで今の子どもたちを幸せにしよう」
<有効投票数> 4193 (男1819、女2374)
(①は昔、②は今)
<全体>
①74.4% ②25.6%
<男女別>
男①73.0% ②27.0%
女①75.4% ②24.6%
<年齢、男女別>
10代以下男①55.0% ②45.0%
10代以下女①59.4% ②40.6%
20代男 ①63.8% ②36.2%
20代女 ①73.6% ②26.4%
30代男 ①75.7% ②24.3%
30代女 ①76.3% ②23.7%
40代男 ①77.5% ②22.5%
40代女 ①77.8% ②22.2%
50代男 ①78.9% ②21.1%
50代女 ①77.2% ②22.8%
60代男 ①67.2% ②32.8%
60代女 ①67.6% ②32.4%
70代以上男①68.8% ②31.2%
70代以上女①81.8% ②18.2%
この数字をじっと見ていたら、いくつか面白いことに気が付いた。
まずは、10代以下の現在の子どもたちが、他の年代の人と比べて、今の子どものほうが幸せと答えている者が多いことだ。彼らはおおむね今の生活に満足しているのだろうか。子どもが変わったと、よく言われる。確かに塾で授業をしていても落ち着きのない子どもが多くなった。我慢ができない、きちんと話せない、人の話を聞こうとしない・・などなど不満を挙げたら切りがない。しかし、そうした表面的な(これがなかなか我慢できないことなんだが)問題を乗り越えて生身の彼らに接してみると、昔の子どもたちと大して変わりがないことに気づく。子どもは子どもだ、可愛い面もあれば憎たらしい面もある。あえて言えば、そうした子どもらしさを受け取る大人の側の反応が昔とは違ってきているのかもしれない。過敏に反応したり、逆にまったく鈍感であったり。子どもが出す様々なシグナルを我々大人が簡単に見逃してしまうか、気づこうとしていないだけなのかもしれない。子どもたちは子どもたちで現状をけっこう楽しくやっているような気がする。
逆に、30代から50代まではおよそ4分の3以上が、昔の子どもたちのほうが幸せだと答えている。ということは、自分の子どもの時のほうが今の子どもたちよりも幸せだったと考えているということになる。物があふれて一見豊かそうに見える現在の日本の子どもたちよりも、多少貧しい生活であっても人との触れ合う機会が多く、心が豊かであった自分たちのほうが幸せだった、と考えている人が多いのだろう。でも、それは大人たちのノスタルジーであって、今の子どもたちを私たちの子ども時代にタイムスリップさせたら、きっとすぐにイヤになってしまうような気がしなくもない。
しかし、これが60代になると昔の子どものほうが幸せだったと考える人の割合が減っている。それは、60代の人が昭和20年までに生まれた人たちであるため、戦中戦後の混乱期に子ども時代を過ごしたことが影響しているように思う。やはりつらい時代だったのだろう。
この問いかけは、ちょっと考えただけでも多様な思いが浮かんでくるほど奥が深い。しかし、石田衣良が寄せられたメールをいくつか紹介した最後に書いている言葉が一番大切だと思う。
「みんなで今の子どもたちを幸せにしよう」
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