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 昨日は午前中だけで塾を終えることができたので、午後からお千代保稲荷へ参拝してきた。しばらく続いた寒さも少しばかり緩み、日を浴びた車の中は暑さを感じるほどだった。
 日曜日に参拝するのは久しぶりだったが、全く大勢の参拝客で参道を歩くのに苦労するほどだった。

 

 なにか祭礼でもあったのか、と思うほどの混みようだった。毎月第一日曜はこれくらい混むようだが、それでもいつもよりも混んでいるような気がしたのは、久しぶりの日曜参拝だったからかもしれない。

 昨日は夕方から弟一家が、6日の父の誕生日を祝いにやって来る予定だったので、さほどゆっくりすることもできなかった。だが、行き帰りに結構時間がかかり、家に戻ったら弟一家がもう到着していた。こうした時に役に立つはずの番犬・太郎が、さっそくあーちゃんにまとわりついたのは、遊んでくれる相手を本能的にかぎ分ける能力を見せてくれたようで面白かった。


 一か月ぶりに見る甥っ子たちは相変わらずパワフルで、家じゅうを歓声で満たしてくれた。父も子供たちに付き合って元気な様子を見せながらも、有り余るパワーにはさすがについていけないのか、途中から自室に引きこもってしまった。それでも夕食は皆と一緒に食べ、誕生日ケーキに火を灯した時には子供たちと一緒になってろうそくを吹き消してくれた。


 さすがに77本のろうそくを用意することはできなかったので、適当にろうそくを並べてみたが、それなりに厳かな雰囲気が醸しでて、「涙が出ちゃうなあ」と父が呟いたのにはぐっときた・・。一年前に喜寿の祝いをしたときと比べれば、ごく内輪の小宴ではあったものの、私たちの祝意が父に伝わったようで嬉しかった。
 寒さにも負けず毎日元気で暮らしている父を見るのは当たり前のように思ってしまうが、そんな時が一日も長く続くよう、祈念せずにはいられない。たまたま母の月命日にあたり、墓参りをしてきた日だっただけに、その思いを強くした・・。
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