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ガジュマル

 ガジュマルの小さな木を買った。熱帯地方に分布するクワ科の常緑高木で、樹高は20mに達するものもあるという話だが、今のところは小さな鉢に収まっていて、とてもそんな大木になるとは思えないほどだ。


 花屋でこの小木を見つけた時、その名の玄妙さに惹かれた。名前の由来には、「幹から分岐して繁茂し、垂れ下がった気根が、徐々に土台や自分の幹に複雑にからみつき派手な姿になっていくため、その様子である「絡まる」姿が訛った」という説があるようだが、今見ても面白い形をしている。これを裏側から見ると・・、

 
 
 枝の間から見なれた形をしたものが垂れ下っている。なんだか小っ恥ずかしくなるほど見事な形をしているので、思わず買ってしまったというのが本当のところだ。と言うのは、これを見て先月行った「ポンペイ展」のことを思い出したからだ。


 これは図録から転載したものだが、「ヘルマ」と呼ばれる四角い柱に男根が付いている。これはギリシア語ではヘルメーと呼ばれるようだが、ポンペイ展ではやたらこの形が目立ち、妻と目配せしながら見学したものだった。こんなことぐらいではしゃぐほど若くはないはずなのに、どういうわけか嬉しくなってしまう。やはり生の根源なのかなあ・・。

 ガジュマルの育て方は『強光を好みますが、耐陰性も強いのでs繋いでも楽しめます。水やりは生育期にはたっぷり、冬は控えめにして下さい。肥料は生育期に置き肥を施します』
とのことだ。
 まさか高さ20mまでになるほど大きくはならないだろうが、どれだけ大きくなるものか、少し楽しみである。
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