毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
九死に一生
「タロウの目の下にダニがついてる」
という妻の訴えを聞いて、慌てて取ってやることにした。
「ダニを取るのとタロウを捕まえておくのどちらがいい?」
とたずねたら、
「捕まえておく方」
と答えたから、妻が首輪を握ってじっとさせておく間に私がダニを取ることになった。犬小屋の周りは草が生い茂っているからダニが付くのも仕方がないのかもしれないが、やはり気付いたらすぐに取ってやらなければならない。妻が押さえている間に素早くダニを取って地面に投げ捨てて草履で踏みつぶした。かなりの血を吸ってパンパンに膨れ上がっていたから簡単に潰れたが、あまり気持ちのいいものではない。しかし、もっと他にダニが付いていたらタロウが可哀相なので、体を調べてみた。すると、耳の中に大きなダニが見つかったから、すぐに取った。しかし、それが痛かったのか、今までおとなしくしていタロウが急に暴れ始めた。首輪を握っている妻の手を振り外そうとして、全力で首をひねった。その勢いに押されて妻が手を離したものだからタロウが自由になり走りだそうとした。咄嗟に私が左手で首輪を掴んで思い切り引き寄せたため、タロウは後ろ足で立ち上がった格好になった。
「ヤバい!!」
と思った瞬間には遅かった。私の力が弱まったのを利用して、タロウが思い切りスタートダッシュをかけたものだから、私の左手は首輪の中に挟まってしまい、力を込め続けるタロウの首との間でギュウギュウ締め上げられ、とても首輪を持ち続けることができなくなってしまった。痛みに堪えかねて、思わず放したところ、タロウは私を振り返ることなく、一目散に走り始めた。
「タロウ、待て!!ストップ!!」
と大声を出したが、完全に無視して道路を走って行く。
「タロウ、タロウ!!」
と声を張り上げて後を追いかけたが、悠然と走るタロウに追い付けるはずもない。しかし、かなり大きな秋田犬だ。誰かが歩いて来て、タロウが飛びかかったりしたら大問題だ。一瞬でも早く捕まえなければならない。必死で追いかけたら、前方に小学生の女の子が3人くらいるのが見えた。
「ごめんね、じっとしててね」
と叫びながら、鬼の形相で必死に走った。
幸いなことに、その女の子たちは一匹の小さな犬を連れていた。その犬がタロウに向かって果敢にも吠えかかり、タロウが怯んで動きが止まった。その瞬間に私が追い付き、タロウの首輪をギュッと捕まえることができた。まさに九死を得たとはこのことだ。もしも、タロウがその女の子たちに寄って行って、勢いよく飛びかかったりしていたら、大怪我をさせていたかもしれない。そんなことになっていたら、申し訳なくて今頃ここでブログを書いていることなんてできなかった。タロウも保健所で処分しなけらばならなかっただろうから、私もタロウも瀬戸際で命拾いをしたことになる。
本当によかった。女の子たちには、
「びっくりさせてごめんね」
と何度も謝って、タロウを家に連れ帰ったが、いつまで経っても冷や汗が止まらなかった。元はと言えば、私がタロウにリードを付けずに犬小屋から出したのがいけなかったのだ。ちょっとだけだから大丈夫、まさか逃げ出したりはしないだろう、などと油断していたのがいけなかった。大型犬を飼うための心構えを忘れていた。二度とこんなことが起こらないよう、細心の注意を払わねばならない!!
監督不行き届きの私にはかなりきつい罰が下された。それは、タロウが逃げ出した時に私の左手を首輪で締め上げてくれたせいで、左手の薬指が腫れ上がってしまったのだ。余りに痛いので骨が折れたかと思うほどだったが、里芋を摩り下ろしたもので湿布したら徐々に痛みが引いて、腫れも収まってきた。
→→
でも、たとえ骨が折れていたとしても、当然の報いだったよなあ・・。本当によかった・・。
反省!
という妻の訴えを聞いて、慌てて取ってやることにした。
「ダニを取るのとタロウを捕まえておくのどちらがいい?」
とたずねたら、
「捕まえておく方」
と答えたから、妻が首輪を握ってじっとさせておく間に私がダニを取ることになった。犬小屋の周りは草が生い茂っているからダニが付くのも仕方がないのかもしれないが、やはり気付いたらすぐに取ってやらなければならない。妻が押さえている間に素早くダニを取って地面に投げ捨てて草履で踏みつぶした。かなりの血を吸ってパンパンに膨れ上がっていたから簡単に潰れたが、あまり気持ちのいいものではない。しかし、もっと他にダニが付いていたらタロウが可哀相なので、体を調べてみた。すると、耳の中に大きなダニが見つかったから、すぐに取った。しかし、それが痛かったのか、今までおとなしくしていタロウが急に暴れ始めた。首輪を握っている妻の手を振り外そうとして、全力で首をひねった。その勢いに押されて妻が手を離したものだからタロウが自由になり走りだそうとした。咄嗟に私が左手で首輪を掴んで思い切り引き寄せたため、タロウは後ろ足で立ち上がった格好になった。
「ヤバい!!」
と思った瞬間には遅かった。私の力が弱まったのを利用して、タロウが思い切りスタートダッシュをかけたものだから、私の左手は首輪の中に挟まってしまい、力を込め続けるタロウの首との間でギュウギュウ締め上げられ、とても首輪を持ち続けることができなくなってしまった。痛みに堪えかねて、思わず放したところ、タロウは私を振り返ることなく、一目散に走り始めた。
「タロウ、待て!!ストップ!!」
と大声を出したが、完全に無視して道路を走って行く。
「タロウ、タロウ!!」
と声を張り上げて後を追いかけたが、悠然と走るタロウに追い付けるはずもない。しかし、かなり大きな秋田犬だ。誰かが歩いて来て、タロウが飛びかかったりしたら大問題だ。一瞬でも早く捕まえなければならない。必死で追いかけたら、前方に小学生の女の子が3人くらいるのが見えた。
「ごめんね、じっとしててね」
と叫びながら、鬼の形相で必死に走った。
幸いなことに、その女の子たちは一匹の小さな犬を連れていた。その犬がタロウに向かって果敢にも吠えかかり、タロウが怯んで動きが止まった。その瞬間に私が追い付き、タロウの首輪をギュッと捕まえることができた。まさに九死を得たとはこのことだ。もしも、タロウがその女の子たちに寄って行って、勢いよく飛びかかったりしていたら、大怪我をさせていたかもしれない。そんなことになっていたら、申し訳なくて今頃ここでブログを書いていることなんてできなかった。タロウも保健所で処分しなけらばならなかっただろうから、私もタロウも瀬戸際で命拾いをしたことになる。
本当によかった。女の子たちには、
「びっくりさせてごめんね」
と何度も謝って、タロウを家に連れ帰ったが、いつまで経っても冷や汗が止まらなかった。元はと言えば、私がタロウにリードを付けずに犬小屋から出したのがいけなかったのだ。ちょっとだけだから大丈夫、まさか逃げ出したりはしないだろう、などと油断していたのがいけなかった。大型犬を飼うための心構えを忘れていた。二度とこんなことが起こらないよう、細心の注意を払わねばならない!!
監督不行き届きの私にはかなりきつい罰が下された。それは、タロウが逃げ出した時に私の左手を首輪で締め上げてくれたせいで、左手の薬指が腫れ上がってしまったのだ。余りに痛いので骨が折れたかと思うほどだったが、里芋を摩り下ろしたもので湿布したら徐々に痛みが引いて、腫れも収まってきた。
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でも、たとえ骨が折れていたとしても、当然の報いだったよなあ・・。本当によかった・・。
反省!
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