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たわしを作ろう!(1)

 今週初めにさつま芋掘りに行ったとき、畑に大きなへちまが幾つもなっていた。


父の畑でへちまを見たのは初めてだったので少し驚いたが、立派なへちまばかりだったので、供たちに「欲しい?」と訊いたところ、何人かが「欲しい!」と答えた。父の了解を得て欲しい子供たちに持ち帰らせたが、袋に入りきらないほど大きかった。


 翌日、その子供たちにへちまをどうしたのか尋ねてみたら、「たわしを作る!」と元気な答えをした者がいたので、「どうやって作るの?」と尋ねたところ、「インターネットで調べたら作り方が出てたよ」と教えてくれた。そうか、本当に何でもネットで分かるんだな、と感心したが、それと同時に自分でもたわしを作ってみたくなった。そこで、まずは作り方を検索してみたところ、2通りのつくり方があるのが分かった。

【作り方 その1】
 へちまが茶色くなるまで収穫しないで、実が枯れて乾燥し自然落下するまで放置するやり方。ツルに付いたまま枯れて乾燥した実が収穫出来たら、あとは皮をパリパリとはがし、中の種を取り出すだけで「へちまたわし」が完成する。この作り方は作りやすいというメリットがある反面、繊維の色が悪くなる(茶色になる)というデメリットがある。

【作り方 その2】
 実が青~黄色がかっている状態で収穫し、収穫した実を水槽やポリバケツなどに入れ、たっぷりと水を張る。へちまの実は浮力が強く浮いてくるので、落としぶたの上に重石を乗せるなどして、へちま全体が水に浸かるようにする。1週間ほどするへちまの皮・果肉が腐ってきて、かなりの腐敗臭がし始めるから、水を全て取り替え、その後は腐敗臭を抑えるため毎日水を取り替えるようにする。水を換えるたびにへちまの皮・果肉の腐った部分を取り除いていき、約3週間経つと皮や果肉がなくなるので、残った繊維を軒下などの風通しのよい場所で乾かせば完成する。

 う~~ん、どちらもやたら時間がかかりそうだ。そんな時間のゆとりなど私にはない。他にもっと短時間で完成させることのできる方法はないものか、さらに詳しく検索してみた。すると次のような作り方を見つけた。
 ①まず へちまをきる。
 ②鍋に入れて、20分ぐらいゆでる(へちまは浮力が大きいので全体を沈めるのは難しいらしいが、20分たつと実の白い部分はきれいに水にとけてしまうらしい)。
 ③皮をむいて、水を何度も取り換えながらよく洗い、種を取り除く。
 ④日陰でほして、できあがり。

 前の2つの方法とは比べ物にならないくらい短時間でできそうだ。「本当にこれで大丈夫?」とかなり疑念が湧き起こってくるが、とりあえず今回はこの簡単な方法で試してみることにした。
 さっそく父に畑からへちまを取ってきてくれるよう頼んだ。すると・・、


 翌日、立派なへちまが家の前に置いてあった・・。なんて仕事が速い人だ!!!
 
 じゃあ、作ってみるか!!(続きはまた明日・・)


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