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田の観察記録(2)

 6月8日に田の観察記録という記事を書いたが、7月17日の記録を最後に途絶えてしまっていた。それは、夏休み期間に入って、塾生の時間割が変更になり、土曜の午前中に迎えに行くことがなくなってしまったからだ。こういった観察記録は定点観察してこそ意味があるものだから、対象となる田を変えて続けるわけにもいかず、已む無くしばしの休載となってしまっていた。
 しかし、田の様子は気になるものだから、塾生にどんな具合か何度か尋ねた。そのたびに
「田んぼの持ち主がやる気のない人みたいで、今は草ぼうぼうの状態ですよ」
と言っていたので、ある程度は覚悟していたのだが、まさかここまで荒れ放題になっているとは思わなかった・・。


 バスを停めて、いつものアングルから携帯で写真を撮ってみた。真ん中あたりに稲穂が垂れたかたまりがあるなあ・・と思って目を凝らしてみたところ、どうも様子が違う。確かめるために近付いて行ってみて驚いた。


 なんと、稲穂だと思ったのは「ススキ」だった・・。ススキの一群を囲んでいるのが稲であり、まだまだ稲穂と呼べるような状態にはなっていない。聞きしに勝る荒れ具合だ。手入れがされてない田というものを見たことがあまりないので、どうしてこんな状態になるまで放置しておいても平気なのだろうと、この田の持ち主の怠惰さを怨んだ。きちんと草刈りや水やりがしてあれば、隣の田のようにたわわに穂が実っていてもおかしくないはずだ。



 要はやる気があるかないかの違いなのだろうが、果たしてこの先この田の所有者は稲刈りまでやり遂げることができるだろうか、要らぬ世話ながら最後まで見届けたくなったので、1週間ごとの観察を再開することにした。
 そこで、以下に毎週ごとの写真を貼っていくことにする。



 などと、再開を高らかに宣言したものの、その1週間後に上のようなあまり変わり映えのしない写真を撮っただけで、その後は塾生の都合で塾に来る時間が変わってしまったものだから、ずっと写真を撮ることができなった。もう稲刈りは終わってしまっただろうか?気を揉んでも仕方ないが、わざわざ写真だけを撮りに行くのも面倒なので、新しい情報は何もない。
 この企画はこのまま尻切れトンボで終わってしまうかも・・。
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