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中秋の名月

 昨日23日は中秋の名月だった。
 昼過ぎに妻から芒と萩を取って来てくれと頼まれた。そんなもの裏山に行けばすぐに見つかる、お安い御用だと家を飛び出した。「クッツキムシ」とも呼ばれる「ヌスビトハギ」なら道端にいくらでも咲いているが、萩となるとそう簡単ではない。間違えにように注意しながら裏山を探してみたら、少し登ったところに生えているのを見つけた。


 しかし、不思議なことに芒がない。葉はそこかしこに生えているものの穂がまるで出ていない。穂が出てない芒など芒ではないから困ってしまった。そのまま山を登って行くのもしんどいので、場所を変えてみることにした。車に乗って山間の道を行けばどこかで見つかるだろうと出発したのだが、行けども行けども穂の付いた芒が見つからず、ずいぶん遠くまで行ってしまった。やはり猛暑が芒の体内時計を狂わせたのかな、と思いながらさらに走っていったら、やっと2・3本生えているのが見つかった。


 よかった!と思いながら鋏で切って持ち帰ったのだが、今まで芒がこれほど有難かったことはないので、なんだか妙な気分になった。芒を探し回るなんて思いもしなかった・・。

 私としては、結構苦労して準備しただけに、夜には立派なお月さんを拝みたかったが、あいにく雨模様で、芒と萩と一緒に供えたお月見だんごとお神酒、そして里芋も手持無沙汰のように見えた。

 


 でも、なぜ里芋をお供えするんだろう?疑問に思って調べてみたら、
「十五夜は、別名「芋名月」といい、里芋などの芋類のしゅうかくを祝う行事でもあるため、里芋やさつまいもなどをお供えします」
ということのようだ。
 なるほど、と思いながらふと窓の外を見上げたら、雲の切れ間から満月が姿を現していた。チャンス!と思って慌てて写真を撮ってみたのだが・・。


 楕円形に写ってしまったが、私の技術ではこれが精いっぱいのようだ・・。


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