goo

開通!!

 OCNへの接続が本当にできたのかどうかずっと不安だった。接続ウイザードの手順通りにやってはみたが、これで接続が完了したとの確信がもてず、あれこれ調べてみた。だが、はかばかしい答えは見つからず、もうサポートに電話して確認するのが一番いいだろうと思い始めた頃、「もしかしたら」と思って、Google に「インターネット接続の確認方法」と入力してみた。すると、検索結果の一番上に、私と同じような悩みを持つ人からの質問に答えるサイトがあった。そこで、1つずつ読んでいったら、フレッツ光への接続方法を確認する方法が書いてあった。「これだ!」と思い精読してみたところ、フレッツに加入するとスタートアップツールというものがPCを立ち上げると画面に表示されるようになるのだが、それを使って接続の変更や確認ができるというのだ。まさしく私が探していたものなので、早速試してみた。以下にその部分を引用してみる。


まずインターネットへ接続するにはCTUにプロバイダの情報を登録します。方法は、
 1)スタートアップツールの左下にある「設定・変更」をクリック
 2)CTU設定をクリック
 3)NTTからもらったらお客様IDとアクセスパスワードを入力しログオン
 4)簡単設定をクリック
 5)プロバイダの情報を確認・変更(ここにはプロバイダのIDとパスワード)
です。

この通りにやってみた。すると、いまだに私のプロバイダーは CHANEON という9月末でサービスを停止してしまう旧プロバイダーに接続したままになっているのが分かった。「やっぱり・・」とここ数日の私の努力がまるで無駄だった徒労感に襲われたが、気を取り直して CHANEON の接続を切断して、新たに OCN に接続する手続きを進めていった。始めは気落ちしていたせいかうまく行かなかったが、じっくり画面上の説明を読み直したら、案外スムーズに接続の変更が完了できた。CHANEON を切断した瞬間から不通になったインターネットが、変更した後にはいつもどおりにつながったから、これで接続が完了したとやっと確信がもてた。ものすごく回り道をしたが、何とか自力で接続できたことはめでたい!苦労しただけに喜びも格別だ。
 
 今になって思えば、回線はNTT西日本のフレッツ光のままでプロバイダーだけを OCN に変えようとしたわけだから、変更届を NTT 西日本に出すのは当然の手順であろう。例えて言うのなら、「週刊新潮」を毎週A書店から買っていたのをB書店に変えようとする場合なら、両書店にその旨を伝えればいいだけで、今回のこともそれと同じように考えていた。しかし今度の場合は、予約販売される岩波「芥川龍之介全集」を今まで買っていたA書店からではなく、B書店から買うように途中変更したい時に取らねばならない手続きと同じようなことが必要だったのだ。私が岩波書店に連絡し、予約した全集の残りをB書店の方に回してくれるよう手配してくれるよう願いたてるのが一番正確で、結局は早い方法だったのだ。
 はっきり言って、こんなややこしい手続きが私に分かるはずもない。結論は、「初めからサポートに電話しろよ」ということなのだろうが、それではあまりにつまらない。今回もあれこれ試行錯誤を繰り返すうちに、少しはPCおよびネットに関する知識も増えたような気がする。多分2度とプロバイダーを乗り換えることはないだろうが、スタートアップツールがどれだけ役に立つものなのか、Google は検索の仕方によれば圧倒的に役立つ情報をもたらしてくれるものだ、ということを学べただけでも苦労した甲斐があったように思う。(負け惜しみかな・・)
 何はともあれ、なんとか開通できて本当によかった。

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祭り

 
 8日と9日はわが市の一大イベントのせともの祭りが開かれている。振り返ってみると、一昨年も昨年もここの記事にしている。読み直してみたが、今年と何も変わらず、まさに「千篇一律」という趣であり、ここにあえて書き加えることは何もない。しかし、私たちの生活を1年周期でとらえるなら、毎年同じ時期に同じことをするのは至極当然のことであり、それこそ日々の生活が順調に進んでいる証拠でもあるだろう。それを単調な暮らしととらえることもできようが、もうこの年齢になると、殊更目新しいことが起こってくれない方がいいような気もする。退嬰的かもしれないが、「静かな生活」をそろそろ目指してもいい頃なのかもしれない。(まあ、それもあくままでも能書きのようなもので、なかなかそうした枯淡の境地には達することはできないだろうが)

 
 
 本当に何も目新しいことはなかった。祭り会場も、朝早く生徒を迎えに行った時にはさほど混雑していなかった。しかし、天気はよかったのきっと多くの人が押し寄せたことだろう。今年は磁祖と呼ばれる加藤民吉が当市へ戻ってきて200年経つとかで、それを記念する陶器の皿などで作った民吉の人形が市の中央施設に飾られていた。(写真は前日に撮ったもの)
 3時まで小学生の模試を実施した後生徒を送って行き、これで8日の授業は終わった。5時近くなって弟家族がやって来て、わいわいやっていたら暗くなったので花火で遊んだ。7時過ぎにはお祭り好例の花火が打ち上げられて、それを見に行った。

 
 
 打ち上げ花火の様子は動画に貼り付けてみたが、庭で子供たちが遊んだ花火の様子はほほえましかった。花火で遊ぶのも2回目になるとかなり大胆になって、見ているこちらの方が心配になる。ただ面白かったのは、今年の夏にちょっとしたブームになったカエル足のサンダルを双子たちが履いていたことだ。塾の生徒でも何人か履いてくる生徒がいるが、まさか双子が履いているとは知らなかったので驚いた。履きやすそうで子供たちも気に入った感じがしたのでなかなかの優れものだなと感心した。
  
 毎年このお祭りが終わると秋がやって来ると実感したものだが、今年は少々様子が違う。さすがに朝夕は幾分か涼しくなったものの、日中の暑さは8月となんら変わらないような気がする。いったいいつまでこの馬鹿げた暑さが続くのか分からないが、一日でも早く暑さに悩まされない普通の日がやって来てほしいものだ。


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とうがん汁

 とうがん汁を作った。
 息子がとうがん汁を作りたいから、祖父が作ったとうがんを送れと言ってきたそうで、どうしてそんなものが息子にできるのか、不思議に思った。妻が作り方を教えたそうだが、息子にできるなら私にだってできるだろうと、何だか対抗心が芽生えてしまった。息子に張り合っても仕方ないが、物は試しと生まれて初めて作ってみた。
 
 

 材料は、とうがん・鶏肉・干ししいたけ・蒲鉾、それと夏の疲れがなかなか抜けずに少々元気がない体に力を与えようと思ってにんにくを加えた。
 もちろん私独りでできるわけがないので、ポイントは妻に教えてもらいながら、作り始めた。

  

 とうがんの皮は厚めに剥くようにと言われたので、包丁でザクザク切った。種などはきれいにとってから、口に入れやすい大きさに切った。これを鍋に張った水の中に入れて火をつけた。

 

 すぐににんにくの皮を剥いたのだが、これがなかなか大変だった。にんにくの臭いが得意ではない私にとって、皮を剥くとぷ~んと漂ってくるにんにくの臭いはかなりきつかった。それでもスタミナ回復には効果があるはずだと心を奮い立たせた。

  

 次に水に入れて戻してあった干ししいたけを切り、蒲鉾も切って鍋の中に入れた。蒲鉾が赤色だったら色取りとしてきれいだったのに、と残念に思った。


 大分煮立ってきた頃に鶏肉を切った。私は鶏肉など見るのもいやだし、触りたくもないものだが、「これを入れなきゃおいしくないから」、と妻に言われたので、仕方なく切って鍋に放り込んだが、やっぱり気持ち悪かった・・。

  

 「ぐつぐつ煮えてくると、あくが出て来るから取るように」と言われたので、せっせと取っていたら、なかなかおいしそうに見える。少々にんにくの臭いがきつかったが、まあ、我慢しよう。あとは粉末のだしを2袋、それと塩・胡椒を適当に入れて味を調えたら、完成!!
 

 自分で言うのもなんだが、おいしかった。(冷えても同じくらいおいしかった)薬味のしょうがをすって入れると一段とおいしくなる。
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14連覇

 書店へ行って驚いた。女性週刊誌や芸能雑誌の最新号の表紙のほとんどが木村拓哉だ。映画「HERO」の関係のようだが、これじゃあ、あまりに代わり映えがしなくてかえって何の効果もないんじゃないかと思った。スマヲタの妻も「すごい!」とあきれていたが、そう言いながらも木村拓哉の写真が満載されている「anan」を買って悦に入っていたから、やはり「キムタク効果」はまだまだ絶大な力を持っているようだ。
 それを証明するかのように「anan」の毎年恒例の「あなたが選ぶ好きな男・嫌いな男」アンケートの結果が掲載されていた。「好きな男」ランキングでは、予想通り木村拓哉が1位となり、これで14連覇を達成したことになるらしい。 同部門のほか、「抱かれたい男」「恋人にしたい男」「セクシーな男」「おしゃれだと思う男」の4部門でも1位になり、計5冠だというから、まことにめでたいことではある。木村は「信じられないし、うれしいし、何より感謝!です」と同誌に話したそうだが、まったくの社交辞令を堂々と載せている「anan」の雑誌としての軽さには思わず苦笑してしまう。妻によれば「anan」の編集長が大の木村ファンだそうで、「編集長が変わらない限りは半永久的に木村が1位を取り続けるはず」などと裏話を教えてくれたが、果たして本当だろうか。
 他のSMAPのメンバーでは、中居正広が3位、香取慎吾が6位、稲垣吾郎が9位、草剛が11位と全員が上位に入る結果となっているが、あれだけTVに出演していればこの結果も当然だ。TVでメンバーの誰かを見かけない日は一日もない。スマヲタの妻がいる我が家では、メンバーの出演する番組には全てチャンネルが合わせてあるから、見たくなくても見てしまう。録画したものを編集するために再生していることもよくあるから、あまりTVを見ない私でも必ず誰か一人は毎日お目にかかることになる。そんな毎日を過ごしていれば、まるで門外漢の私でも、メンバー一人一人の最近の実像が何となくではあるが見えてくるようで面白い。
 ・中居正広のかったるそうな態度はわざわざTVで見せる姿じゃないよなあ
 ・草剛は人間としての浅さが目立ってしまって見るのが本当に辛い
 ・土曜夜の「スマステ」の香取慎吾は出演者にあわせようとかなり無理をしていてつまらない
 ・逆に稲垣吾郎の映画評論は自分の言葉で的を得た批評していて感心する
などとちょっとしたメンバー像を作り上げては妻にお伺いを立ててみる。すると、「何言ってるの、知りもしないくせに」という顔で一蹴されてしまうのだが、あえて反論してこないから、妻もそんな印象を持っているのかもしれない。(そう言えば、木村拓哉はあまりTVで見かけないから、よく分からないなあ・・)
 
 妻は相変わらずポカリスエットのシールを集めてせっせとスロットを回し続けている。妻に言わせれば、「まだ私は50回も回してないよ」と知り合いの人たちの100回、200回と比べてみるが、ペットボトル1本に1枚のシール、それを3枚集めて一回スロットをまわせるのだから、50回も回していれば相当なものだと思うが、その辺りの感覚がもうずれている・・。


今もこんなに在庫がある。最近ではシールが付いていないものも出始めてキャンペーンの終了が近くなったことが感じられるという。
「頭きちゃう!『スマップ』ってそろったと思った瞬間にくるっと回って『スキップ』とか『スイッチ』とかになるんだよ!!」と嘆くように、まだ一度も当たりが出ていない。11月にイベントを開催するとの告知も出たようだから、何とかしたい気持ちでいっぱいのようだ。
「もうそろそろ箱買いの時期かな・・」とラストスパートをかける意気込みはいよいよ強くなってきているが、まったくもってご苦労なことである。
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OCN(2)

 OCNとプロバイダー契約をしたのは以前このブログの記事にしたが、8月末には会員登録証とともに接続ガイドが郵送されてきた。9月になってから接続するようにと、申し込みを受け付けてくれた女性に言われたので、そうするつもりでいた。しかし、書類をチラッと見た瞬間に、はたして自分一人の力で接続することができるだろうか不安が走った。何が書いてあるのかあまりよく理解ができなかったからだ。9月になってからじっくり腰をすえて試してみれば何とかなるだろうと無理やり思い込むことにしたが、9月になっていざ接続してみようと、接続ガイドのとおりに試し始めたのだが、不安がまんまと的中してしまった。だめだ、できない・・。
 よく考えれば、私は今まで一度もインターネットに接続をしたことがない。最初は妻のパソコンを主にしてそこから無線LANで飛ばしていたため、妻のプロバイダーに居候していたようなものだった。光回線にするのと同時にやっと一人立ちして自分だけのプロバイダー契約をしたのだが、そのときの接続は業者から派遣された人がやってくれたので何の苦もなかった。しかし、今回は自力で接続しなければならない。だが、PCの知識が乏しい私には、簡単なことならともかく、ちょっと複雑な手順が必要なことなど到底できそうもない。かと言って、最初からサポートに電話して1から教えてもらうのも何だか情けないから、やれるところまでやってみようと思ったのが、そうは問屋が卸さなかった。
 ガイドに書いてあることの初っ端からもう太刀打ちできなかった。
「〔スタート〕から〔インターネット〕をクリックしてWebブラウザを起動します。アドレスバーに 192.168.1.1 と入力し〔Enter〕キーを押します」
とあったのでその通りにしたのだが、ガイドにある画面が一向に変わらない。何度試してもだめだった。192~という数字がいったい何なのか、よく分からないまま、ガイドを何度も何度も読み返してみたのだが、何もヒントは書いてない。しかし、どうもこのガイドは、光回線に初めて契約しインターネットの接続をしようとする人のためのものじゃないか、というのがおぼろげながら分かってきた。私はただプロバイダーの変更をしただけだから、このガイドは私の助けにはならないのでは、と何となくではあるが分かった。
 そこで、ガイドの最終ページに書いてあったOCNのHPに行って、「OCNに接続するための設定・操作方法」を調べることにした。サービスに問い合わせた方が簡単かなとは思ったが、もうちょっとがんばってみようと思ったのだ。最初は携帯電話のサイトに行ってみたのだが、字ばかり書いてあってよく分からなかった。やはりPCの画面を例示してある方が分かりやすいし、間違いも少ないだろうと思って、PCのサイトをプリントアウトして、そこに書いてある通りにやってみることにした。しかし、ここでもまた躓いた。と言うのは、コントロールパネルから設定を始めろと書いてあるのに、どういうわけだか、私のPCのコントロールパネルには画面左にウィンドウが出てこない。ウィンドウがないから、指示される操作ができない。どこをどう操作しても、ウィンドウが出てこないので少々途方にくれてしまった。こうなったら違う方面から「ネットワーク接続」にまでたどり着こうと、しばらく悪戦苦闘したら、運良くたどり着くことができた。(どうやったかあまり覚えていない)そこからは指示された手順通りに進めていったのだが、本当にこれでいいのか、途中から自信がなくなってしまった。一応「完了」と表示が出るまで進むことはできたが、これでちゃんと接続されたのか全く自信が持てない。ここまでやり遂げるのに火曜の午後から丸一日かかってしまったが、本当に「完了」しのだろうか。今はまだ旧プロバイダーとの契約を解除してないので、ひょっとしたらネットにつながっているのは、旧プロバイダーを通してなのかもしれない・・。
 何か確かめる方法はないものかと頭をひねってみたところ、OCNから送られてきたメールアドレスにメールを送ってみればいいのじゃないかと閃いた。もし接続に失敗していたら、メールを受け取ってもらえないのではないだろうか、そんな考えで試してみたら、何とうまく行った!メールアドレスも変更できたし、どうもうまく行ったような気がする。さらにOCNの会員サポートページに行ったら、「利用状況の確認」もできるのがわかった。2日前の利用状況が表示してあったから、明日には接続ができているかどうかの確認ができるようだ。ちょっとほっとした。

 今は、合格発表を待つ受験生の心境だ。
 
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落花生

 親戚から落花生を二袋もらった。私の大好物なので、一袋はあっと言う間に食べてしまった。そうか、ブログの記事にすればよかったのかと気付いて、残り一袋の写真を撮ってみた。


千葉県産の落花生は実においしい。硬すぎず柔らかすぎず、まさに噛むのに最適な硬さだ。噛んでいるうちに口中に豆のエキスが広がる。こうなるともう止まらない。殻を割るのがもどかしいが、その殻も適度な硬さで指に少し力を入れればきれいに割れる。出てくる豆粒を覆っている赤茶色のうす皮をどうするか。指先でひねれば簡単にはがれるものだが、食べるのに夢中になるとその間もじれったくて、うす皮を付けたまま口に入れてしまう。豆の味だけ味わうにはうす皮がない方がおいしいに決まっているが、うす皮は香ばしくもあるので付いたままでもさほど苦になるものではない。

 

殻付きの落花生は大きな袋に入っていても、実際の豆の数は少ない。豆だけを一気に頬張ってボリボリと何分もかかって食べつくしたいなら、やはりバターピーナッツを一袋買ってくるのが一番だろう。しかし、問題なのはコンビニなどで売っているバターピーナッツは、中国産の落花生を使っているものが多いことだ。中国の食品の安全性に対する疑問がここまで大きくなってしまうと、とても中国産の落花生など食べる気にならない。バターピーナッツを買うには、まず落花生の産地を確かめることから始めなければならない。

 

実を言えば、バターピーナツよりも亀田の「柿の種」の方が好きだ。少し前は夜コンビニに行っては一袋買ってきて、一気に全部食べてしまったことがよくあった。最近は寝る前に物を食べないようにしているので、とんとご無沙汰していたが、久しぶりに買って来て食べてみたところ、当たり前だが本当においしい。柿の種(あられ)と落花生が絶妙な割合でブレンドされていて、柿の種の辛さと落花生の甘さが程よく絡みあう。パリパリポリポリと噛んでいると、何重にもうまみを味わうことができて、まったく幸せな気持ちになる。
 と、ここまで書いてきて「落花生」の語源が気になって調べてみた。すると、
「実が落ちた子房の部分の下の部分が伸びて地中に潜り実ができることに由来する」
さらに、
「落花生とピーナッツは同じものであるが、日本では主に皮のついたものを『落下生』と呼び、皮を剥いて味付けしたものを『ピーナッツ』と呼ぶことが多い」
とあった。そんなことなど知らずに書いてきたが、うまく使い分けができているだろうか・・。

 昔は落花生を高く投げ上げても口でうまくキャッチできた。もう随分やってないから自信はないけれど、試してみて、それを動画に撮ってここに貼り付けるのも面白いかなとは思うが、「食べ物で遊んではいけません」という声が天から聞こえてきそうなのでやめておこう。
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新学期

 9月は1日が土曜日、2日が日曜であるため、多くの学校が3日を始業式とした。そのおかげで、夏休みの日程が1日余分にあったような気になって、何だか余計疲れたような気がする。とは言っても気持ちを新たにして2学期に臨まなければならない。そのためには夏休み中に後回しにしてきたものを1つ1つ片付けていくことが大事だ。例年なら、9月の初めはだらだら過ごしてしまうのだが、今年は何だか気合が入っているようで、塾舎を隅々まできれいにしてみようと決めた。
 まず最初は、玄関を覆いかけていた朝顔のつるを切ることにした。

  

  

玄関の両端にある小さな花壇に植えてある朝顔が、我が物顔につるを伸ばして、南天を覆い尽くして屋根にまで上がろうとしている。8月の終わりになって、花の盛りが終わった辺りから、つるがまた延び始めたようで、いつの間にか扉の隙間から屋内にまで入り込んでいた。夏休みの間にも気付いていたのだが、なにせ時間がなかった。と言うよりも、朝顔などに関わっている心の余裕がなかったのだろう、見て見ぬ振りをしながらほかりっぱなしにしてきた。生徒たちも朝顔など眼中にないのか、誰も何も言わなかった。でも、9月になって時間的にも精神的にもゆとりができたら、真っ先に頭に浮かんだのがこの朝顔のつるだった。早速植木バサミを持ち出して切ってみた。

  

大分少なくはなったが、まだ花を咲かせているので、根こそぎ抜いてしまうのも忍びない。玄関の扉に絡みついたつるを切るだけにしておいたが、それでもかなりさっぱりした。気分爽快になった。

そこで、もっとすっきりしようと事務室の掃除もすることにした。夏休み中に色んなものを出したり戻したりしているうちにぐちゃぐちゃになってしまった。
 

教室は夏休み中も毎日必ず掃除機をかけていたが、事務所まではとても手が回らなかった。どこに何があるのか最後のほうには全くわからなくなってしまっていたが、半日かかって何とか整理することができた。

 

あまりにさっぱりしすぎて違和感さえ感じるが、それでもやっぱり整頓された部屋はいい。「使い終えたらしまう」ということを繰り返してさえいれば何とか汚さずに過ごせるだろうが、そうは簡単に行かないのが私の常だ。
 
 実は、この事務所よりももっと物が散乱している部屋がある。近いうちに整理しなければならないだろうが、なかなか気が重い。寝るだけの部屋だから少しくらい散らかっててもかまわないけど、やっぱり気持ちがいいほうがいいよなあ・・。
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形容詞

 高3の女の子が質問してきた。
「『だるい』って、英語の dull に「い」をくっつけた言葉なんですか?意味が似ているので、dull は『だるい』って覚えちゃったんですけど」
ほーっと思った、今まで考えもしなかったことだ。こういうことが時々あるので、子供たちと接するのは面白い。
「なるほど、そう言われてみるとそんな気がしないでもないけど、やっぱり違うと思うよ。『だるい』っていうのは昔から日本語にあった言葉だと思うなあ・・。でも、一応調べてみる」
と言って、手元にあった「国語大辞典」で調べてみた。すると、
 だるい【怠い・懈い】(「たる(疲)」の形容詞化「たるい」の濁音化)
  ①疲れて活気がない。おっくうである。たゆい。
  ②しまりがない。きりっとしていない。ゆるい。
  ③遅い。のろい。また、不十分である。
などと書いてあった。どこにも「dull から作られた言葉」とは書かれていないから、結果として高校生の類推は的外れであったわけだが、なかなかの言語感覚の持ち主だと思った。ちなみに、dull の意味は研究社の「英和中辞典」によれば、
 dull (形) 1.<刃などの>鈍い、なまくらの
      2.<人が>鈍感な、愚鈍な、分かりの遅い
      3.<感覚が>鈍い
などとなっているから、生徒がそう思い込んだのも納得できないわけではない。
 これに触発されて形容詞について少し考えてみた。活用語尾が「い」で終わり、名詞を修飾する言葉が形容詞であるから、「語幹+い」で簡単に形容詞は作れる。なので、英単語の一部を語幹とした形容詞だって作ることは可能だ。最近よく耳にする「エロい」とか「グロい」などは、そうした形容詞の代表だろう。聞いて気持ちのいい言葉ではないが、いつの間にか色んなところで盛んに使われるようになってしまった。もう完全に死語となってしまった「ナウい」というのもその仲間だろう。
 こうした言葉は完全に造語であるから、時代の波にもまれて消えていくものもあり、一過性のものであると考えてもいいかもしれない。しかし、最近子供たちと接していて、彼らが使う形容詞が妙に簡略化されているのに気づいた。例えば、「気持ち悪い」が「キモい」になっているのは少し前からのことで、もう大分耳慣れてしまったが、
  「難しい」→「むずい」
  「恥ずかしい」→「はずい」
は何度聞いても違和感がある。(「うざい」は「うざったい」という関東地方の方言から来ていると言われている)
「この問題むずいよね」とか「あんな間違いしちゃったらはずいよ~」などと言われると、なぜ「この問題難しいよね」とか「あんな間違いしちゃ恥ずかしいよ~」と言わないのだろう、何でもかんでも省略すればいいってものじゃないだろうに・・、と思う。以前は私もそんな言葉使いをする子供に、「変だからやめろ」と注意していたが、もう最近は面倒になってきて言いたいままにさせている。(それでもやはり心の中には忸怩たる思いが渦巻いている)。
 言葉は生き物であり、時代の気分を反映しているともよく言われる。それならこの形容詞の簡略化はどういう気分を映し出していると言うのだろう「ゆっくり話していられないようなせっかちな気持ち」なのだろうか、それとも「軽佻浮薄なこの世の趨勢」なのだろうか。いずれにしても、喜ばしい現象ではないように思う。
 
(先週末には、「茶髪い」などという言葉を女子中学生が使っているのを耳にした。「あの人たちはみんな茶髪いから」などと言っていたのには、しばし唖然としてしまった)
 
 

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暴走

 生徒を送り終えて自宅に戻り、ぼんやりTVを見ていたら、携帯のメールに着信があった。開いてみると、「すみませんでんわにしてください」と妻の携帯からだった。妻は昼過ぎから学生時代の友人たちと会うために出かけていたのだが、帰宅していないなら駅まで迎えに行こうかと、少し前にメールしていたのに対する返信だった。どうして電話しなきゃいけないのかな、と少々不審に思いながら電話してみたら、聞いたことのない女性の声で、
「もしもし、私今日奥さんと一緒していた者ですが、今どちらにみえますか?」
「自宅ですけど」
「あの・・、奥さんが駅で動けなくなって・・。タクシーに乗せようにも行き先を言えるかどうかわからない状態なので・・、どうしましょう?」
「酔っ払ってるんですか?」
「はい、すごく」
「えええ!!」と叫びながらも、そこまで飲んでどうする、馬鹿じゃないか!と突っ込みを入れたくなったが、介抱していてくれる人にそんなことは言えないので、
「じゃあ、迎えに行きます、どこですか?」
「大曽根です」と名古屋の駅名を教えてくれた。「プラットホームから出られそうもないのでお願いします」
「こちらこそ、すみません。2、30分はかかると思いますが、お願いします」
「はい、待ってます」
すぐに車に乗ったのが11時20分頃、本当にそんな短時間で着ける自信はなかったが、久しぶりにかなりアクセルを踏み込みながら、何とか12時前には駅に着いた。
 路上に駐車しておいて、駅員に事情を話して、ホームまで走っていったが、どこにも姿が見当たらない。おかしいなあと思いながら、携帯をかけてみた。
「駅に着いたんですけど、どこですか?」
「ホームですよ」
「・・・、ひょっとしたら、JRの方ですか」
「そうです」
大曽根には私鉄の駅とJRの駅があり、私は何も考えずに私鉄の駅の中を探していたのだ。
「わあ、間違えました。すぐにJRの方に行きます」
最近走るのが遅くなったと妻に嘆いたばかりなのに、それからはまさに風を切るようにして階段を1段飛ばしで上りきり、脱兎のごとく50m近くあるホームを走って行って、ベンチに前かがみになってまるで動かない妻と、その横で心配そうに付き添ってくれている友人さんの所にたどり着いた。さすがにぜーぜー息を切らしていたが、
「ありがとうございました」と友人さんにお礼を言うと、
「いえ。それじゃあ私は失礼します」と立ち去ろうとするので、
「あなたはどうやって帰られるのですか?」とたずねたら、
「タクシーで」と軽く会釈をしながら歩いていってしまった。
大丈夫かなと思いもしたが、もっと大変なことが私の目の前に控えている。どうやってこの酔っ払いを車まで連れて行くか・・。
「おい」と声をかけても反応しない。
「おい、大丈夫か」と言って肩をゆすったら、
「大丈夫じゃありません、気持ちが悪いです」などとしどろもどろに答える。
「歩けるか」と聞いても「歩けません、気持ち悪いです」と答えるばかりで、どうにも埒が明かない。こうなったら、ままよ、とばかりにベルトをつかんで抱き起こしたら、ぐにゃぐにゃして全く正体がない。
「バカヤロウ!歩けなくてもいいから、足だけ前に出せ」などと訳の分からぬことを叫んだら、それでもよろよろ足を出し始めたので、何とか二人三脚のようにしてホームを出ることができた。エスカレーターにもうまく乗ることができたので、階段から転倒などという醜態をさらす心配もなかった。だが、すれ違う乗客たちがくすくす笑っていくのにはさすがに閉口した。まったくもって恥ずかしかったが、泥酔した妻を捨てていくわけにも行かない。全身汗びっしょりになりながらも必死の思いで車までたどり着いたのが、12時15分頃。ビリー隊長とのエクササイズ以上のエネルギーは消費したようだ・・。
 車の後部座席に倒れこんだ妻は、「寒いよ、気持ち悪いよ」とぶつぶつ言っていたが、途中から何も言わなくなった。さすがに疲れた私は、ゆっくりと帰り道を走って、家に着いたのが1時少し前だった。家に運ぶのにもすったもんだしながらも、何とか布団の中に押し込むことができた。
 妻は「すみません」などとうわ言のように言っていた。いくらSMAPのコンサートがないからといっても、これはちょっと飲みすぎだよなあ・・、まったく。
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雨上がり

 8月の月末は連日雷雨に襲われた。昨日31日、午前中の授業を終え、生徒をバスで送っていく途中で土砂降りになってしまった。雨が激しく打ちつける前方を確認しながらゆっくり進んでいったが、バケツをひっくり返したような降り方が最近は実に多い。

 

しかし、不思議なもので、しばらく車を走らせると、雨などほとんど降っていないところに出た。2、3日前に稲が実ったのを写真に撮った田の辺りだ。通るたびに黄金色がどんどん濃くなっていくが、目を凝らしてみたら一羽の白い大きな鳥が田の中にいた。

 

携帯の望遠ではさほど役にも立たないが、バスに乗っていた生徒が「白鷺!」と叫んでいたから多分そうなのだろう。すぐ後に飛んできたもう一羽(右の写真の上の鳥)はねずみ色をしていて、白いものに近づこうとしたら逃げられてしまった。同じ種類の鳥なのだろうか、あいにく鳥嫌いの私では分からないが・・。
 一気に降った雨が市内の中心を流れる川に集まれば、大水になるにはさほど時間はかからない。市の西部までバスを走らせると、濁流が狂奔している川の様子が間近に見られた。

 

何羽もの鴨が水の勢いに恐れをなして、川辺の土手に避難しているのはおかしかった。水のまにまに漂うなんてことはこれほどの水量ではさすがに無理なようだ。
 塾に帰り着いた頃には雨も上がり、陽さえ差してきた。雨上がりのすがすがしさをいくつか写真に収めてみた。

  

タラの芽は、この時期になっても出てくるらしい。ユリはもうしばらく前から色んなところで咲き乱れているが、やっぱりきれいだ、ついつい見入ってしまう。家の玄関口に置いてある手洗い石には雨水が満々と漲っていた。
 塾の横手のゴミ捨て場ではこんなものを見つけた。


カタツムリ!!残念なことに少々ピンボケ・・。
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