心の痛む事件

★　神奈川県で起こった嘱託殺人事件の判決が出た。

★　難病の息子を殺害し、息子と一緒に死ねなかったと悔いる妻。彼女は有罪になるが、社会が定める刑罰では計り知れない苦しみがあったのだろう。

★　死を望み、その妻は自殺を図ったという。しかし死にきれない。その姿を見かねて夫は手を貸した。今回の判決で夫は猶予付きの有罪判決を受けたが、これも社会的な刑罰を課したところでどうしようもない、悲しい出来事だ。

★　森鴎外の「高瀬舟」を思わせるような事件だが、人間の根幹に関わるような心の痛む事件だと思った。

宮内庁の意図

★　宮様の不登校問題、宮内庁の真意がよくわからない。

★　内々に処理するならともかく、宮内庁が記者会見で暴露するということは、何か意図があるのでは勘繰りたくなる。　

★　宮内庁は学習院に対して何か不満があるのだろうか。随分、後先のことを考えない発表だなと思った。

★　学習院が一般に広く開かれ世俗化したということか。

★　こうしたことも、皇室の政治利用につながらなければよいのだが。