じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

奥田英朗「ガール」

2019-05-06 19:03:02 | Weblog
★ 奥田英朗さんの短編集「ガール」(講談社文庫)から表題作を読んだ。

★ 異文化に触れるような作品だった(60歳のおじさんにとっては)。キャリアウーマンたちの火花が散るようなさや当てが印象的だった。

★ 大手広告代理店に勤める滝川由紀子。就職して10年、32歳。同僚、先輩、後輩それにクライアントの女性と張り合いながら、おしゃれに磨きをかけ、仕事もグイグイやっている。しかし、寄る年波には勝てない。「ガール」として生きることはもはや限界なのか。

★ うちの卒塾生も、最近は30歳を超えて結婚しない子が増えてきた。実家での生活が楽だという。理想を求めるあまりというのもありそうだ。ただ現実は厳しい。「価値下がってきたわー」との嘆きの声も。かといって結婚に焦らないところはたくましい。

★ この傾向は男も同じ。
コメント

青山七恵「かけら」

2019-05-06 18:08:15 | Weblog
★ 青山七恵さんの短編集「かけら」(新潮文庫)から表題作を読んだ。

★ 主人公の淡々とした独白で日常を語っているところは、「ひとり日和」と同じ感じ。

★ 両親、兄とその子ども、そして私の5人で行くはずだった「さくらんぼ狩りバスツアー」、兄の子ども(主人公の姪)が熱を出したため、父と私が二人で行く羽目に。年頃の女性と父親、最高に気まずい雰囲気だが、普段気づかない発見も。

★ 「かけら」というのは主人公が通い出した写真教室の課題。さて、どんな作品ができたことやら。
コメント