じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

人間レンタル業

2019-05-29 21:58:29 | Weblog
★ NHKのドキュメンタリーが「やらせ」だったとして話題になっている。いわゆる人間レンタル(代理代行)サービス。客として登場したのがレンタル会社の仕込みだったという。

★ ドラマやせめてバラエティなら良かったけれど、「ドキュメンタリー」ではまずいよね。

★ それはそれとして、人間レンタル業が「業」として成り立つことに興味をもった。問題の会社のホームページを見てみると多彩な代理代行が準備されている。結婚式や葬儀などへの代理出席はありうるかとも思うが、偽の親や友人を演出することに何か意味があるのかな。ニーズがあるというのが面白い。

★ お金を出して愚痴を聞いてもらったり(このあたりは外国ならカウンセラーあるいは精神科医の役割か)、中には叱ってもらうなんてメニューもある。何か寂しさを感じるけれど。

★ (生徒の代行を頼んで先生を演じることもできるのかな。こうなったらイメクラだね)

★ ドラマ「エレメンタリー」で、役者がシャーロックの父親を演じる場面があった。確かにニーズはあるんだ。「人間レンタル」は派遣業の延長か。

★ 大澤真幸「社会学史」(講談社現代新書)は277頁(索引を除く最終ページは632)まで読み進め、今はジンメルのところ。「社会」というもの、人によっていろいろな捉え方があるものだ。ジンメルは「結合と分離」という視点でそれを読み解く。「社交」(いわばタテマエのつきあい)を重視するという。ホンネ重視のルソーとの比較は面白かった。

★ 「社会学」って面白い。 
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