じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ドラマ「鬼平犯科帳」

2020-08-04 20:37:32 | Weblog
★ 8月に入り、塾業界は夏期講座真っ盛り。新型コロナ感染症の再流行にビクビクしながら、朝早くから、夜遅くまで、指導と授業の準備に明け暮れている。ささやかな楽しみは食事をしながらドラマ「鬼平犯科帳」を観ること。

★ 「鬼平犯科帳」、丹波版、萬屋版も記憶に残っているが、やはり二代目・中村吉右衛門さんが鬼平を演じるシリーズがなじみ深い。吉右衛門版「鬼平」は1989年から2016年の第9シリーズまで回を重ね、スペシャル版もいくつか放映された。

★ 今、第1シリーズの最終話までたどり着いた。30年以上も前の作品なのに、全く違和感がない。時代劇ならではだ。ただ残念なことに、俳優の方の何人かは既に鬼籍に入られた。

★ 極悪な盗賊を捕縛し、歯向かう者は容赦なく切り捨てる。スカッとする場面だが、そこに至るまでの密偵たちの地道な努力も見逃せない。勧善懲悪に留まらず、人情味あふれ(悪人にもそれなりの理由がある)、また味覚の話題なども良い味を出している。

★ ところで、話は変わって、昨今の新型コロナの再流行(第1波の後、あまりにも早い流行だ)はどうしたものか。病原体を運ぶのが人であるから、人と人の接触機会が増えれば当然ながら感染が広がる。

★ 2月、3月はあれだけ危機感を煽った政府、今回はどうも腰が重い。それに権力争いが見え隠れし、政府としての統一感が乏しい。総理大臣からして、積極的に前面に出てリーダーシップを果たそうという気概が感じられない。遂には「不健康説」まで飛び交う始末。すでに実質的には「菅(すが)政権」という論調も。

★ 政府がダメなら地方の首長ということで、「大阪モデル」とか「東京アラート」とか言葉は飛び乱れるが、何か空虚だ。都道府県の中には独自の「緊急事態宣言」を発するところも出てきたが、そのネーミングからしてまちまちで、混乱が増幅するばかり。

★ 「無策」も問題だが「迷走」は混乱に拍車をかける。政治は結果責任。まもなく起こるであろうオーバーシュートに、誰がどう対応するのだろうか。

★ 私のような零細塾は、近隣の感染情報にビクビクしながら(部活クラスターはかなり深刻だ。中高問わず、もはや2時間、3時間の活動時間を守ってはいないし、対外試合も結構活発に行われている)、手洗い、教室の消毒、換気の励行、生徒の空間的・時間的密集の回避といった地道な努力を続けるしかない。

★ 予定通り夏休みが終わり、2学期が始まるのさえ怪しい。来夏のオリンピックも無理な気がしてきた。12年後に延期してもらえばどうか。
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