じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ジャーナリスト殺害

2018-10-21 19:11:32 | Weblog
☆ トルコにあるサウジアラビア大使館内でサウジアラビア政府に批判的なサウジアラビア人記者が惨殺された事件。

☆ サウジアラビアは、当初「取り調べ中の事故」で処理しようとしていたが、トルコ政府や国際的な非難を受け、殺害の事実を認め、関係者を処分したようだ。皇太子が関与していたのかどうか、その点がセンシティブになっている。

☆ サウジアラビアと利権関係にあるアメリカ政府は、どうも立ち位置が定まらない。サウジアラビア政府を非難するのかそれとも擁護するのか。

☆ 国益を基準に天秤にかけているのだろうか。

☆ 今回の事件を受けて、サウジアラビアの歴史を簡単に見てみた。現在のサウジアラビアの建国は結構新しいようだ。アラビアのロレンスの活躍や部族間の対立もあって、結局今の王家が権力を掌握したという。しかし王家内の家族観闘争がまた激しい、異母兄弟が多すぎるゆえか血生臭い。

☆ 言論機関の弾圧、ジャーナリストへの圧力、世界が右傾化する中、嫌な感じがする。
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重増税率という考え方

2018-10-21 18:21:54 | Weblog
☆ 今朝の京都新聞「天眼」のコラム、浜矩子さんが「経済学の父が教える消費税」と題して書かれていた。

☆ アダム・スミスの「国富論」を引用し、消費税とはいかなるものかを解説、その逆進性を批判されていた。そして「軽減税率」があるなら「重増税率」もあって然るべきところだと主張されている。

☆ 示唆に富む発言だと思う。軽減税率でさえ小売店では混乱しそうだから、複数税率を設定することは実際には難しいだろう。しかし、別途「富裕税」のようなものを創設するのは可能だろう。

☆ 例えば資産税。土地や預貯金や株式など、お金持ちが大好きなものにもっと課税すれば良いのだ。個人に限らず、法人や団体にも適用すれば良かろう。宗教法人からも徴収すれば良いのではないか。

☆ もちろん国の実権を握っているこうした勢力が快く応じるとは思えない。埋蔵金はますます深いところに埋められるであろうし、タックス・ヘイブンを求めて、コンサルティングが活躍するかも知れない。富裕層はこうした手口には長けている。

☆ 最近急に話題になってきた「キャッシュレス」。これにもなんか裏があるような気がする。財務省が考えることはまず疑ってみることだ。彼らは庶民を朝三暮四で喜ぶサルみたいに思っているのでは、と言ってしまえば言い過ぎだろうか。 
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核軍拡へ進むのか

2018-10-21 10:40:00 | Weblog
☆ 中学「公民」の教科書の一節。「戦争や地域紛争を防ぐために、世界では軍縮が進められています。特に、一度に多くの人間の命をうばう核兵器、化学兵器、生物兵器などの大量破壊兵器の廃絶は重要です。核兵器については、アメリカとロシア連邦を中心に、削減する努力が続けられています。また、核保有国以外の国が核兵器を持つことを禁じる核拡散防止条約も締結されています。」(東京書籍 200頁)

☆ この記事の隣に「核・軍縮問題関連年表」が掲載されている。1987年の項には、米ソ・中距離核戦力(INF)全廃条約調印の記述がある。

☆ トランプ大統領は、この条約からの離脱を検討しているという。核軍縮は一転、核軍拡へと歩みを始めているようだ。

☆ 公民教科書の記述も、次回は大きく変わるかも知れない。
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映画「地上より永遠に」

2018-10-20 13:09:44 | Weblog
☆ 映画「地上より永遠に」(1953年)を観た。

☆ ハワイの陸軍基地に一人の上等兵・ブルーイットが転属してくる。ラッパの名手で元ボクサー。中隊長(大尉)は彼をボクシングチームに入れようとするが、彼は拒む。それから陰湿ないじめが始まる。

☆ 有能で道理をわきまえる下士官ウォーデン(バート・ランカスター)は彼をかばうが、自らは中隊長の妻と不倫中。

☆ そんな彼らに運命の日、1941年12月7日(日本時間では8日)がやってくる。

☆ 激しい戦闘シーンの後で、最後は静かなエンディングになっている。

☆ バート・ランカスター、デボラ・カーという美男美女のラブシーン。フランク・シナトラ(あんなサル顔だったんだね)の演技が見せ所だ。

☆ 女癖が悪そうな中隊長。なぜモテるのか不可解だった。
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悲しくも屈折した少年心理

2018-10-20 10:33:47 | Weblog
☆ 埼玉県で起きた高齢夫婦殺傷事件。逮捕された中学3年生の孫は「学校に許せない生徒がいて殺すつもりだった。家族に迷惑がかかるので、まず家族を殺してからにしようと思った」(共同通信社)と供述しているという。

☆ 人の心は複雑で、他人が推しはかることは難しい。何か事件が起こると理解できる理由を考えて納得しようとする。今回もこの断片的な供述の背後にどれほどの複雑な思いがあるのかはわからない。

☆ ただ、「真面目だが友達は少なかった」という教頭の発言から、この少年がいくつもの怒りや悲しみを心に堆積させていたのではないかと想像する。

☆ 「殺したいほど許せない生徒」、いじめやスクールカーストの存在をうかがわせる。意図的な悪意のあるいじめもあれば、人にちょっかいをださなければ気が済まない性癖をもった生徒もいる。加害者にとっては何気ない言動が人を傷つける場合も多い。

☆ 以前、弱い者をいじめたり、いたずらを繰り返す生徒に「なぜそんなことをするのか」と尋ねたことがある。彼は「面白いから」と無表情で答えた。背筋が寒くなる思いがした。童顔な彼から発せられたその言葉に悪魔性を感じだ。

☆ 今回の加害少年、鬱積された怒りが最愛の家族への凶器になってしまったのが悲しい。では、許せない生徒を殺して良いのかとなるとそれも許されまい。攻撃して道を開くか、一時的に退避するか。妥協できない少年の心が悲しい。

☆ 危機に直面している子どもたちは多いのかも知れない。「殺したいほど嫌なヤツ」というのは案外誰にも経験があるかも知れない。実行に移す壁をいかに高くするか。ストレスを発散する環境をどうつくるか。ストレスを生まない人間関係をどう構築するか。人が群れて生きる限り避けられない課題なのかも知れない。
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大麻合法化(カナダ)

2018-10-19 21:49:20 | Weblog
☆ カナダでは大麻(マリファナ)の所持、使用が合法化されるという。

☆ 合法化によって政府が管理し、裏マーケットを規制しようとするものらしい。松本清張「神々の乱心」の中で、当時の関東軍がアヘンを管理していたのと同じようなタテマエだ。

☆ 私人がばくちをすれば賭博や賭場開帳図利の罪に問われるが、公営ギャンブルは認められるようなものか。何か割り切れないものがあるなぁ。


☆ 日本では京都市の中学生が学校で大麻と吸っって問題になっていたが、ところ変わればという感じだ。

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改竄

2018-10-19 21:27:55 | Weblog
☆ 免震・制振装置のデータ改ざん問題。

☆ 改竄(かいざん)の竄は難しい漢字だ。穴かんむりに鼠(ねずみ)。鼠が穴に隠れることを表しているという。字義は「もぐる」「のがれる」「かくれる」。

☆ 自動車業界をはじめ、この手のニュースが続いている。日本の製造業はいよいよ危機なのか。

☆ 不祥事が起こるたびに現場のコンプライアンスがやり玉に挙げられるが、経営陣のコンプライアンス意識にこそ欠陥があると思える。企業の経営体質の問題だ。

☆ 今回の不祥事、企業内部からの指摘で明らかになったというから、せめてもの救いか(そのあたりの詳細はわからないが)。氷山の一角でないことを祈りたいものだ。
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映画「波止場」

2018-10-18 21:35:38 | Weblog
☆ 映画「波止場」(1954年)を観た。

☆ ニューヨーク港のある波止場、荷揚げの仕事はギャングに牛耳られ、港湾労働者を搾取することによって彼らは私腹を肥やしていた。そして自らの既得権益を守るためには容赦なく人を殺した。

☆ 施設から逃げ出した兄弟がいた。彼らはそのギャングたちのボスに拾われ、兄は法学をおさめて幹部になっている。弟はボクサーとして才能を発揮するが、八百長試合をして引退している。彼、テリーがこの映画の主人公。

☆ 彼はギャングの使い走りのような仕事をしていたが、ギャングの不正を証言しようとしていた親友殺害の片棒を担がされてしまう。テリーの苦悩が始まる。そんなとき親友の妹と出会い、恋に落ちる。神父の説教に心を動かされた、彼はギャングと距離の置こうとする。

☆ そんな彼をギャングのボスは許しはしなかった。勇敢に立ち上がったテリーと彼を取り巻く人々の変化。息詰まる心理戦の末、クライマックスに。

☆ テリー役にはマーロン・ブランド。「ゴッド・ファーザー」の重厚感とは違った若々しさが良かった。
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映画「巴里のアメリカ人」

2018-10-18 10:56:53 | Weblog
☆ 映画「巴里のアメリカ人」(1951年)を観た。

☆ 歌あり、ダンスあり、タップあり、そして恋愛あり。アメリカ人好みの音楽劇だった。きっと、映画界にとってはいい時代だったんだろうね。

☆ ストーリーは、第二次世界大戦後のパリ。戦争から解放され、かつてのような芸術の花が開いていた。多くの下積みの芸術家たちがその日暮らしの生活をして、腕を磨いていた。主人公のジェリー(ジーン・ケリー)もそんな一人。一流の画家を目指していた。そんな彼の前に金持ちの夫人が現れる。彼のスポンサーになるという。一方で彼は、ジャズ喫茶で出会った女性に一目ぼれしてしまう。彼女の名前はリズ。最初、彼女はジェリーを拒んでいたが、ジェリーの猛烈なアタックに遂に惚れてしまう。しかしそんな彼女にも秘密があった・・・。

☆ 戦後の解放感が感じられた。カラー映画ということで色彩豊かで、いくつか新しい見せ方が取り入れられていた。今だと簡単に編集できることも、当時は大変だったんだろうなぁと思った。

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医学部入試不正

2018-10-17 23:02:30 | Weblog
☆ 医学部の入試不正、OBの師弟の点数に加点したり、女性や浪人の合格を抑制したり、「公正」という意識はないようだ。

☆ あらかじめ告知してあるならまだしも、「知らぬが仏」とは無慈悲な。医師養成、特に私立大学における医師養成ってこんなものなのか。幕末からあまり変わらないね。

☆ 情実の裏側で現ナマが飛び交っているんだろうなぁ。あるところにはあるんだねぇ。

☆ 文科省はどこまで本気で不正をただすのかなぁ。不正は医学部だけなのかなぁ。
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