終末治療は本人の意思を。 2016-07-13 18:51:06 | 法話 今月は父の祥月。今でも心の片隅には「痛み止めを」と懇願する父に「これ以上打ったら心臓に負担が」と言い聞かせながらも「余命僅かの人に今我慢をさせる理由がどこにあるんだ」と問答を繰り返した葛藤の日々が。奇跡を望む子の心が、親の切望する痛み緩和の邪魔を。看病する者される者、難しい問題。
験を担ぐのも程々に。 2016-07-13 12:48:48 | 法話 出陣前「風林火山」の旗先に鳩が。それを見た家臣が「この戦は勝った」と。それに対し武田晴信(信玄は僧名)公は弓で鳩を射殺し「この度は鳩であったがカラスだったら負け戦か」と。その武田も出陣前には諏訪大社へ。無神論者の信長公も出陣前は熱田神宮に戦勝祈願を。信仰の捉え方が違うんだろうね。
その人が大事なら、心に鬼一匹を。 2016-07-13 06:31:15 | 法話 甘物が好物の父に食べてもらおうと檀家が我も我もと。彼岸参りは1日20家、つまり牡丹餅を20個、全て食べよる。当然体調に支障が。なので「お茶だけを」と。が檀家は「折角住職に」と不機嫌に。「早死にさせたいですか。本当の愛情とは何ですかね」と。「何だあの副住職は」と当時は嫌われてたね。