1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

腹を開いたら内臓が。数学の問題は出てこん。

2016-07-31 16:54:45 | 法話
医学部は相変わらず狭き門。まあ仕方が。人の命を預かる仕事だから。唯一点だけ。宮大工棟梁が「生まれつきの器用さは絶対に必要。ある程度までは伸びるが名うての匠なる人は生まれ持ったものが違う」と。そう考えると外科医志望者だけは器用さの確認を受験前にする必要が。一発勝負で将来名医の卵を。

仕事道具に拘らぬ人間はプロではない、と棟梁が。

2016-07-31 11:31:00 | 法話
棟梁から「寺を継ぐなら境内地に自らの汗を落とせ」と各お堂の修理を長年に渡り手伝わされた。「弘法筆を選ばず、という言葉があるがお大師さんは非常に筆には拘っていたんだ。当然だ。ノミ、カンナなど刃の手入れが不十分では大工も仕事にならん。拘るところは拘れ。プロとは選ばれる側の人間だ」と。

上に立つ者が身を削ってこそ。

2016-07-31 06:03:33 | 法話
身体の不自由な方が住み易い家は、健全者ならもっと住み易いと棟梁が。子供が理解出来る法話は、大人ならもっと理解出来ると高僧が。満たされている側の方々がそういう基準で世の中を回せば、全ての人が幸せに。人の苦しむ姿を見るより、人の喜ぶ姿を見る方が圧倒的に幸せを感じれる。そんな世の中に。