ヨーロッパ在住知人達に「テロ問題大変ですね」と打診すると「ここに住む人達はそう気にしていない。音楽会場の後方から突然マシンガンが火を。電車内で突然爆発が。心配しても仕方がない。そこにいたことを不運と思うしかない」と。良寛の教えの『先ずは受け入れよ』が頭を過ぎった。他人事ではない。
住職には「仏壇に茶や飯等備える必要は」と言う人も。そりゃ先祖がガツガツ食べるわけじゃ、が自分の気持ちの問題。生前と同じ様に接することで心の中に故人が生き続ける。人は習慣にせずば次第にそこから心が離れていく。勉強も仕事も怠け出したら歯止めが。墓捨て人の増加はこの心の欠如が原因かな。
檀家が「大恩人入院の話が外から耳に入りお見舞いにと思うが家族の方はそんな素振りも。伺っていいものか」と相談が。「私も経験がありますが『痩せ細って苦しんでいる姿を人に見せたくない』との本人と家族の意向もある。人がそうするからにはそうするだけの理由が。控えてあげるも思いやりです」と。