1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

何処からか来たんなら何処かへと帰るよ。

2016-07-03 17:24:48 | 法話
完全無信心の爺様が心筋梗塞で倒れ意識不明に。見舞いに行くと「英照さんよ。ウッと胸を押さえた瞬間に意識が飛んだ。18日後に目を、あっという間だった。想像してみ。漆黒の闇の中に意識だけ。体も音もない。どこに行けばいいやら。これ程心細い事はなかった。死んだらすまんが葬式はしてくれ」と。

大人の勝手の犠牲は常に子供。

2016-07-03 10:31:07 | 法話
檀家の男性が「親が離婚するだろうとは7歳くらいから薄々わかっていた。母親が家を出たり入ったりを繰り返していたから。弟と共に明るく振舞ってはいたが、家族の中は挨拶以外の会話は。4年後結論が。弟には大人の指示に従う事を言い聞かせた。僕は将来こんな家族は絶対作らないと誓った」と当時を。

人間に怠け者、勤勉者がいるからには。

2016-07-03 06:42:56 | 法話
人類の歴史は争い、奪い合い、殺し合いの歴史。そうした経験を積み重ね人間も少しは利口に。原爆投下が以来ないのもそれ。が人に欲がある以上争い事は皆無かと。弱肉強食が世の常である以上格差社会も。が過去の奴隷制度の経験から現在は理不尽な格差は。温故知新を心に置き常に理想と現実の見直しを。