檀家息子に「車の運転を職業にする人はドライブの趣味などない。大工を生業とする人は日曜大工の趣味などない。人が遊び、趣味と楽しんでいる物を天職としているケースは多々。なら趣味と仕事の差とは何。それでご飯が食べれるかどうか。お金を払う素人を納得させられる技量があるかどうか、だよ」と。
40年前介護を要する腰痛妻と主人が四国巡拝9年目の秋、同行者と主人が会話中妻が石段から落下。「終わった」と覚悟し近づくと妻が「腰痛が消えた」と笑顔で。この話に口の悪い檀家が「大師も人が悪い。巡拝1年目に転ばせてやれば」と。不思議話だが、そこまで継続していたからこそ貰えたご縁かと。
負け戦で殿(しんがり)は最も大事な仕事。つまり殿様を無事逃がす為戦さ場に踏み止まり敵の追っ手を食い止める役。1570年金ヶ崎の戦いで浅井、朝倉軍から信長を逃した秀吉の話は有名。死を覚悟の危険仕事だが成功すれば一気に出世街道。いつの世も人の嫌がる仕事をやった者だけが上のステージに。