イエス・キリストは有名な山上の垂訓の中で、弟子たちを「世の塩」に例えられたあと、「世の光」であることを話されました(マタイ5:13,14)。さらに、イエス・キリストは弟子たちに「あなた方の光を人々の前に輝かせ」るように教えました(マタイ5:16)。その内容がマタイの福音書に次のように記されています。イエスは何を弟子たちに指示されたのでしょうか。
「あなた方(弟子たち・クリスチャン)は世の光です。都市が山の上にあれば、それは隠されることがありません。人はともしびをともすと、それを量りかごのしたではなく、燭台の上に据え、それは家の中にいるすべての人の上に輝くのです。同じようにあなた方の光を人々の前に輝かせ、人々があなた方のりっぱな業を見て、天におられるあなた方の父(エホバ)に栄光を帰するようにしなさい」(マタイ5:14~16)。
イエスは上の聖句の通り、弟子たち・クリスチャンを「世の光」と言われました。さらに、イエスは弟子たちに「あなたがたの光を人々の前にかがやかせ」るように指示されました。「光」は聖書では、光と偉大な創造者エホバ神を結び付けています(詩編104:1,2)。「神(エホバ)は光であり、神との結びつきにおいてはいかなる闇もありません」と記されています(ヨハネ第一1:5)。神エホバは「天の光の父」であられます(ヤコブ1:17)。また、神エホバの教えを「通り道の光」と教えています(詩編119:105)。さらに、イエス・キリストは地上での神の王国の宣教期間中、神エホバの恵みを得ようとしている人々のために、神の目的とご意志に関する霊的な啓発を与える光となられました(ヨハネ9:8.イザヤ42:6,7;61:1,2.ルカ4:43:8:1)。イエス・キリストに信仰を働かせ、その追随者・クリスチャンとなった人々は、「光の子ら」になり、「世の光」になりました(ヨハネ3:21;8:12;12:35,36,40)。イエスが、上の聖句で宣べた「光を人々の前に輝かせる」とは、神エホバとイエス、並びに神の王国の良いたよりの真理を証すること、加えてクリスチャンとしての言葉と模範を業で示すことが含まれています(マタイ5:14~16.ローマ2:17,24)。人々の前に光を輝かす動機は、イエスの教えの通り、神エホバに栄光を帰すためであることを忘れないようにしたいものです(マタイ5:16)。現在エホバの証人のクリスチャンたちは、イエスのこの教えを守り行っています。あなたも、人々の前に光を輝かせているお一人であれば幸いです。
家から家 伝道の午後 蒸し暑し 今日の一句
庭植の雨の中の「スイートピー」