この事物の体制下では、人は誰もが老化によって死に至ることを知っています。あるいは老化以外にも、重い病気によっても死に至ることがあることを知っています。愛する家族の呼吸が止まり心臓が停止しすると、モニターの周期的な波形が生じなくなった時の人生最大の悲しみを経験された方もいらっしゃるに違いありません。愛する家族の手を握りしめていた家族にって、死はどうすることもできない悲しみと無力感を感じるものです。聖書にはどのような希望が記されているでしょうか。
この人の死後の状態を、諸宗教が、ある人は地獄に行き、良いことを行なった人は天国に行くとか、魂が生き残る、あるいは他の動物に生まれ変わる・輪廻転生の教え等々を説いています。この教えは正しく、私たちが見ている事実と一致しているのでしょうか。聖書は死後の状態を次のように説明し、私たちが観察し、知っている事実に合致した内容になっています。
「生きている者は自分が死ぬことを知っている。しかし、死んだ者には何の意識もなく、彼らはもはや報いを受けることもない。なぜなら、彼らの記憶は忘れ去られたからである」(伝道の書9:5)。
「・・・シェオル(人類共通の墓)、すなわちあなたの行こうとしている場所には、業も企ても知識も知恵も何もないからである」(伝道の書9:10)。
上の聖句に記されている通り、人は死ぬと何の意識もないこと、及び死後は業も企ても知識も知恵も何もないことが記され、私たちが観察して知っている事実と一致しています。あなたも、きっとこの事実をお認めになられるに違いありません。この明快な事実から死後に地獄で責め苦を受けるということはありません。また魂(魂とは、命または体全体を意味する言葉)が生き残る、ということもありません。何か他の動物に生まれ変わる、ということもありません。
聖書には、油注がれたクリスチャンの14万4千人が、天に復活し、神の王国政府の王イエス・キリストの構成員として地上の臣民・大群衆を導くことが記されています(啓示7:4、9、14;14:1~7)。既にこの天に復活する14万4千人は、選ばれています。
聖書には、人の亡くなった状態は、神エホバにとっては眠っている状態、であることをイエスを通して教えています(マタイ9:24)。ですから、神エホバは人が眠っている人の目を覚ますのと同じように、復活をさしてくださる喜ばしい保証された希望があります。次のように復活の保証の言葉が記されています。「そしてわたしは神(エホバ)に対して希望を持っておりますが、その希望はこれらの人たち自身もやはり抱いているものであり、義者と不義者との復活があるということです」(使徒24:15)。聖句に記されている「義者」とは、これまで神エホバに忠実に仕えて来た大群衆の真のクリスチャンの内、神エホバが邪悪な者たちを断ち滅ぼす「神の大いなる日の戦争」の裁きの日のハルマゲドンの到来の日までに亡くなられた方々を指しています(啓示7:9;16:14,16)。「不義者」とは、神エホバについて学び、ご意志を行なう機会がないまま、亡くなられた方を指しています。どちらも神エホバは公平に神の王国によって間もなく回復される義の宿る新しい社会・地上の楽園に復活をさしてくださるのです(ペテロ第二3:10~13)。神エホバの裁きの日に、地上で生活している「大群衆」の真のクリスチャンたちは、その裁きの日に保護され、地上に残り、そのまま義の宿る新しい社会・地上の楽園に招き入れられます(啓示7:9,14;21:1~5;22:1,2)。神エホバは命の源の愛ある親切に満ちる神なのです(詩編36:9.啓示4:11)。
生まれし地 奉仕の家の アジサイよ 今日の一句
妻の世話する「キューイフルーツ」