皆様方は、高等教育が進み、成績優秀な頭の良い方々が政治、経済、教育、警察機構、科学分野、民間企業、あらゆる分野の職業のリーダーになり、物事が進められているにも関わらず、不公正が蔓延し拡大、諸問題が次々生じ、なぜ悲しみ苦しみの涙を流す事象を克服できないのだろうか、とお考えになられたことは無いでしょうか。教育にも膨大な国家予算が用いられ、優秀な人材が社会に送り出され、かつ強大な国家警察機構がありながら、不公正・不義、諸問題が増加し、「対処しにくい危機の時代」を迎えているのがなぜだろうか、と、不思議に思われるのではないでしょうか(テモテ第二3:1)。人々は平安・公正(義)がゆきわたり、永続する満足のゆく生活が送れるようになることを望みながら、絶えず逆のことが生じ、歴史を通じて人類は、真の平和をもたらすことができないでいる理由は何でしょうか。聖書は、人類が諸問題を解決し、真の平和をもたらすことができない理由を次のように明らかにしています。
「また、わたしたち(イエスの弟子たち・真のクリスチャンたち)が神(エホバ)から出ており、全世界が邪悪な者(悪魔サタン)の配下にあることを知っています」(ヨハネ第一5:19)。
「その人たち(滅びゆく人たち)の間にあって、この事物の体制の神(悪魔サタン)が不信者の思いをくらまし、神の像(かたち)あるキリストについての栄光ある良いたより(神の王国の良いたより)の光明が輝きわたらないようにしているのです」(コリント第二4:4)。
「こうして、大いなる龍、すなわち、初めからの蛇で、悪魔またサタンと呼ばれ、人の住む全地で惑わしている者は投げ落とされ、その使いたちも共に投げ落とされた。・・・このゆえに天と天に住む者よ、喜べ!地と海(人類社会)にとっては災いである。悪魔が、自分の時の短いことを知り、大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである」(啓示12:9、12)。
上の聖句に示されている通り、この事物の体制の神は悪魔サタンであるゆえに、次々と諸問題が発生し、不公正(不義)が蔓延し、人々が悲しみ、涙を流す事象が生じます。悪魔サタンは全地で人々を惑わす者であり、特に1914年以降は、悪魔サタンとその使いたちが、自分の時の短いこと(神エホバによって間もなく無活動にされること)を知り、この地上に天から下ったことが記されており、1914年以降は、人類が苦しみの激痛を味わう「対処しにくい危機の時代」を迎えているのです(マタイ24:8.テモテ第二3:1)。多くの人々がありがたいもの、として崇めている「龍」は、啓示の聖句が示している通り、悪魔サタンであることを知って頂きたいと思います。龍を崇めて惑わされてはなりません。
啓示12章9節に、悪魔サタンは「初めからの蛇」と記されているのは、エデンの園で、悪魔サタンが蛇を使ってアダムの妻エバを神エホバは嘘をついている、と唆し、神エホバが「善悪の知識の木からは食べてはならない、食べる日に死ぬからである」と警告している実を食べ、神エホバに反逆し、人類社会に罪と死をもたらした「偽りの父」、「初めからの人殺し」だからです(創世記2:15~17;3:1~6.ヨハネ8:44)。
聖書は悪魔サタンの策略に打ち勝つ方法は、神エホバからの完全にそろった武具を装備し、対処するように教えています(エフェソス6:11~20)。最終的には神の王国の王イエスが、悪魔サタンを捕らえ無活動にした以降に完全に処断することが明らかにされています(啓示20:1~3,10)。聖書は、邪悪な悪魔サタンの配下の、この事物の体制を処断し、神の王国によって義の宿る新しい社会・楽園を回復し、真の平和を享受できるようにしたくださることを明らかにしています(ペテロ第二3:10~13.啓示21:3~5.;22:1,2)。聖書は諸悪の原因を取り除く、神エホバからの良いたよりが記されています。み言葉を学び、神エホバのご意志を行ない、神の王国の希望に堅く立つ方々は幸いです。
鯛泳ぐ 水族館の 風涼し 今日の一句
庭に咲いている「花センナ」