皆様方もご承知の通り、現在の社会は高い教育水準がゆきわたり、かつ情報化社会で、世界中の出来事が瞬く間に届く社会です。加えて第二次世界大戦以降には、各国は協力し国連を設立し、各国の紛争問題、食料不足問題、医療問題、教育問題、難民問題、核の拡散防止等々あらゆる問題を解決し、平和な社会を構築するように努力が払われて来ました。また、国連とは別にG7,G10,G20会議の名で知られる世界の主要国家が諸問題の解決のために話し合いをします。また個々の人々は何よりも平和な社会を望んでいます。人間社会は過去の教訓を学び、あらゆる政治、経済体制を通して安心、安全のゆきわたる平和、豊かな生活を達成したいと願いながら、諸問題の原因が除去できず、なぜこの世界は血も涙もない出来事で満ちているのでしょうか。その原因をご存じだったでしょうか。聖書はその答えを次のように教えています。
「わたしたちが神(エホバ)から出ており、全世界が邪悪な者の配下にあることを知っています」(ヨハネ第一5:19)。
上の聖句に記されている通り、イエスの弟子たち・真のクリスチャンたちは神エホバから出ていて、神エホバのご意志である、神の王国と神エホバの義(公正)をいつも第一に求めます(マタイ6:33)。また、真のクリスチャンたちは、神エホバから出る教えの実・霊の実の愛、喜び、平和、辛抱強さ、親切、善良、信仰(信仰とは明白な論証、証拠に基づき、抱く期待・希望が保証されていること)、温和、自制を培い、互いを愛します(ガラテア5:22,23.ヨハネ13:33,35)。もはや、戦いの武器を持たず、戦いも学びません(イザヤ2:4)。
一方、ヨハネ第一5章19節には、「全世界が邪悪な者の配下にある」と記しています。人間の目には見えない邪悪な者が強い影響力を及ぼし、この世界を配下にしていることを聖句は教えています。邪悪な者とは、イエスが教えられている通り、エデンの園での始まりにおいて人殺しであり、偽り者で、偽りの父の悪魔サタンのことです(ヨハネ8:44)。その悪魔サタンは全地で人々を惑わしている者です(啓示12:9)。この強力な悪魔サタンが一般の人々、政治、経済の指導者たち、諸宗教を支配、つまり全世界を配下にしているために、神エホバのご意志を学ばない人々を背後で操り、絶えず血も涙もない出来事が生じます。
特に現在は、1914年以降の「終わりの日の対処しにくい飢きん時代」にあり、人々は利他的ではなく、利己的であり、人間第一主義ではなく経済第一主義に陥り、自然の情愛がなく、粗暴な者、また神エホバを愛するより、快楽を愛するものとなり、他の人と容易に合意しない人々で蔓延しているからです(テモテ第二3:1~5)。また、聖書は邪悪な者とかたり(騙り)をかたる者は増々悪を行なうと、予告している通り、悪魔サタンは背後からこれらの人々を操るゆえに、血も涙もない出来事が次々に生じるのです。
しかし、落胆しないでください。間もなく神の王国の王イエスが、この悪魔サタンの支配する邪悪な事物の体制の諸要素と悪魔サタンを断ち滅ぼし、義の宿る新しい社会・地上の楽園を回復し、エホバのご意志を行なう大群衆を迎え入れ、真の平和を享受できるようにしてくださいます(ペテロ第二3:10~13.啓示7:14;18章~20:3,10;21:3~5:22:1,2)。あなたも、聖書の真理を学び、神の王国の希望に堅く立つ方のお一人であれば幸いです。
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絶句する 豪雨被災地 立ち上がる 今日の一句
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裏の畑の「女郎花に紅シジミチョウ」