聖書を学ばれたことのない方もモーセの名前はよくご存じでいらっしゃいます。しかし、モーセの奉仕者だったヨシュアについてはご存じない方も多いようです(ヨシュア1:1)。神エホバはモーセの死後、300万人を超えるエジプトから救出した民を約束のカナンの地(現在のイスラエル)にヨルダンを渡り導き入れるために、モーセの後継者としてヨシュアを任命されました(ヨシュア1:2~4)。さらに、エホバ神は、ご自身の目的を順調に賢く達成することができるように、次の通り、3回繰り返しヨシュアに「勇気を出し強くありなさい」と命じました。この記録を読むと、神エホバはご自分の目的をその通り成し遂げるために、前もって必要な導きを与えてくださる神であることが分かります。
「「あなた(ヨシュア)の命の日の限りだれもあなたの前に立ち向かう者はいない。わたし(エホバ)は、モーセと共にいたと同じように、あなた(ヨシュア)と共にいる。わたし(エホバ)はあなた(ヨシュア)を見捨てたり、全く見放したりはしない。勇気を出し、強くありなさい。あなたがこの民にその土地を、すなわちわたしが父祖たちに与えることを誓った所(カナンの地)を受け継がせるからである。
ただ勇気を出し、大いに強くありなさい。注意して、わたしの僕モーセがあなたに命じたすべての律法のとおり行うためである。それから右にも左にもそれてはいけない。どこに行ってもあなたが賢く行動するためである。この律法の書があなたの口から離れてはならない。あなたはそれを昼も夜も小声で読まなければならない。注意してそこに記されているすべてのことをそのとおりに行うためである。そうすればあなたは自分の道を成功させ、賢く行動できるからである。わたしはあなたに命じなかっただろうか。勇気を出し、強くありなさい。うろたえたり、おびえたりしてはならない。あなたがどこに行こうとも、あなたの神エホバが共にいるからである」」(ヨシュア1:5~9)。
上記の聖句に記されている通り、神エホバはヨシュアに「勇気を出し、強くありなさい」と、3回命じておられます。それは、ヨシュアが毎日み言葉を読み、その教えを黙想し、神エホバの教え・導きをその通りに行うためである、ことが記されています。神エホバの教え・導きをその通り行うことによって、ヨシュアは自分の道、すなわち神エホバの目的を成功させ、かつ賢く行動できるからでした。.神エホバのご意志を学び、導きをその通り遂行し、成功に導くためには、「勇気を出し、強くある」必要があるのです。神エホバの僕は、エホバ神の律法をその通り行うことは必須の条件であり、そのためにあらゆる試練に打ち勝つ「勇気と強さ」が必用なのです。この神エホバの教えは、現在の真のクリスチャンたちにも求められている事柄です。イエスのご指示通りに神の王国の良いたよりの真理を携え、家から家に伝道し、エホバ神のご意志の永遠の命の道に至ることができるように援助するためには、勇気と強さが求められます(マタイ24:14.ルカ4:43:8:1)。神エホバは臆病な者を忌み嫌われます(啓示21:8)。現在の社会は巧みに真理が軽視されています。そうした中で、あなたも真理を証しするために「勇気を出し、強く」日々歩まれている方であれば幸いです。
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ほうばれば スイカの甘さ 豊かなり 今日の一句

お訪ねした家の庭の「カリンの実」