イエス・キリストは有名な山上の垂訓の中で、人々がイエスの弟子たちを避難し、迫害し、あらゆる邪悪なことを偽って言うとき、あなた方は幸いです。歓び、かつ喜び踊りなさい、あなた方の報いは大きいからです、と励ましました(マタイ5:11,12)。その後に、イエスは弟子たちのことを「地の塩」と教えられました。マタイの福音書に次のように記されています。
「あなた方(弟子たち)は地の塩です。しかし、塩が効き目を失うなら、どうしてその塩けを取り戻せるでしょうか。外に投げ出されて人に踏みつけられる以外に、もはや何も使えません」(マタイ5:13)。
塩の効能は多くの方々がご存知のことと思います。塩は食物の調味料として私たちの食生活に欠かせないものです。また、塩には治療、薬用、及び殺菌に一定の効果があることでも知られています。モーセの律法下では、祭壇で味付けのためではなく、塩が腐敗や不朽のないことを表わしていました(レビ記2:11,13.エゼキエル43:24)。イエス・キリストは上の聖句に記されている通り、塩を比喩的に用いています。イエスはどのような意味で弟子たちのことを「地の塩」と言われたのでしょうか。その意味は、イエスの弟子たちは他の人々の霊的な腐敗と道徳の退廃を防ぐ保存的な影響力を持っていることを教えられました。弟子たちの教える神の王国の良いたよりの真理は、人々の命を保護することを教えられました。イエスの弟子たちは、今日の真のクリスチャンに至るまで、「地の塩」であることを銘記し、人々に神の王国の良いたよりを宣明しなければならないことを銘記さす、比喩的な表現を用いた教えとなっています。さらに、イエスは弟子たちに「地の塩」の効能を失うことがないように警告もなさっています。あなたも「地の塩」としての働きをされている方なら幸いです。
夕立や 里山白く 包みけり 今日の一句
道辺に咲いている「ノウゼンカズラ」